アメリカ男子プロゴルフツアーの2024年メジャー初戦・マスターズゴルフ2024が、4月11日(木)~14日(日)までの4日間、アメリカ・ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで開催されます。
2021年大会では松山英樹選手が日本人男子選手として初のメジャー優勝を成し遂げ、日本人にとって歴史的な大会となりました。
松山英樹選手はその後、故障に苦しみながらも今シーズンはジェネシス招待で復活優勝を果たし再びオーガスタに挑みますが、再びの栄冠はあるのでしょうか?
優勝予想をしてみると、ビッグネームや若手が優勝を争うようにも思われますが…。
今回は、マスターズゴルフ2024の優勝予想やコース攻略など見どころなどについて見ていきます。
マスターズゴルフ2024の優勝予想
まずはマスターズゴルフ2024の優勝予想をしてみます。
2024年シーズンのここまで優勝者を見ると、複数回優勝は2勝のスコッティ・シェフラー(アメリカ)のみとなっています。
世界ランキングも1位と安定しています。
自動的に優勝候補の本命はスコッティ・シェフラー、そしてもう一人は日本の松山英樹をあげたいと思います。
ケガに苦しんできた松山選手ですが、2024年シーズンは2月の「ジェネシス招待」で復活優勝するなど、以前のように上位で活躍することが多くなりました。
そして対抗馬は連続優勝を狙うジョン・ラーム(スペイン)とメジャー2勝目を狙うウィンダム・クラーク(アメリカ)、メジャー初制覇を狙うザンダー・シャウフェレ(アメリカ)が有力です。
ジョン・ラームは優勝こそないもののトップ10フィニッシュが続いており、いつ優勝してもおかしくありません。
ウィンダム・クラークは2月の「AT&Tペブルビーチプロアマ」で優勝、昨シーズンは全米オープンなど2勝をあげて自信をつけているだけに可能性は十分です。
ザンダー・シャウフェレは優勝こそないもののほとんどの試合で上位フィニッシュしており好調を維持しています。
さらなる対抗馬としてはマスターズを優勝するとグランドスラム達成のローリー・マキロイ(北アイルランド)、ダークホースとしてマチュー・パボン(フランス)があげられます。
ローリー・マキロイは1月のヨーロッパツアー・ドバイデザートクラシックで優勝、マチュー・パボンは2023年10月の「スペインオープン」で初優勝すると、1月の「ファーマーズインシュランスオープン」でPGAツアー初優勝を飾り勢いに乗っています。
注目のタイガー・ウッズ(アメリカ)ですが、事故後の成績や出場試合の少なさから優勝争いは厳しいと言わざるを得ません。
この他の世界ランキング上位の選手の調子が今一つ上がってきていないのが気になるところですが、マスターズゴルフ開催まで急ピッチで調子を合わせてくることでしょう。
マスターズゴルフ2024優勝予想は年明け2勝で絶好調のスコッティ・シェフラー(アメリカ)と復活優勝した松山英樹が双璧、対抗にジョン・ラーム(スペイン)とウィンダム・クラーク(アメリカ)、ザンダー・シャウフェレ(アメリカ)、その他にグランドスラム目前のローリー・マキロイ(北アイルランド)やダークホースのマチュー・パボン(フランス)あたりがどう絡んでくるかと予想します。
※ランキングや成績などは2024年3月25日時点です。
本命:スコッティ・シェフラー(アメリカ)、松山英樹(日本)
対抗A:ジョン・ラーム(スペイン)、ウィンダム・クラーク(アメリカ)、ザンダー・シャウフェレ(アメリカ)
対抗B:ローリー・マキロイ(北アイルランド)、マチュー・パボン(フランス)
PGAツアー2024年の優勝者
PGAツアー2024年の優勝者
- バレロテキサスオープン(4/4~7):アクシェイ・バティア(アメリカ)
- テキサスチルドレンズ・ヒューストンオープン(3/28~31):シュテファン・イエーガー(ドイツ)
- バルスパー選手権(3/21~24):ピーター・マルナチ(アメリカ)
- ザ・プレーヤーズ選手権(3/14~17):スコッティ・シェフラー(アメリカ)
- アーノルド・パーマー招待(3/7~10):スコッティ・シェフラー(アメリカ)
- コグニザントクラシック(2/29~3/3):オースティン・エックロート(アメリカ)
- メキシコオープンatヴィダンタ(2/22~25):ジェイク・ナップ(アメリカ)
- ジェネシス招待(2/15~18):松山英樹(日本)
- WMフェニックスオープン(2/8~11):ニック・テイラー(カナダ)
