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ゴルフツアー選手権2024のルールと出場選手は?賞金とポイントも

2024アメリカ男子プロゴルフツアー最終戦のツアー選手権2024が、8月29日(木)~9月1日(日)の4日間の日程で、アメリカ・ジョージア州のイーストレイク・ゴルフクラブで開催されます。

ツアー選手権は年間王者が決定するビッグトーナメントですが、1年間の総決算ともいえる大会だけに通常のトーナメントとは異なる独特のルールになっています。また、ツアー選手権2024はツアー最終戦にふさわしく、わずか30名の選手によって年間王者が争われますが、出場選手はどんな顔触れになっているでしょうか?

今回は、ゴルフツアー選手権2024のルールと出場選手、賞金、フェデックスカップ・ポイントなどについて見ていきます。

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ゴルフツアー選手権2024のルール

ゴルフツアー選手権2024の他にはない特徴としてハンディキャップ制というルールがあげられます。ハンディキャップ制の仕組みは、フェデックスカップのポイントランキングに応じてスタート時のスコアが異なるというものです。

ストロークのハンディキャップ制を導入することでプレーオフ第2戦までに積み上げたポイントは事実上なくなり、ゴルフツアー選手権2023に優勝した選手がそのまま年間王者となるユニークなルールです。

具体的には、フェデックスカップ・ポイントランキングに応じて、

  • ポイントランキング1位:10アンダー
  • ポイントランキング2位:8アンダー
  • ポイントランキング3位:7アンダー
  • ポイントランキング4位:6アンダー
  • ポイントランキング5位:5アンダー
  • ポイントランキング6位~10位:4アンダー
  • ポイントランキング11位~15位:3アンダー
  • ポイントランキング16位~20位:2アンダー
  • ポイントランキング21位~25位:1アンダー
  • ポイントランキング26位以下:イーブンパー

からのスタートとなります。

最終戦のゴルフツアー選手権2024までのフェデックスカップポイントは、すべてハンディキャップ制のためにあるといっても過言ではありません。

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ゴルフツアー選手権2024の出場選手

ゴルフツアー選手権2024の出場資格は、前週のBMW選手権終了時点でのフェデックスカップ・ポイントの上位30名の選手のみという非常に狭き門となっています。

上述したように、30名の出場選手はフェデックスカップのポイントランキングに応じたスコアからのスタートとなります。出場選手は前週のBMW選手権の結果によって最終決定されます。

ゴルフツアー選手権2024の出場選手とスタート時のスコアは、以下の通りです。

ゴルフツアー選手権2024の出場選手とスタート時のスコア

  • ポイントランキング1位:-10スタート
    スコッティ・シェフラー(アメリカ)6,615ポイント
  • ポイントランキング2位:-8スタート
    ザンダー・シャウフェレ(アメリカ)5,422ポイント
  • ポイントランキング3位:-7スタート
    松山英樹(日本)3,899ポイント
  • ポイントランキング4位:-6スタート
    キーガン・ブラッドリー(アメリカ)3,096ポイント
  • ポイントランキング5位:-5スタート
    ルドビグ・オーベリ(スウェーデン)2,980ポイント
  • ポイントランキング6位~10位:-4スタート(5名)
    ローリー・マキロイ(北アイルランド)2,829ポイント
    コリン・モリカワ(アメリカ)2,714ポイント
    ウィンダム・クラーク(アメリカ)2,708ポイント
    サム・バーンズ(アメリカ)2,518ポイント
    パトリック・カントレー(アメリカ)2,221ポイント
  • ポイントランキング11位~15位:-3スタート(5名)
    イム・ソンジェ(韓国)2,220ポイント
    サヒス・ティーガラ(アメリカ)2,114ポイント
    シェーン・ローリー(アイルランド)2,099ポイント
    アダム・スコット(オーストラリア)2,058ポイント
    トニー・フィナウ(アメリカ)2,047ポイント
  • ポイントランキング16位~20位:-2スタート(5名)
    アン・ビョンフン(韓国)2,040ポイント
    ビクトル・ホブラン(ノルウェー)1,967ポイント
    ラッセル・ヘンリー(アメリカ)1,933ポイント
    アクシェイ・バティア(アメリカ)1,891ポイント
    ロバート・マッキンタイア(スコットランド)1,885ポイント
  • ポイントランキング21位~25位:-1スタート(5名)
    ビリー・ホーシェル(アメリカ)1,838ポイント
    トミー・フリートウッド(イングランド)1,747ポイント
    セップ・ストライカ(オーストリア)1,721ポイント
    マチュー・パボン(フランス)1,690ポイント
    テイラー・ペンドリス(カナダ)1,668ポイント
  • ポイントランキング26位以下:イーブンパー・スタート(5名)
    クリス・カーク(アメリカ)1,656ポイント
    トム・ホジー(アメリカ)1,655ポイント
    アーロン・ライ(イングランド)1,639ポイント
    クリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ)1,628ポイント
    ジャスティン・トーマス(アメリカ)1,617ポイント

