ゴルフ中継を見ていると、優勝者の賞金額が紹介されたりしていますが、1試合の優勝で数千万円もらえたりして羨ましくなったりもします。
海外ではタイガー・ウッズ、国内では宮里藍プロなどのスター選手の出現によってゴルフの賞金はどんどん増えてきました。
しかし、このゴルフの賞金ですが順位によって配分の方法は決まっているのでしょうか?
また、男子と女子、海外と国内など、ツアーによっても配分が違うのかも気になります。
今回は、ゴルフの賞金配分はどうなっているのか、男子と女子、海外と国内ではどう違うのかを見ていきます。
ゴルフの賞金配分はどうなってる?
今回は、賞金額の話には触れず、賞金配分に絞って紹介していきたいと思います。
隆盛を続けているゴルフ界ですが、ゴルフの賞金配分は、男子・女子、海外・国内ツアー、さらに大会によっても異なります。
賞金配分のシステムは、順位によって賞金総額の何%の賞金というふうに決められています。
最も配分がいいのは当然ですが優勝者で、賞金総額の15%~20%の賞金を獲得できます。
ただ、例外の大会もあり、メジャーなどでは優勝者が賞金総額の25%もの賞金を手にする大会もあります。
以下、順位が下がるにつれて配分率も低くなっていくというシステムになっています。
結果的にツアーや大会によって、獲得賞金には大きな差が出てきます。
海外のメジャー大会など賞金総額が高い大会では1試合で億単位の賞金を手にすることができ、日本の賞金王が1年間に獲得する賞金額より高くなるというとんでもないスケールになっています。
ゴルフの賞金配分~男子・女子、海外・国内ツアー別
では続いて、男子と女子ツアー、海外と国内ツアー別にゴルフの賞金配分がどうなっているか、見ていきましょう。
海外のツアーは、男子・女子ともにアメリカ・ツアーを参考にしています。
優勝者の賞金配分が最も高いのは、国内男子ツアーの20%、逆に最も低いのは海外女子ゴルフツアー(USLPGA)の15%となります。
ちなみに10位の賞金の配分を見ると、どのツアーも2%台となっています。
賞金総額を1億円とすると10位では200万円(配分率2%の場合)ですから、経費を差し引いてもかなりの黒字となります。
各ツアーの賞金配分の詳細は、以下の通りです。
海外男子ゴルフツアー(USPGA)
世界最高峰のツアーとして知られるアメリカ男子ツアーですが、賞金も桁違いで、ツアー全体の賞金総額は、日本男子ツアーのおよそ10倍です。
賞金の配分がどうのこうよりも賞金総額が高いので、2位、3位でも数千万円の賞金を手にすることができる大会もあります。
また全米オープンなどは予選落ちでも賞金が出るという、どこまでいっても破格の凄さです。
アメリカ男子ツアーの賞金配分は、以下の通りです。
1位:18%
2位:10.8%
3位:6.8%
4位:4.8%
5位:4%
6位:3.6%
7位:3.35%
8位:3.1%
9位:2.9%
10位:2.7%
海外女子ゴルフツアー(USLPGA)
アメリカ女子ツアーも男子には及びませんが、賞金総額は年々増加を続け、ツアー全体の賞金総額は、日本女子ツアーのおよそ2倍です。
アメリカ女子ツアーの賞金配分は、以下の通りです。
1位:15%
2位:8.6%
3位:6.8%
4位:5.1%
5位:4.1%
6位:3.3%
7位:2.8%
8位:2.4%
9位:2.2%
10位:2.0%
国内男子ゴルフツアー(JPGA)
優勝者の賞金配分が最も高いのが国内男子ゴルフツアー(JPGA)です。
賞金総額ではアメリカ男子ツアーに大きく水を空けられていますが、松山英樹選手など人気選手の海外流出も影響しているかもしれませんね。
国内男子ゴルフツアーの賞金配分は、以下の通りです。
1位:20%
2位:10%
3位:6.8%
4位:4.8%
5位:4%
6位:3.6%
7位:3.3%
8位:3.05%
9位:2.82%
10位:2.62%
国内女子ゴルフツアー(JLPGA)
宮里藍プロの出現で、大きく発展した国内女子ゴルフツアー(JLPGA)ですが、その後は韓国勢が席巻しています。
2019年はテレビ放映権を巡り、数試合が撤退を表明するなど正念場を迎えているともいえます。
黄金世代など次世代の活躍が期待されています。
国内女子ゴルフツアーの賞金配分は、以下の通りです。
1位:18%
2位:8.8%
3位:7%
4位:6%
5位:5%
6位:4%
7位:3.5%
8位:3%
9位:2.5%
10位:2%
ゴルフの賞金配分~まとめ
今回は、ゴルフの賞金配分はどうなっているのか、男子と女子、海外と国内ではどう違うのかを見てきました。
ゴルフの賞金配分のシステムは、順位によって賞金総額の何%の賞金と決められており、配分率は男子と女子、海外と国内などツアーによって異なります。
優勝者の賞金配分が最も高いのは、国内男子ツアーの20%、最も低いのは海外女子ゴルフツアー(USLPGA)の15%ですが、賞金総額はアメリカ男子ツアーが群を抜いて高く、日本男子ツアーのおよそ10倍です。
こうして見ると、ゴルフの世界では賞金配分よりも賞金総額がものを言うような気がします。
賞金の配分率はツアーや大会によって違いますが、賞金総額の違いに比べればそれほど大きな差ではないでしょう。
強い選手がアメリカ・ツアーを目指すのもわかります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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