コルダ姉妹の妹で、2021年シーズンにメジャー初優勝を果たし、また東京オリンピックでは金メダルを獲得したのがアメリカのネリー・コルダ選手です。
身長が高くスラリとしていますが、放たれるドライバーの平均飛距離は270ヤードを超え、いとも簡単にゴルフをしている印象があります。
大躍進を遂げたネリー・コルダ選手のクラブセッティングは、どうなっているのでしょうか?
今回は、ネリー・コルダ選手のクラブセッティングや身長などプロフィールなどを見ていきたいと思います。
ネリー・コルダのクラブセッティング
ネリー・コルダ選手のクラブセッティングは、テーラーメイドを中心としたものです。
ドライバー以下、フェアウェイウッドは3W(スプーン)と7W(ヘブン)の2本、ユーティリティは現在不明、アイアンは5番~PWの6本、ウエッジが2本にパターというクラブセッティングです。
5W(クリーク)を入れずに7W(ヘブン)を採用しているのが目を引きますが、概ねオーソドックスでやさしいクラブセッティングといえるのではないでしょうか。
以前はタイトリストを中心としたクラブセッティングでボールまでタイトリストで固めていましたが、2023年初戦からテーラーメイドに一新しています。
では、ネリー・コルダ選手のクラブセッティングを見ていきましょう。
ネリー・コルダのドライバー2023
テーラーメイド:「ステルス2 HD」(9度)
ネリー・コルダ選手の使用するドライバーは、テーラーメイドの「ステルス2 HD」です。
「ステルス2 HD」は高弾道で飛ばせるカーボンウッド採用モデルで、優れた飛距離性能と高い寛容性が特徴です。
ネリー・コルダ選手は以前からドライバーはミスに強く、やさしいモデルを求めていることは一貫して変わらないようです。
2021年の使用ドライバー
タイトリスト:「TSi1ドライバー」(10度)
シャフト:グラファイトデザイン「ツアーAD IZ-6」(フレックス:S)
ネリー・コルダのフェアウェイウッド2023
3W(スプーン)・7W(ヘブン)
テーラーメイド:「ステルス2 フェアウェイウッド」(15度・21度)
ネリー・コルダ選手のフェアウェイウッドは2本体制で、使用するモデルはテーラーメイドの「ステルス2」です。
やはりドライバー同様にミスに強くてつかまりもよく、高弾道と直進性の高さが魅力です。
5W(クリーク)ではなく7W(ヘブン)を採用しているのは、グリーンを狙う時により高弾道で止めたいからかもしれません。
2021年の使用フェアウェイウッド
3W(スプーン)
タイトリスト:「TSi2」(15度)
シャフト:フジクラ「VENTUS RED 70」(フレックス:S)
7W(ヘブン)
タイトリスト:「TSi2」(21度)
シャフト:三菱ケミカル「TENSEI AV RAW BLUE 75」(フレックス:S)
ネリー・コルダのユーティリティ2021
UT5
ピン:「G410ハイブリッド」(25度)
ネリー・コルダ選手の使用するユーティリティ2021は、ピンの「G410ハイブリッド」で、唯一、タイトリストではないブランドです。
ユーティリティだけピンを使う理由はよくわかりませんが、よほど慣れ親しんでいるのか、ネリー・コルダ選手にとってスペシャルな1本なのかもしれません。
※2023年はユーティリティを使用しているかどうかは不明です。(2022年1月20日時点)
ネリー・コルダのアイアン2023
5番・6番
テーラーメイド:「P770」
7番~PW
テーラーメイド:「P7MC」
ネリー・コルダ選手の使用するアイアンは、5番と6番がテーラーメイドの「P770」、7番からPWが同じくテーラーメイドの「P7MC」です。
「P770」はコンパクトな形状の中空構造アイアンで飛距離性能と操作性を兼ね備えたやさしいモデル、「P7MC」はキャビティバック・モデルですが、マッスルバック・モデルの「P7MB」にやさしさが加わったアスリートモデルです。
ヘッドは小ぶりですが、軟鉄鍛造で打感もよくツアープロが求める性能を満たしています。
2021年の使用アイアン
5番~PW
タイトリスト:「T100」
シャフト:トゥルーテンパー「スチールファイバー i80CW」(フレックス:S)
ネリー・コルダのウエッジ2023
50度・54度
テーラーメイド:「ミルドグラインド 3」
ネリー・コルダ選手の使用するウエッジは、テーラーメイドの「ミルドグラインド 3」で、2本体制です。
