勝みなみ選手は黄金時代の選手のひとりですが、15歳293日での優勝という国内女子プロゴルフツアーのツアー史上最年少優勝記録の持ち主でもあります。
層の厚い黄金時代の中でも出世頭でもあるわけですが、ベースボールグリップから繰り出されるショットはパワフルそのものです。
そんな勝みなみ選手のクラブセッティングはどんなものでしょうか?
今回は、勝みなみ選手のクラブセッティングや名前の由来などプロフィールを見ていきます。
勝みなみのクラブセッティング
勝みなみ選手のクラブセッティングは、ダンロップを中心としたものです。
ドライバー以下、フェアウェイウッドは3W(スプーン)と5W(クリーク)の2本、アイアンは4番~PWの7本、ウエッジが3本にパターという14本というオーソドックスなクラブセッティングです。
以前はフェアウェイウッドに3W(スプーン)を入れずに、さらに4番アイアンを入れてなど、女子プロ離れしたクラブセッティングが特徴でしたが、今も試行錯誤を繰り返している真っ最中といえるでしょう。
トレーニングにより体力がアップし、それに伴いシャフトの重量を重くするなど、クラブセッティングは年々、ハードなスペックになっているようです。
割と頻繫にクラブを変えるタイプのようなので、今後もかなりの変更が予想されます。
勝みなみのクラブセッティング(ダイキンオーキッド2023)
ドライバー:ダンロップ・スリクソン「ZX7 Mk Ⅱ」(ロフト9.5度)
シャフト:三菱ケミカル「ディアマナ GT」(長さ45.25インチ・フレックス:5S)
フェアウェイウッド(3W・5W):
プロギア「RS フェアウェイウッド」(3W15度)
ダンロップ・スリクソン「ZX7 フェアウェイウッド」(5W18度)
アイアン(4・5番):ダンロップ・スリクソン「ZX5 アイアン」
アイアン(6番~PW):ダンロップ・スリクソン「ZX7 アイアン」
ウェッジ(ロフト50・54・58度):クリーブランド「RTX6 ZIPCORE ウェッジ」
パター:オデッセイ「オー・ワークス #1」
ボール:ダンロップ「スリクソン Zスター XV ボール」
では、勝みなみ選手のクラブセッティングを詳しく見ていきましょう。
勝みなみのドライバー2023
ダンロップ:スリクソン「ZX7」(9.5度)
シャフト:三菱ケミカル「ディアマナ GT50」(長さ45.25インチ・フレックス:S)
勝みなみ選手の使用ドライバー2023は、ダンロップのスリクソン「ZX7 Mk Ⅱ」で、よりスピン量が少ないハードなモデルです。
シャフトが変更され、同じ三菱ケミカルの「ディアマナ GT」に変更しています。
勝みなみのドライバー2022
ダンロップ:スリクソン「ZX7」(9.5度)
シャフト:三菱ケミカル「ディアマナ GT50」(長さ45.25インチ・フレックス:S)
勝みなみ選手の使用ドライバー2022は、前年と同じダンロップのスリクソン「ZX7」で、スペックも変わりありません。
シャフトが変更され、同じ三菱ケミカルの「ディアマナ GT50」に変更しています。
勝みなみのドライバー2021
ダンロップ:スリクソン「ZX7」(9.5度)
シャフト:三菱ケミカル「ディアマナ PD50」(長さ45.25インチ・フレックス:S)
勝みなみ選手の使用ドライバー2021は、ダンロップのスリクソン「ZX7」です。
以前は「Z785」「ゼクシオ」なども使用しており、割と頻繫に使用モデルを変えています。
勝みなみのフェアウェイウッド2023・2022
3W(スプーン)・5W(クリーク)
プロギア:「RS フェアウェイウッド」(15度)
ダンロップ:スリクソン「ZX フェアウェイウッド」(18度)
勝みなみ選手の使用するフェアウェイウッド2022は2本体制は変わりませんが、3W(スプーン)をプロギアの「RS フェアウェイウッド」に変更しています。
スリクソン「ZX フェアウェイウッド」シリーズで統一されていましたが、トレーニングによるフィジカル強化に伴って試行錯誤が続いているようです。
勝みなみのフェアウェイウッド2021
3W(スプーン)・5W(クリーク)
ダンロップ:スリクソン「ZX フェアウェイウッド」(15度・18度)
勝みなみ選手の使用するフェアウェイウッド2021は3W(スプーン)と5W(クリーク)の2本体制で、ドライバー同様にダンロップで、モデルはどちらもスリクソン「ZX フェアウェイウッド」です。
以前はは3W(スプーン)を抜いて4番アイアンを入れ5W(クリーク)1本体制だったり、3W(スプーン)と5W(クリーク)の2本体制だったりと試行錯誤を繰り返しているようです。
勝みなみのユーティリティ2021
UT4
ダンロップ:スリクソン「ZX」(22度)
勝みなみ選手の使用するユーティリティ2021はやはりダンロップで、スリクソン「ZX」です。
勝みなみのアイアン2023
4・5番
ダンロップ:スリクソン「ZX5 Mk Ⅱ」
6番~PW
ダンロップ:スリクソン「ZX7 Mk Ⅱ」
勝みなみ選手の使用アイアン2023は前年と同じ4番~PWまでの7本体制ですが、すべて「Mk Ⅱ」モデルになっています。
勝みなみのアイアン2022
4・5番
ダンロップ:スリクソン「ZX5 アイアン」
6番~PW
ダンロップ:スリクソン「ZX7 アイアン」
勝みなみ選手の使用アイアン2022は前年と同じモデルですが、6本体制から4番~PWまでの7本体制になっています。
ユーティリティを抜いて新たに4番アイアンが加わりましたが、5番アイアンと同じダンロップのスリクソン「ZX5」です。
勝みなみのアイアン2021
5番
ダンロップ:スリクソン「ZX5 アイアン」
6番~PW
ダンロップ:スリクソン「ZX7 アイアン」
勝みなみ選手の使用アイアン2021は5番~PWまでの6本体制ですが、5番アイアンはダンロップのスリクソン「ZX5」、6番~PWはダンロップのスリクソン「ZX7」です。
以前は女子プロにしては珍しいマッスルバックのモデル「Z-フォージドアイアン」を使用していましたが、よりやさしいキャビティタイプのモデルにチェンジしています。
勝みなみのウエッジ2023
50度・54度・58度
クリーブランド:「RTX6 ZIPCORE ウェッジ」
勝みなみ選手の使用ウエッジ2023は3本体制は変わらず、モデルはクリーブランドの「RTX6 ZIPCORE ウェッジ」になっています。
勝みなみのウエッジ2022・2021
50度・54度・58度
クリーブランド:「RTX ZIPCORE ウェッジ」
勝みなみ選手の使用ウエッジは3本体制で、モデルはクリーブランドの「RTX ZIPCORE ウェッジ」です。
4度刻みで自然な流れになっています。
勝みなみのパター2023・2022
オデッセイ:「オー・ワークス パター #1」
勝みなみ選手の使用パター2023・2022は、オデッセイの「オー・ワークス #1」です。
形状はタイトリストの「スコッティキャメロン GSSプロトタイプ」と同じタイプですが、見た目はオデッセイのの方がマイルドに見えます。
ピン・タイプの形状で非常にオーソドックスなパターで、オデッセイの「オー・ワークス #1」を使用することもありますが形状は似ています。
2021年の日本女子オープンゴルフから使用しています。
勝みなみのパター2021
タイトリスト:「スコッティキャメロン GSSプロトタイプ」
勝みなみ選手の使用パター2021は、タイトリストの「スコッティキャメロン GSSプロトタイプ」です。
ピン・タイプの形状で非常にオーソドックスなパターで、シャープな印象があります。
勝みなみの使用ボール2023・2022・2021
ダンロップ:「スリクソン Zスター XV ボール」
勝みなみ選手の使用ボールは、ダンロップの「スリクソン Zスター XV ボール」です。
2層コアにより反発を高めたモデルで、高い飛距離性能とスピン性能を併せ持ちます。
勝みなみの名前の由来などプロフィール
勝みなみ選手は1998年(平成10年)7月1日、鹿児島県鹿児島市に生まれ、ゴルフは7歳から祖父の影響で始めました。
”みなみ”という名前の由来は、人気漫画「タッチ」のヒロインである浅倉南からきています。
アマチュア時代に出場したバンテリンレディス2014で史上4人目のアマチュア優勝を果たし、15歳293日での優勝は国内女子プロゴルフツアーのツアー史上最年少優勝記録となっています。
その後、2017年にプロテストに一発合格すると、2018年のエリエールレディスでプロ初優勝を飾り、2021年にはメジャー大会の日本女子オープンも制しています。
2022年には日本女子オープン連覇を達成し、2023年シーズンはアメリカツアーに挑戦します。
勝みなみ選手のプロフィールは、以下の通りです。
勝みなみのプロフィール
名前
勝みなみ(かつ みなみ)
生年月日
1998年(平成10年)7月1日
身長・体重
157cm・56kg
血液型
AB型
出身地
鹿児島県鹿児島市
出身校
鹿児島高校(鹿児島県)
プロ転向
2017年
得意クラブ
ドライバー
ツアー優勝
通算8勝(バンテリンレディス2014、エリエールレディス2018、パナソニックオープン2019、中京ブリヂストンレディス2019、リゾートトラストレディス2021、日本女子オープン2021・2022、楽天スーパーレディース2022)
趣味
映画鑑賞、スポーツ観戦
所属
明治安田生命
ツアー成績などは2023年3月21日現在のものです。
その他、主なプロゴルファーのクラブセッティング一覧(男子・女子別)は、こちらからどうぞ↓

勝みなみのクラブセッティング~まとめ
今回は、勝みなみ選手のクラブセッティングや名前の由来などプロフィールを見てきました。
勝みなみ選手のクラブセッティングは、ドライバー以下、フェアウェイウッドは3W(スプーン)と5W(クリーク)の2本、アイアンは4番~PWの7本、ウエッジが3本にパターという14本という個性的な構成です。
クラブは割と頻繫に変えるタイプのようですが、体力アップに伴って今後も試行錯誤を繰り返していくことでしょう。
今後の活躍が非常に楽しみな選手のひとりです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※プロゴルファーは状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
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