ゴルフでは朝イチのショットは多くの人が見ているということもあって、とても緊張してしまいます。
いくら素振りを入念に行っても、空振りをしてしまうゴルファーもいます。
このような朝イチのショットは空振りか素振りかはわかりやすいですし、問題になることはほとんどないと思いますが、中にはわかりにくいこともあります。
そんな時に空振りか素振りか決めるのは、だれになるのでしょうか?
また、スコアの上ではで打数はどうなるのでしょうか?
今回は、ゴルフで空振りか素振りか決めるのはだれなのか、またスコアで打数はどうなるのかを見ていきます。
ゴルフで空振りか素振りか決めるのはだれ?
まず何が空振りで何が素振りなのか、その違いから確認していきましょう。
空振りとは、ゴルファーがボールを打つ意志を持ってスイングしても当たらなかったことをいい、素振りとはゴルファーがボールを打つ意志なしで行ったスイングのことをいいます。
空振りと素振りの大きな違いは、ボールを打つ意志があったかどうかということです。
ゴルフでは、たいていの場合ショットの前に素振りをしますが、深いラフなどでは空振りと区別がつきにくいこともまれにあります。
そのような時に空振りか素振りかを決めるのは、スイングをしたゴルファー本人です。
ゴルフは審判のいない自己申告のスポーツです。
見ていれば大体の見当は付きますが、結局、ボールを打つ意志があったかどうかは本人にしかわかりません。
一時的にごまかすことはできるかもしれませんが、長い目で見れば信用を失うことになるので空振りした場合は正直に申告するようにしましょう。
また、素振りを行う場合は少しボールから離れたほうがいいでしょう。
あまりにボールのそばで本番さながらの素振りを行うと、空振りと勘違いされることがあるからです。
[quads id=4]
ゴルフで空振りや素振りの場合のスコア上の打数
続いて、ゴルフで空振りや素振りの場合のスコア上の打数です。
言うまでもなく空振りは1ストローク、素振りはストロークには数えないので0打です。
しかし、ボールを打つ意志を持ってスイング動作を開始し、途中でスイングをやめてしまった場合はどうでしょうか?
例として、タイガー・ウッズがギャラリーの音や動きなどが気になってダウンスイングのインパクト直前でスイングをストップするのを見たことがあると思います。
この場合は空振りとはならず、スコア上の打数は0です。
しかし、スイングをストップしても間に合わずボールに当たってしまったならば、スコア上の打数は1となってしまいます。
ボールに当たったかどうかが、分かれ目になります。
[quads id=1]
ゴルフの空振りした場合の新ルール
最後にゴルフの空振りした場合の新ルールです。
2019年のルール改正で、ティーグランドにおける空振りした場合のルールが変わりました。
ティーグランドはティーイングエリアという名称に変わり、これまではティーイングエリアで空振りした場合は1ストロークに数えられてきました。
しかし、2019年のルール改正により、空振りしたボールがティーイングエリア内にある場合は無罰で打ち直しができることになりました。
例えば、ティーアップしたボールを空振りしてティーから落ちた場合、ボールがティーイングエリア内にあれば無罰でそのボールをピックアップして、再びティーアップして2打目としてプレーできるというわけです。
しかもボールの交換も可能です。
これまでは再びティーアップして打つと3打目になったわけですから、1打違うというわけです。
[quads id=2]
ゴルフで空振りか素振りか決めるのはだれ?~まとめ
今回は、ゴルフで空振りか素振りか決めるのはだれなのか、またスコアで打数はどうなるのかを見てきました。
ゴルファーがボールを打つ意志を持ってスイングし当たらなかったのが空振りで、ボールを打つ意志なしで行ったスイングが素振りですが、空振りか素振りか決めるのはスイングを行ったゴルファー本人です。
また、スコアの上での打数は空振りは1ストローク、素振りは0打ですが、ボールを打つ意志を持ってスイング動作を開始し、途中でスイングをやめてボールを動かさなかった場合は素振りと同じ解釈となります。
2019年の新ルールでは、空振りしたボールがティーイングエリア内にある場合は無罰で打ち直しができるようになりました。
恥ずかしいですし、できれば空振りはしたくはありませんが、万が一してしまった場合は正直に申告するのがゴルフのフェアプレーの精神であることも忘れないようにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント