現在、海外で活躍している日本人最強の女子プロゴルファーといえば、畑岡奈紗選手の名を真っ先にあげる方は多いと思います。
早々とアメリカツアーに専念していますが、時おりスポット参戦で出場する国内のトーナメントでも無類の強さを発揮しています。
残す最大の目標はメジャー優勝というところですが、そんな畑岡奈紗選手のクラブセッティング2023はどうなっているのでしょうか?
今回は、メジャー優勝を狙う畑岡奈紗選手のクラブセッティング2023の14本を見ていきたいと思います。
畑岡奈紗のクラブセッティング2023
畑岡奈紗選手といえば、今を時めく黄金世代のひとりではありますが、その中でもひと際異彩を放っています。
それはデビュー後すぐにアメリカに渡り、しかも日米両ツアーで結果を出している数少ない選手だからでしょう。
その実績を見れば、黄金世代の中でも実力は抜きん出ているのは明らかです。
そんな畑岡奈紗選手のクラブセッティング2023を見ると現在の女子プロゴルファーの中で見ても非常にオーソドックスなセッティングとなっています。
パター以外のドライバーからフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウエッジ、そしてボールまで契約先のダンロップで固めたクラブセッティング2023になっています。
クラブセッティング2023の構成は、ドライバー1本、フェアウェイウッドが3W(スプーン)1本、UT(ユーティリティ)2本、アイアンが5番~PWまでの6本、ウエッジが3本とパター1本の14本です。
畑岡奈紗のクラブセッティング2023(ホンダLPGAタイランド)
ドライバー
ダンロップ:スリクソン「ZX7 Mk II」(9.5度)
シャフト:フジクラ「ベンタス TR RED」(フレックス:S)
フェアウェイウッド(3W)
ダンロップ:スリクソン「ZX Mk II」(15度)
ユーティリティ(3UT・4UT)
ダンロップ:スリクソン「ZX ハイブリッド」(19度)
ダンロップ:スリクソン「ZX ユーティリティ」(23度)
アイアン(5番~PW)
ダンロップ:スリクソン「ZX7 Mk II」
ウェッジ(50・54・58度)
クリーブランド「RTX6 ZIPCORE」
パター
ベティナルディ「SS3 DASS」
ボール
ダンロップ:スリクソン「Z-スター ダイヤモンド」
では、畑岡奈紗選手のクラブセッティング2023を詳しく見ていきましょう。
畑岡奈紗のドライバー2023
ダンロップ:スリクソン「ZX7 MkⅡ」(9.5度)
シャフト:フジクラ「ベンタス TR RED」(長さ45インチ・フレックス:S)
畑岡奈紗選手の使用するドライバー2023は、ダンロップのスリクソン「ZX7 MkⅡ」です。
2021・2022年と毎年、ドライバーをシャフトとともに替えている畑岡奈紗選手ですが、やはりドライバーは少しでも飛距離が欲しい表れでしょう。
試行錯誤を繰り返しています。
畑岡奈紗のフェアウェイウッド2023
3W(スプーン)
ダンロップ:スリクソン「ZX MkⅡフェアウェイウッド」(15度)
畑岡奈紗選手のフェアウェイウッド2023は、スリクソン「ZX MkⅡ」です。
ドライバーと同じく「ZX7 MkⅡ」シリーズに変更していますが、フェアウェイウッド2本体制の女子プロゴルファーも多い中、スプーン1本体制は変わりありません。
クリークなどもう1本を入れるつもりがないのか、これ以降はユーティリティでカバーしようということなのでしょう。
スプーンには飛距離と高い弾道を求めるという畑岡奈紗選手ですが、その要求に応えているのがスリクソン「ZX MkⅡ」です。
畑岡奈紗のユーティリティ2023
3UT・4UT
ダンロップ:スリクソン「ZX ハイブリッド」(19度)
ダンロップ:スリクソン「ZX ユーティリティ」(23度)
畑岡奈紗選手のユーティリティ2023は2本体制で、3UTがスリクソン「ZX ハイブリッド」、4UTがスリクソン「ZX ユーティリティ」です。
