親しみやすいキャラクターとルックスから人気選手となり、2020年から選手会長に就任しているのが時松隆光選手です。
ゴルファーでは数少ないベースボール・グリップからのショットにもかかわらず正確性は抜群で、ツアーでも優勝を飾りトッププロの仲間入りを果たしています。
そんな時松隆光選手のクラブセッティングには私たちアマチュア・ゴルファーにも参考になる点をいくつも見つけることができました。
今回は、ドライバーからアイアン・ウエッジのシャフトなど時松隆光選手のクラブセッティングや使用ボールなどを見ていきます。
時松隆光のクラブセッティング
時松隆光選手のクラブセッティングは、契約先のミズノを中心に構成されています。
以前はナイキとクラブ契約を結んでいましたが、2016年にナイキがクラブ・ボールの製作から事業撤退してからしばらくの間は契約フリーとなっていました。
その間、キャディーバッグの中にはさまざまなメーカーのクラブが入っていましたが、2019年4月にミズノとクラブ契約を結ぶことになりました。
構成は、ドライバー以下、フェアウェイウッドは3W(スプーン)と5W(クリーク)の2本、ユーティリティも3UTと4UTの2本、アイアンは5番~PWの6本、ウエッジが2本にパターという14本で、非常にオーソドックスなクラブセッティングです。
時松隆光選手は、クラブには“やさしさ”を求めているということもあって、私たちアマチュア・ゴルファーにも大変、参考になるクラブセッティングだといえます。
シャフトはドライバーからユーティリティまではカーボンシャフト、アイアンとウエッジはスチールシャフトを使用していますが、こちらはパワーのあるアマチュア・ゴルファーなら使いこなせるのではないでしょうか。
では、時松隆光選手のクラブセッティングを見ていきましょう。
時松隆光のドライバー2021
ミズノ:「ST-X ドライバー」(10.5度)
シャフト:グラファイトデザイン「ツアーADプロトタイプ」(長さ45.5インチ・フレックス:X)
時松隆光選手の使用ドライバーは、ミズノ「ST-X」で、高初速・低スピンを実現し重心距離が短めに設定されたつかまりのいいやさしいモデルです。
βチタンとカーボンコンポジットを融合したドライバーです。
時松隆光のフェアウェイウッド2021
3W(スプーン)
キャロウェイ:「マーベリック・サブゼロ」(15度)
シャフト:グラファイトデザイン「ツアーAD・F-65」(長さ43インチ・フレックス:S)
5W(クリーク)
ミズノ:「ミズノプロ・フェアウェイウッド」(18度)
シャフト:グラファイトデザイン「ツアーAD・F-75」(長さ42インチ・フレックス:S)
時松隆光選手の使用するフェアウェイウッドは、3W(スプーン)がキャロウェイの「マーベリック・サブゼロ」、5W(クリーク)がミズノの「ミズノプロ」です。
クラブセッティングの中で多くがミズノのモデルを採用してる中で、3W(スプーン)がキャロウェイというのが目を引きます。
以前の3W(スプーン)もキャロウェイの「エピック」を使用していたので時松選手ならではのこだわりがある部分だと思われます。
時松隆光のユーティリティ2021
4UT(21度)
ミズノ:「GX ユーティリティ」
シャフト:グラファイトデザイン「ツアーAD・U-95」(フレックス:S)
4UT(22度)
ミズノ:「ミズノプロ・フライハイ」
シャフト:グラファイトデザイン「ツアーAD・HY-95」(フレックス:S)
時松隆光選手は、ユーティリティをウッド型の4UTとアイアン型の4番アイアンの2本を入れています。
以前はウッド型ユーティリティー2本でしたが、これならユーティリティがアイアンからの延長線上にあり、流れも違和感がないのではないでしょうか。
「GX ユーティリティ」はやさしく高弾道で攻めていけるモデルでしたが、すでに生産を終了しています。
アイアン型はユーティリティというよりはやさしいロングアイアンという感覚が持てます。
時松隆光のアイアン2021
5番~PW
ミズノ:「JPX 921ツアー」
シャフト:N.S.PRO「MODUS プロトタイプ・システム3」(フレックス:S)
時松隆光選手の使用アイアンはミズノ「JPX 921ツアー」で、契約フリーの頃から使い続けていた「MP-66」から変更になりました。
ミズノ「MP-66」はキャビティ・タイプの軟鉄鍛造アイアンで、コンパクトなヘッドにミズノ伝統のフォルムが大変美しいアイアンでしたが、「JPX 921ツアー」はハーフキャビティのような外観で操作性の高いモデルです。
時松隆光のウエッジ2021
51度・58度
ミズノ:「ミズノプロ・S18 ウエッジノンメッキ・ツヤなし」
シャフト:N.S.PRO「MODUS プロトタイプ・システム3」(フレックス:S)
時松隆光選手が使用するウエッジは、ミズノ「ミズノプロS18」で、51度と58度の2本体制です。
フェアウェイウッドとユーティリティを2本ずつ入れると、どうしてもウエッジは2本になってしまいます。
時松隆光のパター2021
オデッセイ:「プロトタイプ ix #1」
時松隆光選手の使用パターは、オデッセイ「プロトタイプ ix #1」で、オーソドックスなピンタイプです。
以前は違うメーカーのパターを使用していたこともありましたが、形状はやはりピンタイプでした。
今後、パターを変えることはあっても長年慣れ親しんだピンタイプから離れることはなさそうです。
時松隆光の使用ボール
ブリヂストン:「ツアーB X ボール」
時松隆光選手の使用ボールは、ブリヂストンの「ツアーB X」で、スピンタイプの3ピース構造のボールです。
スピンタイプのボールですが、中弾道でしっかりした打感、飛距離・スピン性能に優れています。
その他、主なプロゴルファーのクラブセッティング一覧(男子・女子別)は、こちらからどうぞ↓
時松隆光のクラブセッティング~まとめ
今回は、ドライバーからアイアン・ウエッジのシャフトなど時松隆光選手のクラブセッティングや使用ボールなどを見てきました。
時松隆光選手のクラブセッティングは、ドライバー以下、フェアウェイウッドは3W(スプーン)と5W(クリーク)の2本、ユーティリティも3UTと4UTの2本、アイアンは5番~PWの6本、ウエッジが2本にパターという14本で、非常にオーソドックスなクラブセッティングです。
時松隆光選手は、クラブには“やさしさ”を求めているので、クラブセッティングはアマチュア・ゴルファーも参考にしたいところです。
シャフトはドライバーからユーティリティまではカーボンシャフト、アイアンとウエッジはスチールシャフトで、使いこなすにはある程度のパワーが求められます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※プロゴルファーは状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
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