アメリカ女子プロゴルフツアーの2023年メジャー最終戦となる全英女子オープンゴルフ2023が、イギリス・イングランドのウォルトンヒースGCで開催されます。
2019年には渋野日向子選手が優勝した大会ということで私たち日本人にとっては”夢よ再び”と期待は高まりますが、今年2023年も多くの日本人選手が出場します。
開催コースのウォルトンヒースGCはリンクスとは趣の異なる内陸のコースですが、優勝予想はどうでしょうか?
今回は、全英女子オープンゴルフ2023の優勝予想と日本人出場選手などについて見ていきます。
全英女子オープンゴルフ2023の優勝予想
海外女子ツアーのメジャー大会は4大会を終了し、残すメジャー大会はこの全英女子オープンのみとなりました。
優勝予想するにあたっては他の4つのメジャー大会での優勝は大きな要素ですが、この全英女子オープンでは思わぬ伏兵が現れることが少なくありません。
近年の優勝者を見ても2019年の渋野日向子選手や2020年のソフィア・ポポフ選手(ドイツ)、前年2022年のアシュリー・ブハイ選手(南アフリカ)などは優勝候補にはまったくあがっていませんでした。
やはりリンクスで開催されることが多く風の影響を強く受ける全英女子オープンは、他の4つのメジャー大会とは性格が異なるのが主な原因でしょう。
5つのメジャー大会の中で優勝予想が最も難しい大会といっていいでしょう。
しかも今シーズンの優勝者の顔ぶれを見ると新しい選手の名前が多く、特にこれまでの4つのメジャー大会優勝者はすべてメジャー大会初優勝の選手ばかりです。
必ずしも優勝候補本命が優勝しているとはいえず、優勝予想がかなり難しくなっています。
そんな中、優勝候補本命としてあげたいのが畑岡奈紗選手(日本)とセリーヌ・ブティエ選手(フランス)です。
畑岡奈紗選手は直近のメジャー2試合連続で最終日最終組でラウンドしており、惜しくも優勝はなりませんでしたが、メジャー初優勝へ機は熟したと見ていいでしょう。
もうひとりのセリーヌ・ブティエ選手はエビアン選手権でメジャー初優勝を飾り、自信をつけているのは間違いところです。
ヨーロッパの選手という地の利もあり、なんといってもエビアン選手権最終日の充実したラウンドを見れば優勝候補にあげないわけにはいきません。
対抗馬として有力なのがブルック・ヘンダーソン選手(カナダ)、ミンジー・リー選手(オーストラリア)、そして古江彩佳選手(日本)らです。
ブルック・ヘンダーソン選手とミンジー・リー選手はこれまでメジャー大会を複数回制しており、エビアン選手権でもいいゴルフを見せています。
風があまり吹かず伸ばし合いになった場合にはかなり有力なのではないでしょうか。
さらに日本人選手では畑岡奈紗選手とともにメジャー優勝に近いといわれている古江彩佳選手も期待されます。
古江彩佳選手はアメリカツアーのポイントランキング(CMEポイントランキング)で首位に肉薄する3位で、好調を維持して全英女子オープンに入ります。(ランキングは8月1日時点)
そして、もうひとり大穴(注目選手)としてあげたいのがローズ・チャン選手(アメリカ)で、デビュー戦となった6月のみずほアメリカオープンでいきなり優勝を飾ると続く全米女子プロゴルフ選手権と全米女子オープン、そしてエビアン選手権と3つのメジャー大会でいずれもトップ10に入っています。
勢いに乗れば、そのまま駆け抜ける可能性を秘めているといっていいでしょう。
また、伏兵が現れた場合は過去のデータからでは、だれが出てくるか想像がつきません。
全英女子オープン2023の優勝候補
本命:畑岡奈紗(日本)、セリーヌ・ブティエ(フランス)
対抗:ブルック・ヘンダーソン(カナダ)、ミンジー・リー(オーストラリア)、古江彩佳(日本)
大穴:ローズ・チャン(アメリカ)
2023年メジャー大会優勝者
シェブロン選手権:リリア・ヴ(アメリカ)
全米女子オープン:アリセン・コープス(アメリカ)
全米女子プロゴルフ選手権:イン・ルオニン(中国)
エビアン選手権:セリーヌ・ブティエ(フランス)
全英女子オープン:?
