2018年のステップアップツアーで4勝をあげて賞金女王となり、2019年シーズンからレギュラーツアーに参戦している河本結選手ですが、早くも「アクサレディス2019」で初優勝を飾っています。
その後も度々、優勝争いに加わっており2勝目もそう遠くはなさそうです。
河本結選手は現在女子ゴルフ界を席巻している黄金世代のひとりですが、将来はアメリカツアーでの優勝を目指しています。
そんな河本結選手のシャフトも含めたクラブセッティングは、どんな感じなのでしょうか?
今回は、ドライバーからアイアン・ウエッジまでシャフトも含めた河本結選手のクラブセッティングを見ていきます。
河本結のクラブセッティング
河本結選手のクラブセッティングを見てみると、パター以外はドライバーからウエッジまできれいにキャロウェイで統一されています。
構成は、ウッド系はドライバーとスプーンの2本、ユーティリティが2本、アイアンは5番からで、ウエッジはピッチングウエッジを入れると4本というクラブセッティングです。
ウエッジの本数を見てもわかる通り、どちらかというとショートゲームにウエイトを置いたクラブセッティングといえそうです。
では、ドライバーからアイアン・ウエッジまでシャフトも含めた河本結選手のクラブセッティングを詳しく見ていきましょう。
河本結のドライバー2020
キャロウェイ:「マーベリック・マックス」(9度)
シャフト:フジクラ「スピーダー569エボリューションⅣ」(45.75インチ・フレックスSR)
河本結選手の2020年最新の使用ドライバーは、キャロウェイの「マーベリック・マックス」のチェンジしています。
平均飛距離が以前より10ヤード近く伸びてアメリカツアー優勝に向けて大きな武器になってくれることでしょう。
河本結のドライバー2019
キャロウェイ「エピックフラッシュ サブゼロ」(8.5度)
シャフト:フジクラ「スピーダー569エボリューションⅣ」(45インチ・フレックスS)
ドライバーは、以前は同じキャロウェイの「ローグ」を使用していましたが、2019年はこの「エピックフラッシュ サブゼロ」に変えて飛距離が約20ヤードも伸びたとのことです。
ギアを変えただけで20ヤードも違うのですから、ツアー初優勝の大きな武器になったのは間違いないところでしょう。
ロフト角が8.5度とかなり立ったモデルを使用しており、なかなかハードなスペックですね。
河本結のフェアウェイウッド2020
3W(スプーン)
キャロウェイ「ローグスター」(15度)
シャフト:フジクラ「スピーダー569エボリューションⅣ」(43インチ・フレックスSR)
河本結選手の2020年最新のフェアウェイウッドは、使用しているモデルは同じなのですが、2019年の2本体制から3W(スプーン)のみの1本体制になっています。
河本結のフェアウェイウッド2019
3W(スプーン)
キャロウェイ「ローグスター」(15度)
シャフト:フジクラ「スピーダー661エボリューションⅣ」(43インチ・フレックスS)
5W(クリーク):キャロウェイ「ローグスター」(18度)
シャフト:フジクラ「スピーダー661エボリューションⅣ」(42インチ・フレックスS)
フェアウェイウッドは、スプーンとクリークの2本をバッグに入れています。
どちらも同じキャロウェイの「ローグスター」を使用しており、シャフトはドライバーからフジクラのエボリューションで統一しており、この辺はクセのないクラブセッティングに感じます。
河本結のユーティリティ2020
3U・4U
キャロウェイ:「XR OS ユーティリティ」(19度・22度)
シャフト:フジクラ「MCH70」(39.5インチ・フレックスS)
河本結選手の2020年最新のユーティリティは、フェアウェイウッドが1本体制になった代わりにユーティリティが2本体制になっています。
5W(クリーク)の代わりにバッグに入ったのが、2019年と同じキャロウェイ「XR OS ユーティリティ」の19度です。
5W(クリーク)と比べると飛距離は落ちていると思われますが、より正確性を重視したいということでしょう。
河本結のユーティリティ2019
キャロウェイ:「XR OS ユーティリティ」(22度)
シャフト:フジクラ「MCH70」(39.5インチ・フレックスS)
