ゴルフコースには、さまざまな色の杭があります。
初心者の頃はこの杭の色や種類がよくわからずに頭の中が?マークだったのを覚えています。
しかし、ゴルフではこの杭の色や種類はルール上、とても大切な意味があります。
知らずに抜くとペナルティになることもあります。
はたしてゴルフコースの杭は、種類や色でどんな違いがあるのでしょうか?
今回は、ゴルフコースの杭の種類と色の違い、抜くのはペナルティなのか、見ていきたいと思います。
ゴルフコースの杭の種類と色の違い
まず最初にゴルフコースの杭にはどんな種類があるのか見ていきましょう。
ゴルフコースの杭の種類は、色の違いによって分けられていて、以下の4種類があります。
・白杭 → OB杭
・黃杭 → ワンぺナ杭
・赤杭 → ハザード杭
・青杭 → 修理地杭
それぞれの杭の色の違いを簡単に紹介しましたが、杭の色の違いによる意味とルールの違いをきちんと把握しておかないとスコアも正しくつけられないばかりか、同伴プレイヤーにも迷惑をかけてしまいます。
次に詳しく説明していますので、ここで、しっかりと覚えておきましょう。
ゴルフコースの杭の色の違いと意味・ルール
ゴルフコースの杭は、色の違いによって4種類あることはわかりましたが、それぞれ意味とルールにも違いがあります。
4種類もあると意味とルールを覚えるのは大変ですが、知っておかないとその場であわてることになってしまいます。
以下に、ゴルフコースの杭の色の違いと意味・ルールをまとめました。
ゴルフコースの杭の色の違いと意味・ルール~白杭(OB杭)
4種類ある杭の中でも白杭が最も馴染み深く(?)、わかりやすいのではないでしょうか?
意味はOBラインを示す杭で、ボールが白杭の外側に出てしまったなら1打罰を加えて「暫定球」を宣言して打ち直すか、ローカルルールで「前進4打」がある場合は特設ティーから4打目でプレーを続行することになります。
さらに新ルールでは、この前進第4打(プレイング4)がなくてもそのOBした付近から2打罰で打てるようになりました。
例えば、ティショットの1打目がOBの場合、OBした付近から1クラブレングス以内にボールをドロップし4打目としてプレーを続行することもできます。
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ゴルフコースの杭の色の違いと意味・ルール~黃杭(ワンぺナ杭)
黃杭はワンぺナ杭で、意味はウォーターハザードを意味します。
ルール上はボールが黄杭の外側に出てしまったなら1打罰を加えて打ち直します。
なお、黄杭の外側に行ってしまったボールは、打てる状態にあっても打つことはできません。
処置の方法として、次の2つがあります。
・ボールが最後に黄杭のラインを超えた地点から2クラブレングス以内にドロップし、1打罰を加えてプレーを続行します。
・ボールが最後に黄杭のラインを超えた地点とピンを結ぶ後方線上にドロップし、1打罰を加えてプレーを続行します。後方線上であればどれだけ下がってもかまいません。
ともにティーアップはできません。
ゴルフコースの杭の色の違いと意味・ルール~赤杭(ハザード杭)
赤杭はハザード杭ですが、こちらの意味はラテラル・ウォーター・ハザードです。
赤杭は黄杭と似ていますが、最大の違いは
・打てる状態であれば無罰でそのまま打ってもかまわない
・元の場所から1打罰を加えて打ち直しができること
です。
打てない状態の場合は1打罰を加えて打ち直しとなりますが、処置の方法は黄杭と同じです。
ただし、ハザードエリア内ではソールはできませんので、注意が必要です。
バンカーと同じと考えるといいでしょう。
ゴルフコースの杭の色の違いと意味・ルール~青杭(修理地杭)
青杭は修理地を意味し、青杭を超えてしまった場合は無罰でホールに近づかない場所(2クラブレングス以内)にドロップしてプレーを続行します。
青杭はありませんが、サブグリーンに乗ってしまった時も同じ処置になります。
ゴルフコースの杭を抜くのはペナルティ?
このゴルフコースの4種類の杭ですが、プレーしていると運悪く杭の近くにボールが止まってしまい、打つ時に杭が邪魔になってしまうことがあると思います。
そんな時、杭を抜くのは問題ないのでしょうか?
ゴルフコースの4種類の杭の中で抜くとペナルティが科せられるのは、白杭(OB杭)だけです。
扱いとして、白杭(OB杭)は動かしてはいけない障害物で、万が一抜くと2打罰になりますので要注意です。
ただし、ローカルルールで白杭(OB杭)を動かせる障害物として扱っている時は無罰で抜く事ができます。
白杭(OB杭)以外は、抜くことができる場合は動かせる障害物としての扱いになるのでスイングの邪魔になるような場合は、無罰で抜くことができます。
ヤード杭も同様です。
ゴルフコースにはヤード杭もあった~意味は?
ゴルフコースにはもう1種類、ヤード杭もありましたね。
ヤード杭は単にグリーンまでの残りの距離を示している杭で、他の4種類と違って特にルール上の意味や処置の方法などはありません。
ゴルフコースによっては残りの距離を数字で示しているコースもありますが、白線の本数によって残りの距離を示しているコースが多いです。
白線の本数によって、
・白線が1本 → 残り100ヤード
・白線が2本 → 残り150ヤード
・白線が3本 → 残り200ヤード
となります。
なお、ヤード杭による残りの距離の表示は、グリーンセンターまでの距離の場合とグリーンエッジまでの距離の2通りがあります。
どちらの表示かはスコアカードか、またはカート内に表記されているのでスタート前に確認しておきましょう。
ゴルフコースの杭の種類と色の違い~まとめ
今回は、ゴルフコースの杭の種類と色の違い、抜くのはペナルティなのか、見てきました。
ゴルフコースの杭は、色の違いによって以下の4種類があり、抜くとペナルティが科せられるのは白杭(OB杭)だけです。
・白杭 → OB杭
・黃杭 → ワンぺナ杭
・赤杭 → ハザード杭
・青杭 → 修理地杭
ゴルフコースの杭は4種類もあり意味とルールを覚えるのは大変ですが、ゴルファーなら知っておかなければならないことです。
他にヤード杭もありますが、他の4種類と違って特にルール上の意味や処置の方法などはありません。
この記事が少しでもみなさんのお役に立てば、うれしいです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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