以前の流れから考えると、もう1本58度のウエッジが入っていてもおかしくないといえます。
2021年の使用ウエッジ
50度・54度・58度
タイトリスト:「ボーケイ デザイン SM8」
シャフト:トゥルーテンパー「スチールファイバー i95CW」(フレックス:S)
ネリー・コルダのパター2021
スコッティ・キャメロン:「スペシャルセレクト スクエアバック2 プロトタイプ」
ネリー・コルダ選手の使用するパターは、スコッティ・キャメロンの「スペシャルセレクト スクエアバック2 プロトタイプ」です。
「スペシャルセレクト スクエアバック2」はピンタイプのミッドマレットで、スコッティ・キャメロンらしいシャープな印象です。
ニューポートなどのブレードタイプよりソール幅が広く、寛容性はやや高いと思われます。
※ネリー・コルダ選手の2023年の使用パターは不明です。(2022年1月20日時点)
ネリー・コルダの使用ボール2023
テーラーメイド:「TP5」
ネリー・コルダ選手の使用するボールは、テーラーメイドの「TP5」です。
同じテーラーメイドの「TP5X」より柔らかい打感で、スピン量が多いといわれています。
2021年の使用ボール
タイトリスト:「プロV1」
テーラーメイドのボール「TP5」と「TP5X」の違いなどは、こちらをご参照下さい↓↓

ネリー・コルダの身長などプロフィール
続いて、ネリー・コルダ選手の身長などプロフィールを見ていきましょう。
ネリー・コルダ選手は1998年7月28日、アメリカのフロリダ州で、1998年全豪オープンの男子シングルス優勝者の父・ペトルさんと元テニス選手の母・レジナ・コルドバさんの間に生まれました。
姉・ジェシカもプロゴルファー、さらに弟のセバスチャン・コルダはプロテニス選手ということで、ゴルフをするには大変恵まれたスポーツ一家の出身です。
見た目通り身長が高く、177cmと長身です。
2016年にプロ転向し、2018年の「スインギング・スカーツLPGA台湾選手権」でツアー初優勝を飾り、ツアー3組目の姉妹優勝を達成しました。
順調に実績を積み重ね、2021年「全米プロゴルフ選手権」でメジャー初優勝を飾り世界ランキング1位を獲得、同年8月の東京オリンピックでは金メダルを獲得し世界のトッププレイヤーに上り詰めています。
ネリー・コルダ選手の身長などプロフィールは、以下の通りです。
ネリー・コルダの身長などプロフィール
名前
ネリー・コルダ
生年月日
1998年7月28日
身長
177cm
出身地
アメリカ合衆国フロリダ州ブラデントン
プロ転向
2016年
ツアー優勝
通算8勝
スインギング・スカーツLPGA台湾選手権2018・2019
ISPS HANDAオーストラリア女子オープン2019
ゲインブリッジ選手権2021
マイヤーLPGAクラシック2021
全米女子プロゴルフ選手権2021
ペリカン女子選手権2021・2022
東京オリンピック金メダル獲得
ツアー成績などは2023年1月20日現在のものです。
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ネリー・コルダのクラブセッティング~まとめ
今回は、ネリー・コルダ選手のクラブセッティングや身長などプロフィールなどを見てきました。
ネリー・コルダ選手のクラブセッティングは、テーラーメイドを中心としたもので、ドライバー以下、フェアウェイウッドは3W(スプーン)と7W(ヘブン)の2本、アイアンは5番~PWの6本、ウエッジが2本にパターという構成です。
5W(クリーク)を入れずに7W(ヘブン)を採用しているのが特徴ですが、全体的にミスに強いやさしいクラブセッティングといえるでしょう。
プロフィールは身長177cmと長身で、2021年に「全米プロゴルフ選手権」でメジャー初優勝を飾り世界ランキング1位を獲得、東京オリンピックでは金メダル獲得と一気に世界のトップに上り詰めました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※プロゴルファーは状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
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