ユーティリティはキャロウェイの「XR OS」を使用しており、OSはオーバーサイズのことを意味しています。
その名の通り、少し大きめのヘッドでウッドタイプのユーティリティで、低重心・低スピンを実現したモデルです。
河本結のアイアン2020
キャロウェイ:「Xフォージド」(5番〜PW)
シャフト:NSプロ850GH(フレックスS)
アイアンは5番アイアンからのセッティングとなっていますが、2019年と同じキャロウェイ「Xフォージド」を継続して使用しています。
ロフト角が5番アイアンで26度ということで、どうしてもユーティリティとの飛距離差が出てしまいますが、難しいところですね。
もし15本バッグに入れていいのなら、4番アイアンかユーティリティをもう1本追加するのではないでしょうか。
河本結のウエッジ2020
キャロウェイ:「マックダディ・フォージド」(48・52度)
シャフト:NSプロ950GH(フレックスS)
キャロウェイ:「ジョーズ」(58度)
シャフト:NSプロ950GH(フレックスS)
河本結選手の2020年最新のウエッジは、58度のみ「ジョーズ」に替えています。
よりスピン性能を求めてのチェンジでしょう。
河本結のウエッジ2019
キャロウェイ:「マックダディ・フォージド」(48・52・58度)
シャフト:NSプロ950GH(フレックスS)
ウエッジは、キャロウェイの「マックダディ・フォージド」を使用しており、ロフト角の差も48・52・58度と流れもいいですね。
シャフトもアイアンよりやや重めのNSプロ950GHを挿していて細やかな配慮を感じさせます。
河本結のパター2020
オデッセイ:「トゥーロン アトランタ」
2019年シーズンの開幕戦では「オーワークス ♯7s」を使用していましたが、優勝した4戦目のアクサレディス2019から「トゥーロン アトランタ」を使用しています。
極太グリップやクロスハンドグリップの採用などパターに関しては貪欲にいいと思ったものは何でも取り入れているようです。
今はお気に入りでエースパターかもしれませんが、パターもどんどん変えてくるかもしれませんね。
2020年シーズンも継続して使用しています。
河本結の使用ボール
キャロウェイ:「クロムソフト X ボール トリプル・トラック」
素材にはグラフェンを採用し、コア2層+カバー2層の4ピース構造のボールです。
打感はソフトでありながら抜群の飛距離性能とスピン性能を誇り、ドライバーでは低スピンで強弾道、アプローチでは高いスピン性能を発揮します。
河本結のスイング
現在女子ツアーでバーディ率1位の河本結選手ですが、スイングも素晴らしいですね。
持ち球はフェードボールですが、思い切りと振り抜きの良さが感じられるスイングです。
体の回転が止まったりインパクトで手を使うとフェースが返ってしまい、左に飛ぶミスが出やすいと思いますが、体の回転を先行させながら腕を振って左に行かないようにフェードを打っているように思います。
フェードでも飛ばせるスイングが小気味いいですね。
河本結のクラブセッティング~まとめ
今回は、ドライバーからアイアン・ウエッジまでシャフトも含めた河本結選手のクラブセッティングを見てきました。
河本結選手のクラブセッティングは、ウッド系はドライバーとスプーンの2本、ユーティリティが2本、アイアンは5番からで、ウエッジはピッチングウエッジを入れると4本というクラブセッティングで、パター以外はキャロウェイで統一されています。
ウエッジはピッチングウエッジを入れると4本体制と充実しており、どちらかというとショートゲームにウエイトを置いたクラブセッティングといえます。
河本結選手は将来はアメリカ・ツアーでの優勝を目指しており、今後の活躍が期待される選手のひとりです。
攻撃的なゴルフがさらにレベルアップするのを見せてくれるのが楽しみですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※プロゴルファーは状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
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