2019年にプロデビューし、2020年にはメジャー初出場初優勝を飾り、瞬く間にスターダムを駆け上ってしまったのがコリン・モリカワ選手です。
名前や見た目からもわかるように、もしかしたら日系人なのではないかと思って親しみを感じた方も多いのではないかと思います。
そんなコリン・モリカワ選手のゴルフを支える14本のクラブセッティングは、なかなかにユニークで個性的なものがありました。
今回は、コリン・モリカワ選手のクラブセッティングやプロフィールなどを見ていきたいと思います。
コリン・モリカワのクラブセッティング
コリン・モリカワ選手のクラブセッティングは、ドライバー1本とフェアウェイウッドが3W(スプーン)と5W(クリーク)の2本、アイアンが4番~PWの7本、ウエッジが3本、パターが1本の合計14本という構成です。
14本のほとんどが契約先のテーラーメイドのクラブですが、なぜかウエッジの一部だけタイトリストのモデルを採用しています。
コリン・モリカワ選手ならではの工夫が見られるのがアイアンのセッティングで、4~6番と7番~PWで違うモデルを採用していて工夫が見られます。
ロングヒッターではないとはいえ、なかなかにハードなクラブセッティングとなっています。
コリン・モリカワのドライバー2021・2020
テーラーメイド:「SIM」(8度)
シャフト:三菱ケミカル「ディアマナD+ LIMITED70」(TX)
コリン・モリカワ選手の使用ドライバーは、テーラーメイドの「SIM」です。
ツアーの中ではそんなに飛ぶタイプではないもののロフト角も8度、シャフトのフレックスもTXとハードなセッティングです。
コリン・モリカワのフェアウェイウッド2021
3W(スプーン)
テーラーメイド:「SIM」(15度)
シャフト:三菱ケミカル「ディアマナD+ LIMITED80」(TX)
5W(クリーク)
テーラーメイド:「SIM2」(19度)
シャフト:三菱ケミカル「ディアマナD+ LIMITED80」(TX)
コリン・モリカワ選手の2021年のフェアウェイウッドは、5W(クリーク)を加えた2本体制になっています。
コリン・モリカワのフェアウェイウッド2020
3W(スプーン)
テーラーメイド:「SIM」(15度)
シャフト:三菱ケミカル「ディアマナD+ LIMITED80」(TX)
コリン・モリカワ選手のフェアウェイウッドは、ドライバーからの流れで「SIM」です。
コリン・モリカワのユーティリティ2020
3U
テーラーメイド:「SIM MAX レスキュー」(19度)
シャフト:テンセイ「CK Pro ホワイト・ハイブリッド100」(TX)
コリン・モリカワ選手は2020年はユーティリティを使用していました。
使用していたユーティリティは、テーラーメイドの「SIM MAX レスキュー」です。
地面とソールの接地面積を減らす「Vスチールソール」を採用することで、抜けの良さを追求したモデルで、テーラーメイドのかなり多くの契約プロが採用していることから扱いやすさは抜群と思われます。
コリン・モリカワのアイアン2021
4~6番
テーラーメイド:「P7MC」
7番~PW
テーラーメイド:「P730」
シャフト:ダイナミックゴールド「ツアーイシュー」(X100)
コリン・モリカワ選手の2021年の使用アイアンは、7番~PWが前年と同じ「P730」で、4~6番に新たにキャビティタイプの「P7MC」を入れています。
コリン・モリカワのアイアン2020
4番・5番
テーラーメイド:「P750 ツアープロト」
6番~PW
テーラーメイド:「P730」
シャフト:ダイナミックゴールド「ツアーイシュー」(X100)
コリン・モリカワ選手の使用アイアンは、4番と5番がテーラーメイドの「P750ツアープロト」でややグースの入ったキャビティ・モデル、6盤~PWがテーラーメイドの「P730」でほとんどストレートネックのマッスルバック・モデルを使用しています。
男子プロでは3番、あるいは4番アイアンをやさしめのモデルを採用するケースは見られますが、4番と5番というのは珍しいのではないでしょうか。
コリン・モリカワ選手のクラブセッティングの中では最大の工夫といえるでしょう。
コリン・モリカワのウエッジ2021
52・56度
タイトリスト:「ボーケイ SM8 ウエッジ」
シャフト:ダイナミックゴールド「ツアーイシュー」(S400)
60度
テーラーメイド:「ミルド グラインド2 ウェッジ」
シャフト:ダイナミックゴールド「ツアーイシュー」(S400)
コリン・モリカワ選手の2021年の使用ウエッジは、前年と同じモデルですが、ロフトによって入れ替えています。
コリン・モリカワのウエッジ2020
52度・60度
テーラーメイド:「ミルド グラインド2 ウェッジ」
シャフト:ダイナミックゴールド「ツアーイシュー」(S400)
56度
タイトリスト:「ボーケイ SM8 ウエッジ」