フェデックスカップ・ポイントの詳細は、こちらの記事をご参照下さい↓

フェデックスカップのポイント配分はどうなってる?歴代年間王者も!
こちらでは、フェデックスカップのポイント配分はどうなっているのか、また歴代年間王者などについてまとめました。PGAのフェデックスカップでは賞金よりポイントが重要視され年間王者が決定します。フェデックスカップの試合ごとのポイント配分は?

ゴルフツアー選手権2024の賞金とポイント

ゴルフツアー選手権2024には賞金の設定はありませんが、賞金に代わって年間王者へのボーナスとして、2,500万ドル(約36億6,600万円)が支給され、ボーナス=賞金と言い換えることもできるでしょう。

予選カットもなく出場選手すべてにボーナス賞金が支給され、最下位の30位でもボーナスを獲得できるのも選手にとってはうれしいところでしょう。また、他にツアー選手権優勝者は5年間のPGAツアーシード権も獲得できるのも大きいですね。

また、上述したように、ゴルフツアー選手権2024はハンディキャップ制の導入により、プレーオフ第2戦まで「BMW選手権」まで積み上げたフェデックスカップ・ポイントはすべて消失し、最終戦のゴルフツアー選手権2024の優勝者がそのまま年間王者となるシステムになっています。

これまでのフェデックスカップ・ポイントに関係なく優勝した選手がそのまま年間王者に輝くというシステムになっており、破格のボーナス賞金とともにメジャー大会にも匹敵するビッグ・トーナメントといっても過言ではありません。

ゴルフツアー選手権2024の賞金など概要は、以下の通りです。

ツアー選手権2024の賞金など概要

  • 開催日程
    2024年8月29日(木)~9月1日(日)
  • 開催コース
    イーストレイク・ゴルフクラブ(アメリカ・ジョージア州)
  • 賞金総額(ボーナス)
    1億ドル(2023年:7,500万ドル)
  • 優勝賞金(ボーナス)
    2,500万ドル(2023年:1,800万ドル)
  • 前年優勝者
    ビクトル・ホブラン(ノルウェー)

ゴルフツアー選手権2024のテレビ放送予定

ゴルフツアー選手権2024のテレビ放送は、BSはBSJapanext(263ch)、CSはゴルフネットワークで生中継が予定されています。BSJapanext(263ch)では3日目と最終日、CSゴルフネットワークでは1日目~最終日を生中継します。

詳しい放送スケジュールは、以下の通りです。

ゴルフツアー選手権2024のテレビ放送

  • CS:ゴルフネットワーク(全ラウンド再放送あり)
    1日目 8月30日(金) 2:00~7:00(生中継)
    2日目 8月31日(土) 2:00~7:00(生中継)
    3日目 9月1日(日) 2:00~8:00(生中継・最大延長8:30)
    最終日 9月2日(月) 1:00~7:00(生中継・最大延長10:00)

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  • BS:BSJapanext(263ch)
    3日目 9月1日(日) 6:00〜8:30(生中継)
    最終日 9月2日(月) 5:00〜7:30(生中継)

※ともに放送時間は変更になる場合があります。

ゴルフツアー選手権2024のライブ配信予定

また、ゴルフツアー選手権2024はテレビ放送の他、ゴルフネットワークが運営する「ゴルフネットワークプラス」(有料)とBSJapanextの公式アプリ「つながるジャパネット」(無料)でライブ配信(ともにテレビ放送と同時配信)されます。その他、動画配信サービス「U-NEXT」(有料)でも4日間、ライブ配信予定です。

ゴルフツアー選手権2024のライブ配信

ゴルフツアー選手権の歴代優勝者と開催コース

続いて、ゴルフツアー選手権の歴代優勝者と開催コースを見ていきましょう。

ツアー最終戦ということの他に、このツアー選手権で年間王者が決まるとあって歴代優勝者は豪華な顔ぶれになっています。最多優勝回数はタイガー・ウッズ(アメリカ)とローリー・マキロイ(北アイルランド)の3回で、以下フィル・ミケルソン(アメリカ)の2回が続きます。連覇記録はまだありません。