フェアウェイウッド1本のため、3UTのロフトは少なくなっています。
コースによっては3Uを抜いて、5W(クリーク)を入れることもあるようです。
また、4UTのスリクソン「ZX ユーティリティ」はアイアン型ユーティリティですが、女子プロがアイアン型ユーティリティ使用するのは非常に少ないといえます。
畑岡奈紗のアイアン2023
5番アイアン~PW
ダンロップ:スリクソン「ZX7 MkⅡ」
畑岡奈紗選手のアイアン2023は、小ぶりな顔のキャビティバックモデル「ZX7 MkⅡ」を採用しています。
軟鉄鍛造モデルで上級者向け、高い操作性とスピンコントロール、吸い付くような柔らかい打感が魅力のモデルです。
畑岡奈紗のウエッジ2023
50度・54度・58度
クリーブランド「RTX6 ZIPCORE ウェッジ」
畑岡奈紗選手のウエッジ2023は3本体制で、クリーブランドの「RTX6 ZIPCORE」に統一しています。
ロフト角4度刻みの流れも自然で、非常にオーソドックスなセッティングになっています。
個人的には畑岡奈紗選手の100ヤード前後の正確性、精度の高さは世界的に見ても群を抜いているように思います。
そんな畑岡奈紗選手の100ヤード前後をカバーしているのが、クリーブランドの3本のウエッジです。
勝つ時には驚くほどピンに絡んでいきます。
畑岡奈紗のパター2023
ベティナルディ「SS3 DASS」
畑岡奈紗選手のパター2023は、ベティナルディ「SS3 DASS」です。
長年、使用していたピンの「スコッツデールTR パター Piper C」からの変更でしたが、センターシャフトのマレット型のパターが畑岡奈紗選手のクラブセッティングの中でもトレードマークで、14本のクラブの中でもパターだけは、この先もそうそう変えることはないと思われていました。
ベティナルディ「SS3 DASS」もピン「スコッツデールTR パター Piper C」と同じくセンターシャフトのマレット型パターです。
その他、主なプロゴルファーのクラブセッティング一覧(男子・女子別)は、こちらからどうぞ↓

畑岡奈紗の使用ボール2023
ダンロップ:スリクソン「Z-スター ダイヤモンド ボール」
畑岡奈紗選手の使用するボール2023は、スリクソン「Z-スター ダイヤモンド」です。
同じダンロップのスリクソンシリーズの「Zスターボール」と「XV」のいいとこどりしたようなボールで、中間的な位置付けです。
ダンロップのスリクソン「Zスターボール」と「XV」と「ダイヤモンド」の違いは、こちらをご参照下さい↓

畑岡奈紗選手のクラブセッティング2023~まとめ
今回は、メジャー優勝を狙う畑岡奈紗選手のクラブセッティング2023の14本を見てきました。
メジャー優勝を狙う畑岡奈紗選手のクラブセッティング2023は、パターを除いてボールまで契約先のダンロップで統一されていて、非常にオーソドックスなセッティングです。
構成はドライバー1本、フェアウェイウッドが3W(スプーン)1本、UT(ユーティリティ)2本、アイアンが5番~PWまでの6本、ウエッジが3本とパター1本の14本です。
畑岡奈紗選手はあまりクラブを頻繫に変えるタイプではないようですが、2023年は開幕戦から大きくチェンジしてきました。
パターだけは長年使用しているセンターシャフトのパターで、畑岡奈紗選手のクラブセッティングの中ではトレードマークといえそうです。
メジャー優勝は渋野日向子選手に先を越されてしまいましたが、畑岡奈紗選手が優勝する日もさほど遠い日ではないような気がします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※プロゴルファーは状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
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