2021年の「パナソニックオープン」で史上5人目のアマチュア優勝を果たし、その将来を大きく期待されているのが中島啓太選手です。
女子に負けじと最近は男子でも若手の有力選手の活躍が多くなっていますが、男子ゴルフの中でも中島啓太選手は最右翼の選手といっていいでしょう。
そんな中島啓太選手のクラブセッティングは契約先のテーラーメイドで統一された構成になっており、オーソドックスながら貪欲にベストなモデルを追い求めている印象を受けます。
はたして、どんなクラブセッティングになっているでしょうか?
今回は、テーラーメイドで統一された中島啓太選手のクラブセッティング14本などについて見ていきます。
中島啓太のクラブセッティング
中島啓太選手のクラブセッティングは、ドライバーからパターまではテーラーメイド、ボールのみタイトリストを使用しています。
クラブ構成は、ドライバー以下、フェアウェイウッドは3W(スプーン)1本、ユーティリティ1本、アイアンは4番~9番の6本、ウエッジが4本にパターという14本です。
2022年からユーティリティを使用し、フェアウェイウッドがそれまでの2本体制から3W(スプーン)1本に変更しています。
ウエッジを4本入れてショートゲーム重視であることは変わっていませんが、フェアウェイウッドからロングアイアンにも工夫が見られているのがクラブセッティングの特徴といえるでしょう。
では、中島啓太選手のクラブセッティングを見ていきましょう。
中島啓太のドライバー2022
テーラーメイド:「ステルス ドライバー」(9度)
シャフト:ツアーAD UBプロトタイプ(長さ44.75インチ・フレックス:X)
中島啓太選手の使用ドライバー2022は、テーラーメイドの2022年ニューモデル「ステルス ドライバー」に変更されています。
軽量カーボンフェース+「ツイストフェース」によるボール初速のアップと直進性が高く、さらにミスヒットに対する寛容性を高めたモデルといわれています。
中島啓太のドライバー2021
テーラーメイド:「SIM2 MAX」(9度)
シャフト:ツアーAD UB-6X(長さ45インチ)
中島啓太選手の使用ドライバー2021は、テーラーメイドの「SIM2 MAX」で、つかまりがよく、やさしさも兼ね備えたミスヒットへの寛容性も高いモデルです。
ドライバーはやさしく飛ばしたいという中島啓太選手の意図を感じさせます。
中島啓太のフェアウェイウッド2022
3W(スプーン)
テーラーメイド:「ステルス」(16.5度)
中島啓太選手のフェアウェイウッド2022は、ドライバーと同じくテーラーメイドの「ステルス」に変更されており、3W(スプーン)と7W(ヘブン)の2本体制から3W(スプーン)1本体制になっています。
ロフト角が以前より寝ていますが、新たにユーティリティを採用した影響と思われます。
中島啓太のフェアウェイウッド2021
3W(スプーン)・7W(ヘブン)
テーラーメイド:「SIM2 MAX」(15度・21度)
シャフト:ツアーAD UB-6X、7X
中島啓太選手のフェアウェイウッド2021は3W(スプーン)と7W(ヘブン)の2本体制で、テーラーメイドの「SIM2 MAX」を使用しています。
5W(クリーク)ではなく7W(ヘブン)を使用しているのが目を引きますが、ドライバーと同じモデルということでウッドは自然な流れで同じ感覚で打てているのではないでしょうか。
中島啓太のユーティリティ2022
UT
テーラーメイド:「SIM UDI ユーティリティ」(19度)
中島啓太選手の使用するユーティリティ2022は、テーラーメイドの「SIM UDI ユーティリティ」です。
アイアンタイプのユーティリティで、ドライビングアイアンと呼んでもいいようなモデルです。
中島啓太のアイアン2022
4番・5番
テーラーメイド:「P7MC」
6番~9番
テーラーメイド:「P7MB」
中島啓太選手の使用するアイアン2022は、6~9番は前年と同じテーラーメイドの「P7MB」ですが、4・5番が同じテーラーメイドの「P7MC」に変更されています。
「P7MB」に寛容性を持たせたキャビティバック・モデルで、ロングアイアンにもやさしさを求めていることがうかがえます。
中島啓太のアイアン2021
4番~9番
テーラーメイド:「P7MB」
シャフト:ツアーAD プロトタイプ
中島啓太選手の使用するアイアン2021は、テーラーメイドの「P7MB」です。
マッスルバック・モデルでストレート・ネック、ソールも薄くシャープな印象を受けます。
打感もコントロール性能も抜群ですが、打ちこなすにはそれなりのパワーと技術が必要なモデルでしょう。
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中島啓太のウエッジ2022
46度・52度・56度・60度
46度・52度
テーラーメイド:「ミルドグラインド3」
中島啓太選手の使用するウエッジ2022は4本体制は変わらずに、すべてテーラーメイドの「ミルドグラインド3」に統一されています。
中島啓太のウエッジ2021
46度・52度・56度・60度
46度・52度
テーラーメイド:「ミルドグラインド3」
56度
テーラーメイド:「ミルドグラインド3 TW grind」
60度
テーラーメイド:「ミルドグラインド ハイ・トウ ロウ」
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド AMT(S200)
中島啓太選手の使用するウエッジ2021は4本体制ですが、すべてテーラーメイドの「ミルドグラインド3」シリーズで、シャフトもダイナミックゴールドの「AMT」で統一されています。
特徴は新テクノロジー「レイズド マイクロ リブ」により、ヘッドスピードが遅くなるグリーン周りでもバックスピン量がアップするとのことです。
ボールがフェースに吸い付くような柔らかい打感のモデルです。
中島啓太のパター2022
テーラーメイド:「トラス TB1 ジュノ」
中島啓太選手の使用パター2022は、スコッティ・キャメロンのモデルからテーラーメイドの「トラス TB1 ジュノ」に変更されています。
同じくピン・タイプのモデルですが流行のヒール側が肉厚のトラスヒールです。
中島啓太のパター2021
タイトリスト:スコッティ・キャメロン「ツアーパター2020 SSS Tour F-3 プロトタイプ」
中島啓太選手の使用パター2021は、タイトリストのスコッティ・キャメロンのモデルを使用していますが、ピン型を使用したりマレット型を使用したりとその時によって変えているようです。
その時に最もフィーリングの合うモデルをチョイスしていると思われ、今後も試行錯誤を繰り返していくものと思われます。
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中島啓太の使用ボール2022・2021
タイトリスト:「プロ V1x ボール」
中島啓太選手の使用するボールは、タイトリストの「プロ V1x ボール」です。
多くのプロゴルファーが使用する人気のボールで信頼性も厚いモデルで、高弾道でソフトな打感が持ち味です。
中島啓太のクラブセッティング~まとめ
今回は、テーラーメイドで統一された中島啓太選手のクラブセッティング14本などについて見てきました。
中島啓太選手のクラブセッティングは、ドライバー以下、フェアウェイウッドは3W(スプーン)1本、ユーティリティ1本、アイアンは4番~9番の6本、ウエッジが4本にパターという14本で、ドライバーからパターまでテーラーメイド、ボールがタイトリストです。
ウエッジを4本入れてショートゲーム重視であることは変わっていませんが、フェアウェイウッドからロングアイアンにも工夫が見られ、個性的なクラブセッティングの特徴といえるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※ゴルファーは状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
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