安田祐香選手はアマチュア時代からプロのトーナメントにも出場し、2020年シーズンからはいよいよプロとして本格的にツアーに参戦している期待の若手選手です。
ウッドよりはアイアンが得意とのことで、クラブセッティングはいかにもアイアン派に参考になりそうな14本となっています。
アイアン派の安田祐香選手のクラブセッティングは、どうなっているでしょうか?
今回は、アイアン派に参考になる14本としておすすめの安田祐香選手のクラブセッティングなどを見ていきたいと思います。
安田祐香のクラブセッティング
安田祐香選手のクラブセッティングは、ドライバーからパター、ボールまですべて契約先のダンロップで統一されています。
構成は、ドライバーとフェアウェイウッド(4W)が各1本、ユーティリティが3本、アイアンが6番~PW、ウエッジ3本とパターの14本です。
上述したようにウッドよりアイアンが得意だということで、クラブセッティングにもそれが表れており、ウッドはドライバーと4W(バフィー)の2本のみとなっています。
そしてユーティリティのセッティングがよく工夫されているのが特徴で、ウッド型とアイアン型をうまく組み合わせることでウッドが少ない分をカバーしています。
もうひとつの特徴がウエッジの充実ぶりで、PW・48度・52度・58度の4本体制で細かく距離を打ち分けられるようにしています。
飛距離の穴もなく、非常によく考えられたクラブセッティングという印象を受けます。
全体的にアイアンを重視した流れになっていて、アイアン派のアマチュア・ゴルファーには大いに参考になるクラブセッティングなのではないでしょうか。
安田祐香のクラブセッティング2022(日本女子プロゴルフ選手権2022)
ドライバー:ダンロップ「スリクソン ZX7」(10.5度)
シャフト:USTマミヤ「アッタス KING」(硬さ:5S)
フェアウェイウッド(4W):ダンロップ「ゼクシオ イレブン」(16.5度)
ユーティリティ(3UT・4UT・5UT)
ダンロップ「スリクソン ZX ハイブリッド」(19度・22度・25度)
アイアン(6番~PW):ダンロップ「スリクソン ZX5」
ウェッジ(ロフト48・52・58度):クリーブランド「RTX ZIPCORE」
パター:オデッセイ「TRI-HOT 5K TRIPLE WIDE」
ボール:ダンロップ「スリクソン Zスター XV」
安田祐香のドライバー2022
ダンロップ:「スリクソン ZX7 ドライバー」(10.5度)
シャフト:USTマミヤ「アッタスKING」(硬さ:5S)
安田祐香選手の2022年の使用ドライバーに変更はなく、シャフトのみ変更になっています。
安田祐香のドライバー2021
ダンロップ:「スリクソン ZX7 ドライバー」(10.5度)
シャフト:USTマミヤ「アッタスG7」(硬さ:5S)
安田祐香選手の2021年の使用ドライバーは、ダンロップの「スリクソン ZX7」に変更しています。
安田祐香のドライバー2020
ダンロップ:「ゼクシオ イレブン」(9.5度)
シャフト:USTマミヤ「アッタスG7」(硬さ:5S)
安田祐香選手は見た目が細身にもかかわらずドライバーの飛距離は約240ヤードと飛ぶほうだと思いますが、ドライバーは2020年現在、ダンロップ「ゼクシオ イレブン」を使用しています。
以前は同じダンロップの「スリクソン Z785」を使用していましたが、やさしく飛ばせて安定した飛距離と方向性が得られるということでチェンジしました。
今までより約5ヤード飛距離が伸びて、なおかつ曲がりも少ないとなれば当然の選択でしょう。
安田祐香のフェアウェイウッド2022・2021
4W(バフィー)
ダンロップ:「ゼクシオ イレブン」(16.5度)
※2021年は3W(スプーン)
ダンロップ:「ゼクシオ イレブン」(15度)
安田祐香選手はフェアウェイウッドは1本のみという女子プロ選手では珍しいクラブセッティングです。
ウッドが苦手で、特に3W(スプーン)に最も苦手意識があるようなので、なるべくフェアウェイウッドは少なくしてユーティリティでカバーしようということなのでしょう。
以前は3W(スプーン)と5W(クリーク)の2本体制にしたり、4W(バフィー)を入れたりもしていましたが、試行錯誤の末、現在は4W(バフィー)1本体制に落ち着いています。
ドライバー同様、以前は同じダンロップの「スリクソン Z785」を使用していましたが、やさしく飛ばせるという理由で「ゼクシオ イレブン」を使用しています。
安田祐香選手の3W(スプーン)の飛距離は約220ヤードです。
安田祐香のユーティリティ2022
UT3・UT4・UT5
ダンロップ:「スリクソン ZX ハイブリッド」(19度・22度・25度)
安田祐香選手の2022年のユーティリティは前年と同じモデルですが、2本体制から再び3本体制に戻っています。
5番アイアンの代わりにUT5を入れています。
安田祐香のユーティリティ2021
UT3・UT4
ダンロップ:「スリクソン ZX ハイブリッド」(19度・22度)
安田祐香選手の2021年のユーティリティは、3本体制から2本体制になっています。
UT5の代わりに5番アイアンを入れています。
安田祐香のユーティリティ2020
UT3・UT4
ダンロップ:「スリクソン Z H85」(19度・22度)
シャフト:ミヤザキ「カウラHB 7」(硬さ:S)
UT5
ダンロップ:「スリクソン Z U85」(26度)
シャフト:N.S.PRO 850GH(硬さ:S)
