富士通レディス2019でアマチュア優勝を成し遂げた古江彩佳選手ですが、一躍時の人として注目の的となりプロ入り後も国内外で優勝を積み重ねています。
小柄な体からは想像もつかない力強いショットとよく入るパットには抜群の安定感があります。
そんな古江彩佳選手を支えているクラブセッティング2023は、どんな流れになっているのでしょうか?
今回は、ドライバーからパター・ボールまでの古江彩佳選手のクラブセッティング2023について見ていきます。
古江彩佳のクラブセッティング2023
古江彩佳選手のクラブセッティング2023は、パターとユーティリティ1本を除く12本が、ブリヂストンのモデルとなっています。
パターとユーティリティ1本がテーラーメイドなのですが、ボールもまたブリヂストンです。
構成はドライバー1本、フェアウェイウッドは3W(スプーン)と7W(ヘブン)の2本、ユーティリティはUT4とUT6の2本、アイアンは6番~PWの5本、ウエッジが3本にパターという14本というクラブセッティングです。(フェアウェイウッドかユーティリティを1本抜くことになります)
フェアウェイウッドとユーティリティを各2本ずつバッグに入れていますが、これは距離のあるショットとグリーン周りのアプローチの両方に対応した、非常にスキのないバランスの取れたクラブセッティングのように感じます。
3W(スプーン)の代わりに5W(クリーク)を入れたりすることもあるようで、コースによって入れ替えることは十分に考えられます。
私たちアマチュアにも大いに参考になるのではないでしょうか。
古江彩佳のクラブセッティング2023(ホンダLPGAタイランド2023)
ドライバー
ブリヂストン「B3 SD」(ロフト9.5度)
シャフト:フジクラ「スピーダーNX」(長さ45.25インチ・フレックス:S)
フェアウェイウッド(3W・7W)
ブリヂストン「ツアーB JGR(2019年モデル)」(3W15度)
ブリヂストン「ツアーB JGR(2017年モデル)」(7W21度)
ユーティリティ(4U・6U)
ブリヂストン「ツアーB JGR HY(2017年モデル)」(4U22度)
テーラーメイド「SIM2 MAX レスキュー」(6U28度)
アイアン(6番~PW):ブリヂストン「ツアーB X-CB」
ウェッジ(50・54・58度):ブリヂストン「BRM2」
パター:テーラーメイド「スパイダー ツアー ホワイト」
ボール:ブリヂストン「ツアーB XS」
では、古江彩佳選手のクラブセッティングを詳しく見ていきましょう。
古江彩佳のドライバー2023
ブリヂストン:「B3 SD ドライバー」(ロフト角9.5度)
シャフト:フジクラ「スピーダーNX」(長さ45.25インチ・フレックス:S)
古江彩佳選手のドライバー2023は、2022年7月発売のブリヂストン「B3 SD ドライバー」です。
「B3 ドライバー」には「B3 SD ドライバー」と「B3 DD ドライバー」の2タイプがあり、「SD」はストレートドライブ、「DD」はドロードライブの略です。
ともに慣性モーメントを最大化にしながらも軽量で、許容性の高いモデルとなっています。
古江彩佳のフェアウェイウッド2023
3W(スプーン)・7W(ヘブン)
ブリヂストン:「ツアーB JGR」(15度・21度)
※7W(ヘブン)のみ2017年モデル
古江彩佳選手の使用フェアウェイウッド2023はブリヂストン「ツアーB JGR」で、再び2020年と同じ3W(スプーン)と7W(ヘブン)の2本体制というセッティングに戻っています。
3W(スプーン)か5W(クリーク)かは、コースによって使い分けているのかもしれません。
古江彩佳選手はクラブを頻繫にチェンジするタイプではなく、気に入ったら長い間使っています。
5番ウッドではなく7番ウッドを入れているのは、次の4番ユーティリティとの流れを意識してのものかもしれません。
古江彩佳のユーティリティ2023
4U・6U
ブリヂストン:「ツアーB JGR HY(2017年)」(4U・22度)
テーラーメイド:「SIM2 MAX レスキュー」(6U・28度)
古江彩佳選手はユーティリティ2023は2本体制で、フェアウェイウッド同様、4Uは2017年のブリヂストンのモデルを使用していますが、6Uのみテーラーメイドのモデルを使用しています。
やさしいユーティリティのモデルを入れて、5番アイアンを抜いているということなのでしょう。
古江彩佳のアイアン2023
6番~PW
ブリヂストン:「ツアーB X-CB」
古江彩佳選手の使用アイアン2023は、ハーフキャビティータイプの「ツアーB X-CB」です。
操作性もいい上に強い弾道が打てるモデルとして評判もいいです。
古江彩佳のウエッジ2023
50・54・58度
ブリヂストン:「BRM2 ウエッジ」
古江彩佳選手の使用するウエッジ2023はブリヂストンの「BRM2」で、アマチュア優勝した時から変わらず3本体制です。
ロフトは4度刻みで、こちらもクセのないオーソドックスなセッティングでグリーン周りのあらゆる状況に対応しています。
古江彩佳のパター2023
テーラーメイド:「スパイダー ツアー ホワイト」
古江彩佳選手の使用パター2023は、2022年からテーラーメイドの「スパイダー ツアー ホワイト」に変更しています。
同じテーラーメイドの「スパイダー」ということで、これまで使用していた「スパイダー X チョークホワイト」からのマイナーチェンジです。
ドライバーが得意クラブという古江彩佳選手ですが、パッティングもよく入り非凡なものを感じさせてくれます。
その他、主なプロゴルファーのクラブセッティング一覧(男子・女子別)は、こちらからどうぞ↓

古江彩佳のボール2023
ブリヂストン:「ツアーB XS」
タイガー・ウッズもブリヂストンのボールを使用していますが、古江彩佳選手の使用するモデルは「ツアーB XS」です。
飛距離性能とスピン性能の両立を追求したモデルで、風にも負けない強い弾道が打てると評判のモデルです。
ブリジストンのツアーBの「X」と「XS」の違いは、こちらをご参照下さい↓

古江彩佳の身長・血液型などプロフィール
古江彩佳選手は、2000年5月27日、兵庫県神戸市生まれの“プラチナ世代”と呼ばれる選手のひとりで、ゴルフは3歳から始めました。
アマチュア時代から頭角を現し、安田祐香選手、西村優菜選手などとナショナルチームの一員として活躍しました。
そして、19歳の時には富士通レディース2019でツアー史上7人目のアマチュア優勝を果たしプロ転向すると、翌年2020年のデサントレディース東海クラシックでプロ入り初優勝を飾っています。
身長153cmと小柄ながら安定感抜群のゴルフで以後も順調に優勝を重ね、トッププロの仲間入りを果たしています。
2020-2021年シーズンにはメルセデス・ランキングでトップに輝き、2022年シーズンからはアメリカツアーに挑戦しトラストゴルフ・スコットランド女子オープン2022で海外初優勝を飾っています。
古江彩佳選手の身長や血液型などプロフィールは、以下の通りです。
古江彩佳の身長・血液型などプロフィール
名前
古江 彩佳(ふるえ あやか)
生年月日
2000年5月27日
身長・体重
153cm・54kg
血液型
O型
出身地
兵庫県神戸市
出身校
兵庫県・滝川第二高校
プロ転向
2019年
ツアー優勝
国内通算8勝
TOTOジャパンクラシック2021
マスターズGCレディース2021
富士通レディース2021・2022
大王製紙エリエールレディスオープン2020
伊藤園レディスゴルフトーナメント2020
デサントレディース東海クラシック2020
富士通レディース2019 ※アマチュア優勝
海外通算1勝
トラストゴルフ・スコットランド女子オープン2022
趣味
ドライブ・音楽鑑賞
所属
富士通
※ツアー成績などは2023年5月2日時点のものです。
古江彩佳選手のクラブセッティング2023~まとめ
今回は、ドライバーからパター・ボールまでの古江彩佳選手のクラブセッティングについて見てきました。
古江彩佳選手のクラブセッティングは、ドライバー1本、フェアウェイウッドは3W(スプーン)と7W(ヘブン)の2本、ユーティリティはUT4とUT6の2本、アイアンは6番~PWの5本、ウエッジが3本にパターという14本で、パターとユーティリティ1本以外はブリヂストンで統一されています。
すぐに新しいモデルに飛びつかず馴染めば旧モデルでも長く使い続けところが古江選手のクラブセッティングの特徴ですが、セッティングの流れは自然で私たちアマチュアに非常に参考になるクラブセッティングのように思います。
今後の活躍にも注目が集まりますが、新しいモデルが次々に生まれる中、クラブセッティングがどう変化していくのかも興味の尽きないところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
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