アメリカ女子プロゴルフツアーのHSBC女子世界選手権2023が、シンガポールのセントーサGCで開催されます。
新型コロナウイルスの影響により2020年大会は中止、2021年大会は通常とは異なる4月から5月にかけての開催、前年2022年大会は2月の開催となりましたが、今年2023年の開催日程やテレビ放送の予定はどうなっているでしょうか?
また、HSBC女子世界選手権は2008年から始まった大会ですが、過去の優勝者には日本の宮里藍プロの名前も刻まれています。
日本からも優勝を目指して多数の日本人選手が出場を予定していますが、HSBC女子世界チャンピオンズ2023の注目選手と見どころはどんなところでしょうか?
今回は、HSBC女子世界選手権2023の日本人出場選手、注目選手、見どころ、テレビ放送・ライブ配信予定などについて見ていきたいと思います。
HSBC女子世界選手権2023の日本人出場選手
HSBC女子世界選手権には毎年、数名の日本人選手が出場しており、近年はさらに増えている傾向が見られています。(前年は畑岡奈紗選手、笹生優花選手、古江彩佳選手、渋野日向子選手、上田桃子選手の5名が出場)
今年2023年の日本人出場選手としては、畑岡奈紗選手、笹生優花選手、古江彩佳選手、渋野日向子選手のアメリカツアー組に加えて、西郷真央選手もスポンサー推薦で出場を予定しています。
2010年には宮里藍プロが優勝していますが、日本人選手として宮里藍プロに続く優勝が期待されます。
HSBC女子世界選手権2023の日本人出場選手は、以下の通りです。
日本人出場選手
畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、渋野日向子、西郷真央
HSBC女子世界選手権2023の注目選手と見どころ
続いて、HSBC女子世界選手権2023の注目選手と見どころを見ていきましょう。
注目選手はやはり日本人選手ですが、その中でも特に注目選手としてあげたいのが渋野日向子選手と西郷真央選手です。
昨シーズンは好不調の波が激しい印象で、海外ツアーと国内ツアーでの優勝はともにありませんでした。
近年はアプローチのバリエーションとともにスイングの改造に重点的に取り組んできました。
トップの位置で右手が右肩より上にいかない石川遼選手のようなフラットなスイングへの変更ですが、馴染んできたこともあり、久しぶりの優勝が期待されます。
はたして、新しいスイングがどこまで完成されているのかを第1の見どころとしてあげたいと思います。
もうひとつの見どころがパッティングです。
いつも強気にオーバー目に打つのが印象的な渋野日向子選手のパッティングですが、これが今シーズンもできているのかも注目ポイントといっていいでしょう。
世界のトップ選手でもパッティングがジャストタッチになってから入らなくなったケースも少なくありません。
パッティングで妙に距離を合わせることなく強めに打てているかどうかを第2の見どころとしてあげたいと思います。
もともと渋野日向子選手は距離を合わせて入れるタイプではないだけに、ここはかなりの重要ポイントとして注目したいところです。
そして気になる日本人出場選手が西郷真央選手です。
昨シーズンは国内ツアー開幕戦のダイキンオーキッドレディスでツアー初優勝を飾ると春先に5勝を挙げる快進撃を見せましたが、秋以降は失速し調子を落としています。
はたしてシーズンオフの間にどの程度、立て直しているのか、昨年の春先の勢いを取り戻していれば優勝争いも大いに期待できるでしょう。
西郷真央選手にとっては2023年初戦になりますが、復調できているかどうかは大きな見どころになります。
HSBC女子世界選手権2023のテレビ放送
HSBC女子世界選手権2023のテレビ放送は、WOWOWで4日間全ラウンド、生中継が予定されています。
シンガポールとは時差もあまりないので、国内ツアーと同じような時間帯に生中継でテレビ観戦できます。
詳しい放送スケジュールは、以下の通りです。
HSBC女子世界選手権2023のテレビ放送~WOWOW
1日目 2023年3月2日(木)
午後0:30~午後4:45(生中継・WOWOWプライム)
2日目 2023年3月3日(金)
午後0:30~午後4:45(生中継・WOWOWライブ)
3日目 2023年3月4日(土)
午後0:30~午後5:00(生中継・WOWOWライブ)
最終日 2023年3月5日(日)
午後0:30~午後5:30(生中継・WOWOWライブ)
解説:羽川豊
ラウンド解説:片平光紀
※放送時間は変更になる場合があります。
HSBC女子世界選手権2023のライブ配信
HSBC女子世界選手権2023はテレビ放送の他、インターネットによるライブ配信も予定されています。
ライブ配信するのは、WOWOWの動画配信サービス「WOWOWオンデマンド」です。
「WOWOWオンデマンド」は、加入者なら追加料金なしでテレビ放送と同じ時間帯で視聴することができます。
利用方法は、まず「WEBアカウント登録」をしてWEBアカウントを取得したのち、ログインして視聴します。
WOWOWオンデマンド利用方法
①「WEBアカウント登録」
メールアドレス、加入者番号またはB-CASカード番号/ACAS番号
WEBアカウント新規登録ページ → WEBアカウント新規登録ページ
②ログイン
ログインできないときは → WOWOWお客様サポートページ
また、「WOWOWオンデマンド」ではテレビ放送にはない「日本人選手専用カメラ」で日本人選手のプレーを追います。
日本人選手専用カメラは、こちら(WOWOWオンデマンド)
HSBC女子世界選手権2023の日程
HSBC女子世界チャンピオンズ2023は3月2日(木)~5日(日)の4日間の日程で、シンガポールのセントーサGCを開催コースとして行われます。
HSBC女子世界チャンピオンズは2008年からシンガポールで開催されていますが、2020年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、今年2023年が15回目の開催となります。
開催コースは当初はタナメラCCでしたが、2013年からセントーサGCに移って現在に至ります。
出場選手は世界ランキング上位20名や昨シーズンの優勝者、主催者推薦など66名に限られ、競技は4日間72ホールのストロークプレーで予選カットはありません。
ビッグスコアの出るコースでもあり、過去にも劇的な優勝が何度も見られた大会です。
はたして今年2023年は、どんな結果となるでしょうか?