安田祐香選手のユーティリティは3本体制で、UT3とUT4はウッド型ユーティリティのダンロップ「スリクソンZ H85」、UT5はアイアン型ユーティリティのダンロップ「スリクソン Z U85」を使用しています。
ボールが上がりやすいやさしいモデルで、ロングアイアンでは難しい高い打ち出し角とキャリーを実現して攻めるゴルフをサポートしてくれます。
以前は、同じダンロップのモデル「スリクソン H85」のUT5も入れていました。
やはりやさしさを優先してウッド型ユーティリティを2本入れていますが、UT5にアイアン型ユーティリティを選択しているのがアイアン派の安田祐香選手らしいところです。
安田祐香選手のユーティリティの飛距離は、UT3(19度)が約200ヤード、UT4(22度)約180ヤード、UT5(26度)が約170ヤードです。
安田祐香のアイアン2022
6番アイアン~PW
ダンロップ:「スリクソンZX5 アイアン」
安田祐香選手の2022年の使用アイアンは前年と同じモデルで、5番アイアンがUT5に代わっています。
安田祐香のアイアン2021
5番アイアン
ダンロップ:「スリクソンZX4 アイアン」
6番アイアン~PW
ダンロップ:「スリクソンZX5 アイアン」
安田祐香選手の2021年の使用アイアンは、新たに5番アイアンが加わっています。
5番アイアンは中空構造の「スリクソンZX4」、6番アイアン以下は軟鉄鍛造のポケットキャビティタイプの「スリクソンZX5」を採用しています。
安田祐香のアイアン2020
6番アイアン~PW
ダンロップ:「スリクソン Z585」
シャフト:NSプロ850GH(硬さ:S)
得意なアイアンは、飛距離性能に優れ、ミスの許容範囲の広いやさしいダンロップ「スリクソン Z585」を使用しています。
6番からバッグに入れているということで飛距離差がどうかと思いましたが、UT5を5番アイアン代わりとしていることでいい流れになっています。
安田祐香選手のアイアンの飛距離は6番アイアンが約160ヤードで、以下10ヤード刻みでPWが約120ヤードです。
安田祐香のウエッジ2022・2021
48度・52度・58度
クリーブランド:「RTX ZIPCORE(ジップコア)ウェッジ」
シャフト:48度はN.S.PRO 850GH(硬さ:S)、52度と58度はN.S.PRO 950GH(硬さ:S)
安田祐香選手の2022・2021年のウエッジは、クリーブランド「RTX ZIPCORE(ジップコア)」に変更しています。
3本体制でロフト角に変更はありません。
安田祐香のウエッジ2020
48度・52度・58度
クリーブランド:「RTX4 ツアーサテン」
シャフト:48度はN.S.PRO 850GH(硬さ:S)、52度と58度はN.S.PRO 950GH(硬さ:S)
安田祐香選手のウエッジは、クリーブランド「RTX4 ツアーサテン」です。
ウェッジでのショットの正確性を重要視しており、数ヤードごとに細かく刻むことができるように48度・52度・58度、これらにPWを加えウエッジ4本体制となっています。
安田祐香選手のウエッジの飛距離は、48度が110ヤード、52度が100ヤード、58度が85ヤードです。
その他、主なプロゴルファーのクラブセッティング一覧(男子・女子別)は、こちらからどうぞ↓

安田祐香のパター2022
オデッセイ:「TRY-HOT 5K TRIPLE WIDE」
安田祐香選手の使用するパター2022は、オデッセイの「TRI-HOT 5K TRIPLE WIDE」に変更しています。
同じブレード型のモデルですが、ソールが長くより慣性モーメントが高いモデルです。
安田祐香のパター2021・2020
オデッセイ:「O-WORKS #1W」
安田祐香選手の使用するパター2021・2020は、ブレード型のオーソドックスなモデルのオデッセイ「O-WORKS #1W」です。
「絶対に3パットしない」ことを2020年シーズンの目標に掲げていますが、パターの選択に迷いはなく、しばらくは変える気もなさそうですから不動のエースパターといっていいでしょう。
安田祐香の使用ボール
ダンロップ:「スリクソンZ-STAR XV」
安田祐香選手の使用するボールは、ダンロップ「スリクソンZ-STAR XV」です。
フォーピース構造で、飛距離性能に優れ、なおかつソフトな打感と抜群のを実現したモデルです。
安田祐香のクラブセッティング~まとめ
今回は、アイアン派に参考になる14本としておすすめの安田祐香選手のクラブセッティングなどを見てきました。
安田祐香選手のクラブセッティングは、ドライバーからパター、ボールまですべダンロップで統一されていますが、ウッド2本体制とウエッジ4本体制、そしてユーティリティの工夫が特徴といえます。
構成は、ドライバーとフェアウェイウッド(4W)が各1本、ユーティリティが3本、アイアンが6番~PW、ウエッジ3本とパターの14本です。
ウッドよりアイアンが得意とのことで、クラブセッティングはアイアン派のゴルファーに参考になりそうな14本といえるでしょう。
特に多くのアマチュア・ゴルファーが課題にしていると思われる170ヤード~200ヤードをカバーするセッティングは細かな配慮が行き届いています。
プロ初優勝が期待される安田祐香選手に注目です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※プロゴルファーは状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
コメント