シャフト:ダイナミックゴールド「ツアーイシュー」(S400)
コリン・モリカワ選手の使用ウエッジは、テーラーメイドの「ミルド グラインド ウェッジ」とタイトリストの「ボーケイ SM8 ウェッジ」です。
コリン・モリカワ選手のクラブセッティングの中で唯一、テーラーメイド以外のメーカーのクラブが入っているのがウエッジです。
ロフト角は、52度・56度・60度という規則的なセッティングで自然な流れですが、56度のみタイトリストというのが不思議なところです。
昔から使って馴染んでいるのかどうか理由ははっきりはわかりませんが、クラブセッティングの中で異彩を放っているのは確かです。
コリン・モリカワのパター2021
テーラーメイド:「スパイダーFCG」
コリン・モリカワ選手の2021年の使用パターは、同じテーラーメイドの「スパイダーFCG」に変更しています。
前年とはガラリと変わった印象ですが、ミスの許容範囲が広くボールに順回転を加わるモデルのようです。
コリン・モリカワのパター2020
テーラーメイド:「TP Soto プロトタイプ」
コリン・モリカワ選手の使用パターはテーラーメイドの「TP Soto プロトタイプ」で、オーソドックスなピンタイプを使用しています。
その他、主なプロゴルファーのクラブセッティング一覧(男子・女子別)は、こちらからどうぞ↓

コリン・モリカワの使用ボール
テーラーメイド:「TP5 ボール」
コリン・モリカワの使用ボールはテーラーメイドの「スパイダー・ツアー・ブラック」で、「高弾道・低スピン」の新5層構造のボールです。
飛距離性能だけでなく、柔らかい打感でスピン性能も優れたモデルです。
コリン・モリカワのプロフィール~両親は日系?
続いて、コリン・モリカワ選手のプロフィールを見ていきましょう。
コリン・モリカワ選手は名前や見た目からも日系人なのではないかと思いますが、父親Blaineさんが日系人、母親Debbieさんは中国系で父方の祖父母はハワイ出身、本人曰く「3世か4世だと思う」とのことです。
生まれはアメリカ・ロサンゼルスのアメリカ国籍のアメリカ人で、日本には2回来たことがあるそうですが、和食が大好きで世界一の食べ物と評しています。
ちなみに日本語はまったく話せないそうです。
コリン・モリカワ選手は2019年にプロ転向すると、6戦目の「バラクーダ選手権」で早くも初優勝を飾ると、2020年には「ワークデイ・チャリティオープン」でツアー2勝目、メジャー初出場となった「全米プロ選手権」でも優勝、2021年全英オープンでも優勝するという大躍進を見せています。
コリン・モリカワ選手のプロフィールは、以下の通りです。
#チームテーラーメイド の #コリンモリカワ が#全米プロゴルフ選手権でメジャー初優勝!
おめでとうコリン🍾 pic.twitter.com/hAzOGpMU0s
— テーラーメイドゴルフ Japan🇯🇵 (@TaylorMadeJapan) August 10, 2020
コリン・モリカワのプロフィール
名前
コリン・モリカワ
生年月日
1997年2月6日
身長・体重
175cm・72kg
出身地
アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス
出身校
カリフォルニア州立大学バークレー校
ドライバー平均飛距離
294.9ヤード(2021年7月19日)
プロ転向
2019年
ツアー優勝
通算5勝(アメリカツアー5勝)
※メジャー2勝(全米プロゴルフ選手権2020、全英オープン2021)
契約
テーラーメイド
ツアー成績は2021年10月8日現在のものです。
コリン・モリカワのクラブセッティング~まとめ
今回は、コリン・モリカワ選手のクラブセッティングやプロフィールなどを見てきました。
コリン・モリカワ選手のクラブセッティングは、ドライバー1本とフェアウェイウッド3W(スプーン)と5W(クリーク)の2本、アイアンが4番~PWの7本、ウエッジが3本、パターが1本の合計14本という構成です。
クラブ契約はテーラーメイドですが、ウエッジが一部タイトリストのモデルを使用していることと、アイアンが4~6番と7番~PWで違うモデルを採用しているのが特徴といえます。
また、コリン・モリカワ選手は名前や見た目から日系人なのではないかと思いますが、父親Blaineさんが日系人、母親Debbieさんは中国系で、本人曰く「3世か4世だと思う」とのことで、プロフィールは名前以外はすべてアメリカ人です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※プロゴルファーは状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
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