アメリカ女子ゴルフのシード権は何位まで？ランキング以外の条件も！

賞金を稼ぐゴルフのツアープロにとって、何よりも大切なのではないかと思われるのがシード権です。

試合に出られなければ賞金を稼ぎたくても1円も稼ぐことはできないからです。

試合に出る方法はいくつかありますが、その中でもすべての選手が目標にしていると言っても過言ではないのがフル出場できるシード権です。

シード権を獲得するための条件はツアーによって異なりますが、アメリカ女子ゴルフツアーのシード権はどうなっているのでしょうか？

ランキング何位までの選手が獲得できるのか、さらにランキング以外の条件も気になります。

今回は、アメリカ女子ゴルフツアーのシード権は何位までの選手が獲得できるなのか、さらにランキング以外の条件についても簡単にわかりやすく見ていきます。

アメリカ女子ゴルフのシード権は何位まで？

アメリカ女子ゴルフツアーのシード権は「CMEグローブ・ポイントランキング」の上位80位までの選手が獲得します。

以前は賞金ランキングによってシード権が決定されていましたが、2021年シーズンから現在の「CMEグローブ・ポイントランキング」に変更になっています。

「CMEグローブ・ポイントランキング」は国内女子ツアーの「メルセデス・ランキング」に相当し、シード権だけでなくツアー最終戦の「CMEツアー選手権」など特別な大会への出場資格もこのポイントランキングによって決まります。

ちなみに国内女子ツアーのシード権は「メルセデス・ランキング」上位50位までの選手です。

獲得できるCMEグローブ・ポイントは、通常のトーナメントの優勝者は基本的に500ポイント、メジャー大会の優勝者は650ポイントです。

次のシーズンのフル出場権を獲得するためは、「CMEグローブ・ポイントランキング」で上位80位以内に入る必要があります。

アメリカツアーは男子、女子ともに世界最高峰といわれるツアーですから、上位80位の選手はまさにトップ中のトップ選手といえます。

アメリカ女子ゴルフのシード権～ランキング以外の条件

「CMEグローブ・ポイントランキング」の上位80位までの選手が、アメリカ女子ゴルフツアーのシード権を獲得できることはわかりました。

では、「CMEグローブ・ポイントランキング」以外のシード権、あるいは試合に出場するための条件はどうなっているのでしょうか。

条件は複雑ですが、大まかに言うと生涯獲得賞金上位20位以内の選手やツアー優勝者、下部ツアーのランキング10位以内の選手にはシード権があります。

その他、流動的な部分もありますが、Qスクールで上位フィニッシュした選手から優先的に出場資格が下りてきます。

またシード権とは異なりトーナメント毎ではありますが、主催者推薦やマンデートーナメントの予選会を通過した選手も試合に出場できます。

アメリカ女子ゴルフツアーの「CMEグローブ・ポイントランキング」以外のシード権の主な条件は、以下の通りです。

アメリカ女子ゴルフのシード権～リシャッフル

上のポイントランキング以外の出場条件にあるリシャッフルについても見ていきましょう。

リシャッフルはポイントランキング80位以内に入っていない選手がリシャッフル時点でCMEグローブ・ポイントランキング上位80位以内に入れば、その後の出場資格を得ることができるという制度です。

国内女子ツアーのリランキング制度に相当しますが、アメリカ女子ツアーでも年に2回実施されています。（2023年シーズンは5月と7月に実施）

例えば、Qスクールを受け2023年シーズンからアメリカ女子ツアーに挑戦している勝みなみ選手と西村優菜選手は開幕時点ではフルシード権はありませんでしたが、2回のリシャッフルで見事にCMEグローブ・ポイントランキング上位80位以内に入り、その後のフルシード権を獲得しています。

リシャッフルによりフルシード権が得られれば、ウェイティングに回る必要もなく、その後のスケジュール調整がしやすくなり、選手にとっては非常に大きな意味を持つことになります。

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アメリカ女子ゴルフのシード権は何位まで？～まとめ

今回は、アメリカ女子ゴルフツアーのシード権は何位までの選手が獲得できるなのか、さらにランキング以外の条件についても簡単にわかりやすく見てきました。

アメリカ女子ゴルフツアーのシード権は「CMEグローブ・ポイントランキング」の上位80位までの選手が獲得します。

「CMEグローブ・ポイントランキング」以外のシード権、あるいは試合に出場するための条件は、主に生涯獲得賞金上位20位以内の選手やツアー優勝者、下部ツアーのランキング10位以内の選手、Qスクール上位フィニッシュした選手、年2回のリシャッフルでCMEグローブ・ポイントランキング上位80位以内の選手などとなります。

また、アメリカ女子ゴルフツアーにも国内女子ツアーのリランキング制度によく似たリシャッフル制度が年に2回あり、ランキング下位に選手にもシーズン途中でもチャンスが与えられるシステムになっています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。