ゴルフツアー選手権2022のルールと出場選手は?賞金とポイントも

2021-2022アメリカ男子プロゴルフツアー最終戦のツアー選手権2022が、8月25日(木)~28日(日)の4日間の日程で、アメリカ・ジョージア州のイーストレイク・ゴルフクラブで開催されます。

ツアー選手権は年間王者が決定するビッグトーナメントですが、1年間の総決算ともいえる大会だけに通常のトーナメントとは異なる独特のルールになっています。

また、ツアー選手権2022はツアー最終戦にふさわしく、わずか30名の選手によって年間王者が争われますが、出場選手はどんな顔触れになっているでしょうか?

今回は、ゴルフツアー選手権2022のルールと出場選手、賞金、フェデックスカップ・ポイントなどについて見ていきます。

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ゴルフツアー選手権2022のルール

ゴルフツアー選手権2022の他にはない特徴としてハンディキャップ制というルールがあげられます。

ハンディキャップ制の仕組みは、フェデックスカップのポイントランキングに応じてスタート時のスコアが異なるというものです。

ストロークのハンディキャップ制を導入することでプレーオフ第2戦までに積み上げたポイントは事実上なくなり、ゴルフツアー選手権2022に優勝した選手がそのまま年間王者となるユニークなルールです。

具体的には、フェデックスカップ・ポイントランキングに応じて、

ポイントランキング1位:10アンダー

ポイントランキング2位:8アンダー

ポイントランキング3位:7アンダー

ポイントランキング4位:6アンダー

ポイントランキング5位:5アンダー

ポイントランキング6位~10位:4アンダー

ポイントランキング11位~15位:3アンダー

ポイントランキング16位~20位:2アンダー

ポイントランキング21位~25位:1アンダー

ポイントランキング26位以下:イーブンパー

からのスタートとなります。

最終戦のゴルフツアー選手権2022までのフェデックスカップポイントは、すべてハンディキャップ制のためにあるといっても過言ではありません。

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ゴルフツアー選手権2022の出場選手

ゴルフツアー選手権2022の出場資格は、前週のBMW選手権終了時点でのフェデックスカップ・ポイントの上位30名の選手のみという非常に狭き門となっています。

上述したように、30名の出場選手はフェデックスカップのポイントランキングに応じたスコアからのスタートとなります。

ゴルフツアー選手権2022の出場選手は前週のBMW選手権の結果によって決定されます。

ゴルフツアー選手権2022の出場選手とスタート時のスコアは、以下の通りです。

ゴルフツアー選手権2022の出場選手とスタート時のスコア
ポイントランキング1位:-10スタート
スコッティ・シェフラー(アメリカ)4,206ポイント

ポイントランキング2位:-8スタート
パトリック・カントレー(アメリカ)4,129ポイント

ポイントランキング3位:-7スタート
ウィル・ザラトリス(アメリカ)3,680ポイント⇒腰痛のため欠場

ポイントランキング4位:-6スタート
ザンダー・シャウフェレ(アメリカ)2,825ポイント

ポイントランキング5位:-5スタート
サム・バーンズ(アメリカ)2,605ポイント

ポイントランキング6位~10位:-4スタート(5名)
キャメロン・スミス(オーストラリア)2,548ポイント
ローリー・マキロイ(北アイルランド)2,414ポイント
トニー・フィナウ(アメリカ)2,376ポイント
セップ・ストライカ(オーストリア)2,224ポイント
イム・ソンジェ(韓国)2,201ポイント

ポイントランキング11位~15位:-3スタート(5名)
ジョン・ラーム(スペイン)2,108ポイント
スコット・ストーリングス(アメリカ)2,052ポイント
ジャスティン・トーマス(アメリカ)2,025ポイント
キャメロン・ヤング(アメリカ)1,997ポイント
マシュー・フィッツパトリック(イングランド)1,980ポイント

ポイントランキング16位~20位:-2スタート(5名)
マックス・ホーマ(アメリカ)1,818ポイント
松山英樹(日本)1,765ポイント
ジョーダン・スピース(アメリカ)1,750ポイント
ホアキン・ニーマン(チリ)1,750ポイント
ビクトル・ホブラン(ノルウェー)1,535ポイント

ポイントランキング21位~25位:-1スタート(5名)
コリン・モリカワ(アメリカ)1,481ポイント
ビリー・ホーシェル(アメリカ)1,471ポイント
トム・ホジー(アメリカ)1,459ポイント
コーリー・コナーズ(カナダ)1,454ポイント
ブライアン・ハーマン(アメリカ)1,412ポイント