HSBC女子世界選手権2023の日程など概要は、以下の通りです。
HSBC女子世界選手権2023の日程など概要
開催日程
2023年3月2日(木)~5日(日)
開催コース
セントーサGCタンジョンC(シンガポール)
6,749ヤード・パー72
賞金総額
180万ドル(前年:160万ドル)
優勝賞金
27万ドル(前年:24万ドル)
前年優勝者
コ・ジンヨン(韓国)
海外LPGA女子ゴルフツアー2023の日程と賞金などは、こちらをご参照下さい↓↓
HSBC女子世界選手権の歴代優勝者と開催コース
続いて、HSBC女子世界選手権の歴代優勝者と開催コースを見ていきましょう。
歴代優勝者の顔触れを見ると、以前は国際色豊かで日本ツアーからの優勝者も生まれ、2010年には日本の宮里藍プロが優勝を飾っていますが、その後はアメリカ勢、そして近年は韓国勢の強さが目立っています。
最多優勝回数はインビー・パーク選手(韓国)の2回で、連覇記録はコ・ジンヨン選手(韓国)の2連覇があります。
開催コースは、2008~2012年まではタナメラCC、2013年以降は現在のセントーサGCに定着しています。
いずれもシンガポールのコースです。
HSBC女子世界選手権の歴代優勝者と開催コースは、以下の通りです。
HSBC女子世界選手権の歴代優勝者
2023年 コ・ジンヨン(韓国)
2022年 コ・ジンヨン(韓国)
2021年 キム・ヒョージュ(韓国)
2020年 新型コロナウイルスの影響により中止
2019年 パク・ソンヒョン(韓国)
2018年 ミシェル・ウィー(アメリカ)
2017年 インビー・パーク(韓国)
2016年 ジャン・ハナ(韓国)
2015年 インビー・パーク(韓国)
2014年 ポーラ・クリーマー(アメリカ)
2013年 ステイシー・ルイス(アメリカ)
2012年 アンジェラ・スタンフォード(アメリカ)
2011年 カリー・ウェブ(オーストラリア)
2010年 宮里藍(日本)
2009年 申ジエ(韓国)
2008年 ロレーナ・オチョア(メキシコ)
HSBC女子世界選手権の開催コース
2013年~ セントーサ・ゴルフクラブ
2008~2012年 タナメラ・カントリークラブ
HSBC女子世界選手権2023の日本人出場選手~まとめ
今回は、HSBC女子世界選手権2023の日本人出場選手、注目選手、見どころ、テレビ放送・ライブ配信予定などについて見てきました。
HSBC女子世界選手権2023の日本人出場選手は、畑岡奈紗選手、笹生優花選手、古江彩佳選手、渋野日向子選手、西郷真央選手の5名の予定です。
HSBC女子世界選手権2023の注目選手は日本人選手の渋野日向子選手と西郷真央選手で、渋野日向子選手はスイングの完成度とパッティング、西郷真央選手はどの程度復調しているかを見どころとしてあげたいと思います。
HSBC女子世界選手権2023は3月2日(木)~5日(日)の4日間の日程で、テレビ放送は全ラウンド、WOWOWで生中継が、ライブ配信は「WOWOWオンデマンド」で予定されています。
歴代優勝者はここ数年は韓国人とアメリカ人の優勝が目立ちますが、2010年の宮里藍プロ以来の日本人選手の優勝を期待したいところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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