全英女子オープン2023までのLPGAツアー2023年シーズン優勝者
スコットランド女子オープン(8/3〜6):セリーヌ・ブティエ(フランス)
アムンディ・エビアン選手権(7/27〜30):セリーヌ・ブティエ(フランス)
ダウグレートレークスベイ招待(7/19〜22):シャイアン・ナイト&エリザベス・ゾコル(ともにアメリカ)
※チーム戦
Danaオープン(7/13〜16):リン・グラント(スウェーデン)
全米女子オープン(7/6〜9):アリセン・コープス(アメリカ)
全米女子プロゴルフ選手権(6/22~25):イン・ルオニン(中国)
マイヤーLPGAクラシック(6/15~18):レオナ・マグワイア(アイルランド)
ショップライトLPGAクラシック(6/8~11):アシュリー・ブハイ(南アフリカ)
みずほアメリカオープン(6/1~4):ローズ・チャン(アメリカ)
バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー(5/24~28):パジャレー・アナナルカルン(タイ)
コグニザントファウンダースカップ(5/11~14):コ・ジンヨン(韓国)
ハンファライフプラスインターナショナルクラウン(5/4~7):タイ(国地域別対抗戦)
JMイーグルLA選手権(4/27〜30):ハナ・グリーン(オーストラリア)
シェブロン選手権(4/20〜23):リリア・ヴ(アメリカ)
ロッテ選手権(4/12〜15):グレース・キム(オーストラリア)
DIOインプラントLAオープン(3/30〜4/2):イン・ルオニン(中国)
LPGAドライブオン選手権(3/23~26):セリーヌ・ブティエ(フランス)
HSBC女子世界選手権(3/2~5):コ・ジンヨン(韓国)
ホンダLPGAタイランド(2/23~26):リリア・ヴ(アメリカ)
ヒルトントーナメントオブチャンピオンズ(1/19~22):ブルック・ヘンダーソン(カナダ)
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全英女子オープンゴルフ2023の日本人出場選手
続いて、全英女子オープンゴルフ2023の日本人出場選手を見ていきましょう。
全英女子オープンゴルフ2023の出場資格を有している日本人選手は16名で、全員が出場する予定です。
日本人出場選手は、以下の16名です。
全英女子オープンゴルフ2023の日本人出場選手
全英女子オープンゴルフ歴代優勝者
渋野日向子
過去5年の全米女子オープンゴルフ優勝者
笹生優花
世界ランキング上位
畑岡奈紗、古江彩佳、西村優菜、勝みなみ、川崎春花、櫻井心那、西郷真央
前年のメルセデス・ランキング1位
山下美夢有
宮里藍サントリーレディースオープン上位2名
岩井千怜(優勝)、木村彩子(4位)
※2位タイの申ジエと山下美夢有は、申ジエが歴代優勝者、山下が昨シーズンのメルセデス・ランキング1位の資格ですでに出場資格
宮里藍サントリーレディースオープン終了時点のメルセデス・ランキング上位3名
岩井明愛、吉田優利、穴井詩
2022年「全米女子アマ」優勝の資格
馬場咲希(アマチュア)
※出場者は変更になる場合があります。
全英女子オープンゴルフ2023の日本人出場選手は確定次第、更新していく予定です。
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全英女子オープンゴルフ2023の優勝予想と日本人出場選手~まとめ
今回は、全英女子オープンゴルフ2023の優勝予想と日本人出場選手などについて見てきました。
全英女子オープンゴルフ2023の優勝予想としては、畑岡奈紗選手(日本)とセリーヌ・ブティエ選手(フランス)が優勝候補本命の双璧、対抗として実績十分で好調のブルック・ヘンダーソン選手(カナダ)とミンジー・リー選手(オーストラリア)、そしてCMEポイントランキング)3位でメジャー優勝に近い古江彩佳選手(日本)をあげたいと思います。
そして、大穴(注目選手)としてあげたいのがデビュー戦のみずほアメリカオープン(6月)で優勝しその後の3つのメジャー大会でトップ10に入っているローズ・チャン選手(アメリカ)で、伏兵が現れた場合はだれが出てくるかは想像がつきません。
全英女子オープンゴルフ2023の日本人出場選手は、渋野日向子、笹生優花、畑岡奈紗、古江彩佳、西村優菜、勝みなみ、山下美有夢、岩井明愛、岩井千怜、木村彩子、吉田優利、穴井詩、川崎春花、櫻井心那、西郷真央、馬場咲希(アマチュア)の16名です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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