ポイントランキング26位以下:イーブンパー・スタート(5名)
イ・キョンフン(韓国)1,406ポイント
J.T.ポストン(アメリカ)1,368ポイント
サヒス・ティーガラ(アメリカ)1,307ポイント
アダム・スコット(オーストラリア)1,299ポイント
アーロン・ワイズ(アメリカ)1,241ポイント

フェデックスカップ・ポイントの詳細は、こちらの記事をご参照下さい↓

フェデックスカップのポイント配分はどうなってる?歴代年間王者も!
こちらでは、フェデックスカップのポイント配分はどうなっているのか、また歴代年間王者などについてまとめました。PGAのフェデックスカップでは賞金よりポイントが重要視され年間王者が決定します。フェデックスカップの試合ごとのポイント配分は?

ゴルフツアー選手権2022の賞金とポイント

ゴルフツアー選手権2022には賞金の設定はありませんが、賞金に代わって年間王者へのボーナスとして、1,800万ドル(約24億5,000万円)が出ますから、ボーナス=賞金と言い換えることもできるでしょう。

予選カットもなく出場選手すべてにボーナス賞金が支給され、最下位の30位でも50万ドルを獲得できるのも選手にとってはうれしいところでしょう。

また、他にツアー選手権優勝者は5年間のPGAツアーシード権も獲得できるのも大きいですね。

また、上述したように、ゴルフツアー選手権2022はハンディキャップ制の導入により、プレーオフ第2戦まで「BMW選手権2022」まで積み上げたフェデックスカップ・ポイントはすべて消失し、最終戦のゴルフツアー選手権2022の優勝者がそのまま年間王者となるシステムになっています。

これまでのフェデックスカップ・ポイントに関係なく優勝した選手がそのまま年間王者に輝くというシステムになっており、破格のボーナス賞金とともにメジャー大会にも匹敵するビッグ・トーナメントといっても過言ではありません。

ゴルフツアー選手権2022の賞金など概要は、以下の通りです。

ツアー選手権2022の賞金など概要
開催日程
2022年8月25日(木)~28日(日)

開催コース
イーストレイク・ゴルフクラブ(アメリカ・ジョージア州)
7,346ヤード・パー70

賞金総額(ボーナス)
7,500万ドル(約86億2,000万円)
※前年は6,000万ドル(約66億円)

優勝賞金(ボーナス)
1,800万ドル(約20億円)
※前年は1,500万ドル(約16億5,000円)

前年優勝者
パトリック・カントレー(アメリカ)

ツアー選手権2022のボーナス賞金配分
1位:1,800万ドル(約24億5,000万円)
2位:650万ドル(約8億8,000万円)
3位:500万ドル(約6億8,000万円)
4位:400万ドル(約5億4,000万円)
5位:300万ドル(約4億円)
6位:250万ドル(約3億4,000万円)
7位:200万ドル(約2億7,000万円)
8位:150万ドル(約2億円)
9位:125万ドル(約1億7,000万円)
10位:100万ドル(約1億3,000万円)

15位:76万ドル(9,880万円)

20位:64万ドル(約8,320万円)

25位:55万ドル(約7,150万円)

30位:50万ドル(約6,500万円)

