ゴルフではティーショット(第1打)でボールをティーアップして打つことができます。
ティーアップすると芝の上からより打つよりは楽に打てるので、初心者の頃は特にお助け的なイメージがありました。
何の疑問もなしにティーアップしているゴルファーも多いのではないかと思いますが、逆にティーアップしたボールを打つことに苦手意識を持つゴルファーもいるようです。
では、苦手だということでゴルフでティーアップしないのはルール違反になるのでしょうか?
今回は、ゴルフのティーショットでティーアップしないのはルール違反なのか、またティーアップ苦手意識の解消法についても考えてみます。
ゴルフでティーアップしないのはルール違反?
ゴルフを始めたばかりの頃は、ティーショット(第1打)ではティーアップするのが当たり前のことと思っているゴルファーは多いのではないかと思います。
筆者がまさにその典型的な例で、何の疑いもなくティーショットではティーアップするものだと思っていました。
しかし、ティーイングエリアでティーアップしなければならないというルールはありません。
ゴルフ規則では、「地面に刺したり置いたティー。または地面から直接」とあります。
なので、ドライバーなどのウッドでもアイアンでもティーアップするかしないかはゴルファーの自由です。
さらに、ティーイングエリア内では凸凹を平らにしてからプレーできるので、ゴルファーにとってかなり自由度が高いともいえます。
実際に、ローラ・デービース選手(イギリス)などはティーイングエリアの芝をティーアップのように盛り上げてボールを置いて直接、ドライバー・ショットをしていました。
こうれは直ドラと呼ばれていて大変ユニークですが、最近はフェアウェイではともかくティーショット(第1打)でやってる選手はほとんど見なくなりました。
このあたりは、スイングの変遷とも関係しているのかもしれませんね。
ゴルフのティーアップ~苦手意識の解消法
ゴルフでティーアップしないのは、ルール違反でもなんでもないことがわかりました。
しかし、中にはティーアップしてボールを打つのが苦手だというゴルファーもいます。
それもドライバーなどのウッド系よりもアイアンやウエッジで苦手意識を持っているケースが多いようです。
スイングがアッパー気味ですくい打ちのゴルファーには上から打ち込んでいくアイアンやウエッジでは、ティーアップしたボールは当然、打ちにくいはずです。
そんな時にはコースでスイングをあれこれいじるよりは、思い切ってティーアップしないか、あるいはティーアップしたとしても高さを低く抑えて上から打ち込んでいく意識でスイングするのがおすすめです。
筆者もそうでしたが、すくい打ち気味のゴルファーはティーアップしないのも不安があると思うので低いティーアップは特におすすめです。
ぜひ、試してみて下さい。
いずれにしてもその日の調子をみて、ティーアップするしない、あるいはティーの高さを調整してみるのがいいでしょう。
ゴルフのティーアップのスイングの練習
ゴルフでティーアップした場合の苦手意識の解消法として、筆者の体験談も含めて紹介してきましたが、やはりアイアンやウエッジでもティーアップして打てるようになりたいものです。
それには練習場ではティーアップしたボールをアイアンやウエッジで打つ練習をするのがおすすめです。
たいていの練習場では人工芝のマットの上に置いたボールを打っていますが、マットだと多少ダフったとしても滑ってくれるのでミスショットでも気がつかないことがあります。
しかし、ティーアップしたボールならダフってしまうとゴムティーを打ったのがはっきりとわかります。
アッパー気味ですくい打ちした場合には、ボールが高く上がって距離が出ないですし、逆にダウンブロー、あるいはスイングの最下点でボールを捉えた場合は、手に伝わる感触もよくマットからナイスショットした時と変わらない弾道でボールが飛んでいくでしょう。
決して難易度は低いわけではありませんが、ティーアップしたボールを打つ苦手意識の解消法としては最適の練習法ではないでしょうか。
ゴルフでティーアップしないのはルール違反?~まとめ
今回は、ゴルフのティーショットでティーアップしないのはルール違反なのか、またティーアップ苦手意識の解消法についても見てきました。
ゴルフのティーショットでティーアップしないのはルール違反ではなく、ティーアップするしないはゴルファーの自由です。
ティーアップ苦手意識の解消法については、コースではティーアップしないか、あるいは低いティーアップがおすすめです。
また練習場では、ティーアップしたボールをアイアンやウエッジで打つ練習をするのがおすすめです。
最終的には苦手意識のあるなしではなく、その時々に応じてティーアップするしないを使い分けられれば理想といえるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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