ゴルフの試合が中止になることはそう多くはないですが、見ていると年間に数試合はあるようですね。
順位は試合が成立した時点で決まるというのはわかりますが、賞金はどうなるのかが気になります。
100%支払われるのか、それともプレーした日数によって違うのか、ゴルフの試合が中止になった場合は、賞金はどうなるのでしょうか?
また、分け方は、通常通りなのでしょうか?
今回は、ゴルフが中止になると賞金の分け方はどうなるのか、実際のトーナメントでの実例なども見ていきます。
ゴルフが中止だと賞金の分け方はどうなる?
ゴルフの試合は、1日で終わるというわけではなく、ほとんどは男子が4日間、女子が3~4日間競技となっています。
しかし、ゴルフは自然を相手にするすぽスポーツであるため、必ずしもすべての日にプレーできるとは限りません。
強い雨や台風などの影響で、中止になることもあります。
テレビを見ていると獲得賞金は賞金総額の〇%になったとか、言っていますが賞金の分け方には何か決まりはあるのでしょうか?
これには、実際に選手が受け取る賞金と賞金ランキング上の賞金とで違いがあります。
ゴルフが中止~実際に選手が受け取る賞金は?
まず、実際に選手が受け取る賞金額ですが、これはその試合によって違います。
全額支払われる場合もあれば、75%となる場合もあるようです。
スポンサーの厚意ということになりますが、宣伝効果を考えるとスポンサーから見ると割に合わないかもしれませんね。
ゴルフが中止~賞金ランキング上の賞金は?
賞金ランキング上の賞金は、プレーした日数(ホール数)によって決められています。
国内男子ツアーは、出場選手が36ホールをプレー終了した時点で競技は成立となります。
そして賞金ランキング上の賞金は、4日間競技で72ホールのところ、2日間の36ホールの場合は50%減額、3日間の54ホールの場合は25%減額となります。
ゴルフが中止の賞金の分け方~寄付の場合も
ゴルフの試合が中止になった場合の賞金がどうなるかはわかりました。
中心になった賞金の実際の分け方は選手にいくことが多いですが、過去には寄付した場合もあります。
昨年2018年開催予定だった国内男子ツアーのANAオープン2018です。
ANAオープン2018の直前、北海道では北海道胆振東部地震が発生し、札幌GC輪厚コースで開催を予定していたANAオープン2018は開催中止となりました。
日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、賞金の一部を被災地支援のための寄付金としました。
中心になった賞金の実際の分け方としては、だれもが納得できるものといえるでしょう。
ゴルフのトーナメントが中止になった実例
ゴルフのトーナメントが中止になった実例は、3日間競技あるいは4日間競技のうち1日が中心になった例は数多くあります。
しかし、4日間競技のうち2日間、つまり競技の半分が中心になった例は少なく、国内男子ツアーではこれまでわずかに7試合です。
ここ10年では、2017年のブリヂストンオープン、2011年のフジサンケイクラシックがあります。
ちなみに女子ツアーでは、2011年のヨコハマタイヤゴルフトーナメント・PRGRレディスカップが東日本大震災の影響により1日目を消化して中止となっています。
他には、2011年の東日本大震災の影響で「Tポイントレディスゴルフトーナメント」「ヤマハレディースオープン葛城」「スタジオアリス女子オープン」の3試合が、2016年には熊本地震の影響で「KKT杯バンテリンレディス」など3試合が初日から中止となっています。
ゴルフが中止の時の賞金の分け方~まとめ
今回は、ゴルフが中止になると賞金の分け方はどうなるのか、実際のトーナメントでの実例なども見てきました。
ゴルフの試合が中止になった場合の分け方は、選手が受け取る賞金はその試合によって異なり、賞金ランキング上の賞金は、プレーした日数(ホール数)によって決まっています。
中止の場合の賞金の分け方は、選手に全額支払われるか、寄付金として使われることもあります。
プロゴルフの試合では1日だけ中止になることは割と多いですが、4日間競技のうち2日間が中心になった例は少なく、国内男子ツアーではこれまでわずかに7試合しかありません。
選手よりスポンサー側にとっては、宣伝効果を考えると中止になるかどうかは、頭の痛いところだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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