ゴルフツアー選手権の歴代優勝者と開催コース

続いて、ゴルフツアー選手権の歴代優勝者と開催コースを見ていきましょう。

ツアー最終戦ということで、このツアー選手権で年間王者が決まるとあって歴代優勝者は豪華な顔ぶれになっています。

最多優勝回数はタイガー・ウッズ(アメリカ)とローリー・マキロイ(北アイルランド)の3回で、以下フィル・ミケルソン(アメリカ)の2回が続きます。

連覇記録はまだありません。

開催コースは以前は毎年変わるサーキット制でしたが、2004年以降は現在のイーストレイクGCに定着しています。

ゴルフツアー選手権の歴代優勝者と開催コースは、以下の通りです。

ゴルフツアー選手権の歴代優勝者
2022年 ローリー・マキロイ(北アイルランド)
2021年 パトリック・カントレー(アメリカ)
2020年 ダスティン・ジョンソン(アメリカ)
2019年 ローリー・マキロイ(北アイルランド)
2018年 タイガー・ウッズ(アメリカ)
2017年 ザンダー・シャウフェレ(アメリカ)
2016年 ローリー・マキロイ(北アイルランド)
※ケビン・キャンベル(アメリカ)、ライアン・ムーア(アメリカ)とのプレーオフ
2015年 ジョーダン・スピース(アメリカ)
2014年 ビリー・ホーシェル(アメリカ)
2013年 ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)
2012年 ブラント・スネデカー(アメリカ)
2011年 ビル・ハース(アメリカ)
※ハンター・メイハン(アメリカ)とのプレーオフ
2010年 ジム・フューリク(アメリカ)
2009年 フィル・ミケルソン(アメリカ)
2008年 カミロ・ビジェガス(コロンビア)
※セルヒオ・ガルシア(スペイン)とのプレーオフ
2007年 タイガー・ウッズ(アメリカ)
2006年 アダム・スコット(オーストラリア)
2005年 バート・ブライアント(アメリカ)
2004年 レティーフ・グーセン(南アフリカ)
2003年 チャド・キャンベル(アメリカ)
2002年 ビジェイ・シン(フィジー)
2001年 マイク・ウィア(カナダ)
2000年 フィル・ミケルソン(アメリカ)
1999年 タイガー・ウッズ(アメリカ)
1998年 ハル・サットン(アメリカ)
1997年 デビッド・デュバル(アメリカ)
1996年 トム・レーマン(アメリカ)
1995年 ビリー・メイフェア(アメリカ)
1994年 マーク・マッカンバー(アメリカ)
1993年 ジム・ギャラガーJr(アメリカ)
1992年 ポール・エイジンガー(アメリカ)
1991年 クレイグ・スタドラー(アメリカ)
1990年 ジョディ・マッド(アメリカ)
1989年 トム・カイト(アメリカ)
1988年 カーティス・ストレンジ(アメリカ)
1987年 トム・ワトソン(アメリカ)

ゴルフツアー選手権の開催コース
1998・2000・2002・2004年~ イーストレイクGC(アメリカ・ジョージア州)
1990・1997・1999・2001・2003年 チャンピオンズGC(アメリカ・テキサス州)
1995・1996年 サザンヒルズCC(アメリカ・オクラホマ州)
1993・1994年 ザ・オリンピック・クラブ(アメリカ・カリフォルニア州)
1991・1992年 パインハースト・リゾートNo.2(アメリカ・テキサス州)
1989年 ハーバータウンGL(アメリカ・サウスカロライナ州)
1988年 ペブルビーチGL(アメリカ・カリフォルニア州)
1987年 オークヒルズCC(アメリカ・テキサス州)

ゴルフツアー選手権2022のテレビ放送予定

ゴルフツアー選手権2022のテレビ放送は、BSはNHK-BS1(3日目・最終日)、CSはゴルフネットワーク(1日目~最終日)、生中継が予定されています。

詳しい放送スケジュールは、以下の通りです。

BS:NHK-BS1
3日目 2022年9月5日(日)
午前6:00〜午前8:00(生中継)

最終日 2022年9月6日(月)
午前5:00〜午前7:00(生中継)

CS:ゴルフネットワーク
1日目 2022年8月26日(金)
午前2:00~午前7:00(生中継)、午後10:00~翌午前1:00(録画)

2日目 2022年8月27日(土)
午前2:00~午前7:00(生中継)、午後10:30~翌午前1:30(録画)

3日目 2022年8月28日(日)
午前2:00~午前8:00(生中継)、午後9:30~翌午前0:30(録画)

最終日 2022年8月29日(月)
午前1:00~午前7:00(生中継)、午後8:00~午後11:00(録画)

2022年8月30日(火)
午前5:00~午前8:00:2日目(録画)
午後6:30~午後9:30:最終日(録画)

2022年8月31日(水)
午前5:30~午前8:30:3日目(録画)
午後1:30~午後4:30:最終日(録画)

※放送時間は変更になる場合があります。

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ゴルフツアー選手権2022のルールと出場選手~まとめ

今回は、ゴルフツアー選手権2022のルールと出場選手、賞金、フェデックスカップ・ポイントなどについて見てきました。

ゴルフツアー選手権2022のルールはハンディキャップ制で、ゴルフツアー選手権2022前週までのフェデックスカップポイントはすべてハンディキャップに反映されて消失し、フェデックスカップ・ポイントランキングに応じてスタート時のスコアが決定されるというものです。

出場選手はフェデックスカップ・ポイント上位30名の選手(前週終了時点)で、ゴルフツアー選手権2022の優勝者=年間王者となり、賞金の設定はなく代わってボーナスとして年間王者には1,800万ドル(約24億5,000万円)が支給されます。

わかりやすいルールにはなっていますが、ゴルフツアー選手権1試合の比重が非常に高いともいえます。

2021-2022アメリカ男子プロゴルフツアーの総決算ともいえるゴルフツアー選手権2022に注目が集まります!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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