開催コースは以前は毎年変わるサーキット制でしたが、2004年以降は現在のイーストレイクGCに定着しています。

ゴルフツアー選手権の歴代優勝者と開催コースは、以下の通りです。

ゴルフツアー選手権の歴代優勝者
2023年 ビクトル・ホブラン(ノルウェー)
2022年 ローリー・マキロイ(北アイルランド)
2021年 パトリック・カントレー(アメリカ)
2020年 ダスティン・ジョンソン(アメリカ)
2019年 ローリー・マキロイ(北アイルランド)
2018年 タイガー・ウッズ(アメリカ)
2017年 ザンダー・シャウフェレ(アメリカ)
2016年 ローリー・マキロイ(北アイルランド)
※ケビン・キャンベル、ライアン・ムーア(ともにアメリカ)とのプレーオフ
2015年 ジョーダン・スピース(アメリカ)
2014年 ビリー・ホーシェル(アメリカ)
2013年 ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)
2012年 ブラント・スネデカー(アメリカ)
2011年 ビル・ハース(アメリカ)
※ハンター・メイハン(アメリカ)とのプレーオフ
2010年 ジム・フューリク(アメリカ)
2009年 フィル・ミケルソン(アメリカ)
2008年 カミロ・ビジェガス(コロンビア)
※セルヒオ・ガルシア(スペイン)とのプレーオフ
2007年 タイガー・ウッズ(アメリカ)
2006年 アダム・スコット(オーストラリア)
2005年 バート・ブライアント(アメリカ)
2004年 レティーフ・グーセン(南アフリカ)
2003年 チャド・キャンベル(アメリカ)
2002年 ビジェイ・シン(フィジー)
2001年 マイク・ウィア(カナダ)
2000年 フィル・ミケルソン(アメリカ)
1999年 タイガー・ウッズ(アメリカ)
1998年 ハル・サットン(アメリカ)
1997年 デビッド・デュバル(アメリカ)
1996年 トム・レーマン(アメリカ)
1995年 ビリー・メイフェア(アメリカ)
1994年 マーク・マッカンバー(アメリカ)
1993年 ジム・ギャラガーJr(アメリカ)
1992年 ポール・エイジンガー(アメリカ)
1991年 クレイグ・スタドラー(アメリカ)
1990年 ジョディ・マッド(アメリカ)
1989年 トム・カイト(アメリカ)
1988年 カーティス・ストレンジ(アメリカ)
1987年 トム・ワトソン(アメリカ)

ゴルフツアー選手権の開催コース
1998・2000・2002・2004年~現在 イーストレイクGC(アメリカ・ジョージア州)
1990・1997・1999・2001・2003年 チャンピオンズGC(アメリカ・テキサス州)
1995・1996年 サザンヒルズCC(アメリカ・オクラホマ州)
1993・1994年 ザ・オリンピック・クラブ(アメリカ・カリフォルニア州)
1991・1992年 パインハースト・リゾートNo.2(アメリカ・テキサス州)
1989年 ハーバータウンGL(アメリカ・サウスカロライナ州)
1988年 ペブルビーチGL(アメリカ・カリフォルニア州)
1987年 オークヒルズCC(アメリカ・テキサス州)

ゴルフツアー選手権2024のルールと出場選手~まとめ

今回は、ゴルフツアー選手権2024のルールと出場選手、賞金、フェデックスカップ・ポイントなどについて見てきました。

ゴルフツアー選手権2024のルールはハンディキャップ制で、ゴルフツアー選手権2024前週までのフェデックスカップポイントはすべてハンディキャップに反映されて消失し、フェデックスカップ・ポイントランキングに応じてスタート時のスコアが決定されるというものです。

出場選手はフェデックスカップ・ポイント上位30名の選手(前週終了時点)のみで、ゴルフツアー選手権2024の優勝者=年間王者となり、賞金の設定はなくボーナスが支給されます。ボーナスは優勝者で2,500万ドルとなっています。

わかりやすいルールにはなっていますが、ゴルフツアー選手権1試合の比重が非常に高いともいえます。2024アメリカ男子プロゴルフツアーの総決算ともいえるゴルフツアー選手権2024に注目が集まります!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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