- AT&Tペブルビーチプロアマ(2/1~4):ウィンダム・クラーク(アメリカ)
- ファーマーズインシュランスオープン(1/24~27):マチュー・パボン(フランス)
- ザ・アメリカンエキスプレス(1/18~21):ニック・ダンラップ(アメリカ)
- ソニー・オープン・イン・ハワイ(1/11~14):グレイソン・マレー(アメリカ)
- ザ・セントリー(1/4~7):クリス・カーク(スペイン)
マスターズゴルフ2024の日程・賞金とテレビ放送・ライブ配信予定は、こちらをご参照下さい↓↓
松山英樹のマスターズゴルフの過去の成績
マスターズゴルフに出場する日本人選手としては近年は松山英樹選手がエースといえる存在ですが、これまでのマスターズゴルフでの成績をチェックしておきましょう。
松山英樹選手は初出場の2011年にローアマに輝き、さらにプロ入り後も度々優勝争いに加わるなどして最高位は2021年の優勝です。
2022年以降は故障に苦しんでいますが、2024年は2月の「ジェネシス招待」復活優勝を果たし、再びグリーンジャケットに袖を通す雄姿が期待されます。
松山英樹選手の過去のマスターズゴルフの成績は、以下の通りです。
松山英樹のマスターズゴルフの過去の成績
- 2023年:16位タイ
- 2022年:14位タイ
- 2021年:優勝
- 2020年:13位タイ
- 2019年:32位タイ
- 2018年:19位
- 2017年:11位タイ
- 2016年:7位タイ
- 2015年:5位
- 2014年:予選落ち
- 2013年:-
- 2012年:54位タイ
- 2011年:27位タイ(ローアマチュア)
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マスターズゴルフ2024のコース攻略と見どころ
マスターズゴルフの見どころというと、真っ先にあげられるのが開催コースであるオーガスタ・ナショナルGCの難しさです。
特に毎年のように11・12・13番のアーメン・コーナーが見どころとしてクローズアップされますが、個人的には15・16番も加えた5ホールを見どころとして注目したいと思います。
この5ホールにはすべて池やクリークというウォーターハザードが絡んでいるという共通点があり、スコアが大きく動きやすいからです。
このウォーターハザードにつかまれば大叩きの可能性もあり、最終日となれば致命傷になりかねません。
実際に優勝者は最終日はこの5ホールはうまく切り抜けていることがほとんどですし、13・15・16番ではバーディー、あるいはイーグルを奪って優勝の決め手となったケースも少なくありません。
そして13番パー5が前年2023年から35ヤード距離が延び545ヤードになった影響も見どころとして外せません。
もうひとつオーガスタ・ナショナルGCといえば、グリーンの速さと大きな傾斜が見どころです。
”ガラスのグリーン”といわれるほど速いそのグリーンは乗せても安心できません。
乗せどころが悪ければ3パットは普通に見られますし、4パットということもあります。
オーガスタ・ナショナルGCのコース攻略には、グリーン上も大きなウエイトを占めるのは間違いないところです。
マスターズゴルフの歴代優勝者や賞金などは、こちらの記事をご参照下さい↓
マスターズゴルフ2024の優勝予想~まとめ
今回は、マスターズゴルフ2024の優勝候補やコース攻略などの見どころなどについて見てきました。
マスターズゴルフ2024の優勝予想は、スコッティ・シェフラー(アメリカ)と松山英樹が優勝候補本命の双璧、対抗に連続優勝を狙うジョン・ラーム(スペイン)とメジャー2勝目を狙うウィンダム・クラーク(アメリカ)、メジャー初制覇を狙うザンダー・シャウフェレ(アメリカ)が有力、ここにグランドスラム目前のローリー・マキロイ(北アイルランド)やダークホースのマチュー・パボン(フランス)がどう絡んでくるかと予想します。
見どころは難コースとして知られるオーガスタ・ナショナルGCのコース攻略で、池やクリークというウォーターハザードが絡む11~13・15・16番の5ホールと速くで傾斜のあるグリーンを選手たちがいかに攻略していくかに注目です。
松山英樹選手の3年ぶりの優勝が見られるのか、注目のマスターズゴルフ2024がいよいよ開幕します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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