ゴルフの海外メジャー大会は男子が4大会、女子は5大会あり、いずれも優勝すれば大きな名誉とともに高額の賞金を獲得します。
歴代優勝者は歴史に名を残すような選手ばかりですが、近年は日本人選手の台頭も目立つようになってきました。はたして歴代優勝者の中に日本人選手は何人いるのでしょうか?
今回は、ゴルフのメジャー大会の歴代優勝者の中で日本人選手は何人いるのか、男子・女子別で見ていきます。
ゴルフのメジャー大会歴代優勝者で日本人選手は何人?
ゴルフのメジャー大会の日本人優勝者は、男子1名、女子4名の計5名です。(2024年7月15日時点)
男子1名に対して女子4名と差がありますが、近年の日本のゴルフは女子のほうが層が厚く、それが結果にもつながっているといえます。今後も新しいメジャー優勝者が誕生する可能性としては女子のほうが高いといえるでしょう。
ちなみにシニアでは2013年の「全米シニアプロゴルフ選手権」で、井戸木鴻樹プロが優勝しています。
ゴルフのメジャー大会の日本人優勝者~男子
ゴルフのメジャー大会の日本人優勝者で男子は松山英樹選手ただひとりで、2021年の「マスターズ」で達成しています。当時29歳の松山英樹選手はアマチュア時代の2011年に「マスターズ」に初出場してから10回目の挑戦で、メジャー大会は通算33戦目での悲願達成となりました。
それまでの男子日本人選手のメジャー大会最高位は1980年「全米オープン」の青木功プロと2017年「全米オープン」の松山英樹選手の2位でした。
男子の日本人選手が初めてメジャー大会に出場したのは1932年「全英オープン」の宮本留吉プロで、それから89年後の達成という非常に長い道程でした。ちなみに「マスターズ」に日本人選手が初めて出場したのは1936年の陳清水プロ、戸田藤一郎プロでした。
ゴルフのメジャー大会の日本人優勝者~男子(1名)
- 松山英樹:マスターズ(2021年)
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ゴルフのメジャー大会の日本人優勝者~女子
ゴルフのメジャー大会の日本人優勝者で女子は樋口久子プロと渋野日向子選手、笹生優花選手、古江彩佳選手の4名が達成しています。
女子の日本人選手が初めてメジャー大会に出場したのは1970年「全米女子オープン」の樋口久子プロと佐々木マサ子プロでした。その7年後の1977年、樋口久子プロが「全米女子プロ選手権」で日本人選手として男子女子通じて初めてメジャー大会に優勝しています。
男子と比較するとかなり早い時期にメジャー制覇を達成したわけですが、それからしばらくの間、日本人選手はメジャー制覇に手が届きませんでした。そして、樋口久子プロのメジャー制覇から42年後、2019年の「全英女子オープン」で渋野日向子選手が女子2人目のメジャー大会優勝者となります。
その2年後の2021年の「全米女子オープン」には笹生優花選手が全米女子オープン史上最年少の19歳351日で優勝を飾り、女子3人目のメジャー大会優勝者となります。笹生優花選手は2024年に再び「全米女子オープン」を制しています。さらに同じ2024年の「エビアン選手権」で古江彩佳選手が日本人女子4人目のメジャー優勝を飾っています。
ゴルフのメジャー大会の日本人優勝者~女子(4名)
- 樋口久子:全米女子プロゴルフ選手権(1977年)
- 渋野日向子:全英女子オープン(2019年)
- 笹生優花:全米女子オープン(2021・2024年)
※全米女子オープン史上最年少優勝(19歳351日) - 古江彩佳:エビアン選手権(2024年)
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ゴルフのメジャー大会歴代優勝者で日本人選手は何人?~まとめ
今回は、ゴルフのメジャー大会の歴代優勝者の中で日本人選手は何人いるのか、男子・女子別で見てきました。
ゴルフのメジャー大会の日本人優勝者は、男子1名(松山英樹)、女子4名(樋口久子・渋野日向子・笹生優花・古江彩佳)の計5名です。(2024年7月15日時点)
※シニアでは2013年「全米シニアプロゴルフ選手権」で井戸木鴻樹プロが優勝
近年の日本のゴルフは女子のほうが層が厚く、女子は今後も新しいメジャー優勝者が誕生する可能性が高いでしょう。男子も松山英樹選手に続く選手が出現することが期待されます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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