西村優菜選手は2000年生まれのプラチナ世代として、アマチュア時代から活躍し2020年にプロデビューした注目の若手選手です。
小さな体から放たれる正確なショットでデビューイヤーに早々と優勝を飾っていますが、クラブセッティングは個性的で特に非力なアマチュア・ゴルファーには非常に参考になるのではないでしょうか?
今回は、西村優菜選手のクラブセッティングや身長と体重などプロフィールについて見ていきたいと思います。
西村優菜のクラブセッティング
西村優菜選手のクラブセッティングは、ドライバーからパター、ボールにいたるまですべてのギアをキャロウェイで固めています。
ドライバー以下、フェアウェイウッドは3W・5W・7W・9Wの4本、ユーティリティが1本、アイアンは6番~PWの5本、ウエッジが2本にパターという14本という非常に個性的なクラブセッティングです。
なんといっても特徴的なのはフェアウェイウッドの多さで、昨今の女子プロが3Wと5Wの2本体制なのに対して倍の4本をバッグに入れています。
ウッド系を中心としたクラブセッティングで上背のなさをカバーしようという意図が見え、これが功を奏しているともいえます。
その他については、ノーマルなクラブセッティングといっていいのではないでしょうか。
では、西村優菜選手のクラブセッティングを見ていきましょう。
西村優菜のドライバー
キャロウェイ:「マーベリック サブゼロ」(9度)
シャフト:フジクラ「スピーダー569エボリューションⅢ」(SR)
ドライバーの飛距離が230~240ヤードという西村優菜選手が選んだドライバーはキャロウェイの「マーベリック サブゼロ」です。
フェアウェイウッドのやさしい「マーベリック マックス」に対してロフト角も9度と、ドライバーはフェアウェイウッドとは別物と考えているのでしょうか、ややハードスペックになっています。
少しでも飛距離を求めての判断ではないでしょうか?
西村優菜のフェアウェイウッド
3W・5W・7W・9W(16・19・22・24度)
キャロウェイ:「マーベリック マックス」
シャフト:フジクラ「スピーダー569エボリューションⅢ」(3W&5W:R、7W&9W:SR)
西村優菜選手のクラブセッティングで最も個性が出ているのがフェアウェイウッドですが、4本体制で使用モデルはキャロウェイの「マーベリック マックス」で統一されています。
ドライバーのロフト角9度に対して3Wは16度となっていますが、3W以下の流れは2~3度と小刻みになっています。
さらにもうひとつの特徴がシャフトの硬さで3Wと5Wのみ柔らかめのRを使用しています。
ボールの上がりやすさのためかと想像したりもしますが、細やかな配慮が行き届いたクラブセッティングといえるでしょう。
このフェアウェイウッド4本で、175ヤード~210ヤードをカバーしています。
西村優菜のユーティリティ
5UT
キャロウェイ:「APEX ユーティリティ」(26度)
シャフト:フジクラ「MCH60」(R)
西村優菜選手の使用するユーティリティは、キャロウェイの「APEX ユーティリティ」でユーティリティ1本のみと少々、以外な感じがしました。
理由は非力な選手はユーティリティを複数本バッグに入れていることが多いからです。
裏を返せば、それだけショートウッドを得意としているということなのでしょう。
ユーティリティの飛距離は約165ヤードということで、フェアウェイウッドからの飛距離の流れも自然です。
西村優菜のアイアン
6番~PW
キャロウェイ:「APEX アイアン」(2018年モデル)
シャフト:フジクラ「MCH70」(R)
ショートアイアンが得意クラブという西村優菜選手の使用するアイアンは、キャロウェイの「APEXアイアン」で、小ぶりでシャープなモデルです。
ウッド系でやさしく飛ばしてターゲットをピンポイントで狙うアイアンは操作性のいいタイプで攻めていきたいという意図が見えます。
西村優菜のウエッジ
50度・58度
キャロウェイ:「ジョーズ ウェッジ」
シャフト:フジクラ「MCH80」(S)
西村優菜選手の使用するウエッジは、キャロウェイの「ジョーズ ウェッジ」です。
ウッド系に手厚いクラブセッティングなため、ウエッジはロフト角50度と58度の2本体制ですが、得意クラブがショートアイアンですからウエッジのコントロールにも自信があるのかもしれません。
西村優菜のパター
オデッセイ:「トリプル・トラック DOUBLE WIDE」
西村優菜選手の使用するパターはオデッセイの「トリプル・トラック DOUBLE WIDE」でその名の通り、3本のラインが入ったモデルです。
これによってパッティングラインにアドレスやストロークがしやすいというわけです。
西村優菜の使用ボール
キャロウェイ:「クロムソフト X トリプル・トラック」
西村優菜選手の使用するボールはキャロウェイの「クロムソフト X トリプル・トラック」で、これまで以上に高いボール初速を実現した4ピースボールです。
耐久性にも優れた新たなウレタンカバーにより高いスピン性能と柔らかい打感を実現しています。
ボールも”トリプル・トラック”の名の通り、3本のラインが入ったモデルです。
西村優菜の身長と体重などプロフィール
西村優菜選手は2020年にプロデビューすると、わずか10戦目にツアー初優勝を果たしています。
テレビの画面を見てもわかる通り非常に小柄で、身長は150cm、体重は50kgと大型化する昨今の女子プロゴルフ界の中でも稀有なタイプといっていいでしょう。
しかし、2000年生まれのプラチナ世代として、アマチュア時代から古江彩佳選手や安田祐香選手らとともに活躍を続けており実力は折り紙付きです。
今後も大きな飛躍とともに活躍が期待される選手のひとりです。
西村優菜選手の身長と体重などプロフィールは、以下の通りです。
名前
西村優菜(にしむら ゆな)
生年月日
2000年8月4日
身長・体重
150cm・50kg
血液型
O型
出身地
大阪府堺市
出身校
大阪商業大学高校
プロ転向
2020年
ツアー優勝
通算1勝(樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント2020)
得意クラブ
ショートアイアン
趣味
音楽鑑賞・スポーツ観戦
所属
フリー
ツアー成績などは2020年11月1日現在のものです。
西村優菜のクラブセッティング~まとめ
今回は、西村優菜選手のクラブセッティングや身長と体重などプロフィールについて見てきました。
西村優菜選手のクラブセッティングは、すべてのギアをキャロウェイで固め、ドライバー以下、フェアウェイウッドは3W・5W・7W・9Wの4本、ユーティリティが1本、アイアンは6番~PWの5本、ウエッジが2本にパターという14本というクラブセッティングです。
特徴はフェアウェイウッドの多さですが、特に非力なアマチュア・ゴルファーには参考になるはずです。
プロフィールは身長は150cm、体重は50kgと非常に小柄ですが、正確なショットで今後の活躍が期待される選手のひとりです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※プロゴルファーは状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
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