ジョン・デイリーばりのオーバースイングでドライバーをかっ飛ばす姿が印象的なのが横峯さくら選手です。
小柄な体格にもかかわらず飛ばし屋として活躍する一方、年間リカバリー率で1位の経験もありショートゲームにも非凡な才能を見せています。
現在はキャロウェイで統一されている横峯さくら選手のクラブセッティングですが、はたしてその中身はどうなっているでしょうか?
今回は、キャロウェイと新規契約した横峯さくら選手のクラブセッティングやプロフィールなどを見ていきたいと思います。
横峯さくらのクラブセッティング
横峯さくら選手のクラブセッティングというと、ゼクシオを中心としたダンロップをイメージする方も多いと思いますが、現在は紆余曲折を経てドライバーからパター・ボールにいたるまでキャロウェイで固めています。
構成はドライバー以下、フェアウェイウッドは3W(スプーン)と5W(クリーク)の2本、ユーティリティもUT5とUT6の2本、アイアンは6番~PWの5本、ウエッジが3本にパターという14本というクラブセッティングです。
しかし、いいものはどんどん取り入れていく主義のためか、クラブもよく替えているので現在のクラブセッティングもいつまで続くかは微妙なところです。
14本のクラブの構成自体はオーソドックスですが、随所に感覚派らしいところも垣間見えるクラブセッティングです。
では、横峯さくら選手のクラブセッティングを見ていきましょう。
横峯さくらのドライバー
キャロウェイ:「マーベリック マックス」(10度)
シャフト:プロジェクトX「イーブンフローグリーン60」(S)長さ45.75インチ
横峯さくら選手が使用するドライバーは、キャロウェイの「マーベリック マックス」で、同じキャロウェイの「マーベリック サブゼロ」とはプロによって好みが分かれるところです。
「マーベリック マックス」の方が、横峯さくら選手の持ち球であるフェードボールをコントロールしやすいということなのでしょう。
シャフトはあまり聞き慣れないモデルですが、ほどほどにつかまってフェードヒッターに向いているということなので相性がよかったと思われます。
横峯さくらのフェアウェイウッド
3W(スプーン)・5W(クリーク)
キャロウェイ:「エピック フラッシュ サブゼロ」(15度・18度)
シャフト:アッタス11(S)
横峯さくら選手が使用するフェアウェイウッドは、ドライバーからの流れを引き継いで「マーベリック マックス」かと思いきや、同じキャロウェイの「マーベリック サブゼロ」を使用しています。
くわしい理由はよくわかりませんが、ドライバーはよりやさしく飛ばしたいということなのかもしれません。
横峯さくらのユーティリティ
5UT・6UT
キャロウェイ:「エピック フラッシュスター」(23度・26度)
シャフト:MCI 70(S)
横峯さくら選手が使用するユーティリティは、キャロウェイの「エピック フラッシュスター」です。
通常は5UTと6UTの2本体制ですが、コースによっては5W(クリーク)を抜いて替わりに4UTの「エピック フラッシュスター」を使用することもあるようです。
横峯さくらのアイアン
6番~PW
キャロウェイ:「エピック フォージドスター」
シャフト:トゥルーテンパー「ダイナミックゴールド105」(S200)
横峯さくら選手が使用するアイアンは、キャロウェイの「エピック フォージドスター」で、6番アイアンからバッグに入れてます。
ウッド~ユーティリティとは打って変わって、アイアンはシャフトも含めてややハードなモデルを使っています。
特に女子プロでダイナミックゴールドのS200を使用しているプロは少ないといえます。
横峯さくらのウエッジ
50度・54度
キャロウェイ:「ジョーズMDS 50S」
シャフト:トゥルーテンパー「ダイナミックゴールド105」(S200)
60度
キャロウェイ:「マックダディ・フォージド」
シャフト:トゥルーテンパー「ダイナミックゴールド120」(S200)
横峯さくら選手のウエッジは3本体制で、すべてキャロウェイのモデルですが60度のみモデルもシャフトも異なります。
60度はグリーン周りでの使用が多いこともあってか、やや重いシャフトを装着しています。
横峯さくらのパター
オデッセイ:「トゥーロン・シアトル」
横峯さくら選手の使用パターは、オデッセイの「トゥーロン・シアトル」というモデルで、ピンとマレットが混ざったような少々、複雑な形状のパターです。
フェース面の小さな溝(ダイヤモンドミル・フェース)がボールにより順回転を与えるということで、フォロースルーの大きい横峯さくら選手のパッティングスタイルにはピッタリなのではないでしょうか。
横峯さくらの使用ボール
キャロウェイ:「クロムソフト X トリプル・トラック」
横峯さくら選手の使用するボールはキャロウェイの「クロムソフト X トリプル・トラック」で、高いボール初速を実現した4ピース構造のボールです。
パッティングラインに正しくセットアップをするためには、赤と青の3本線が大きく役立つでしょう。
横峯さくらのプロフィール
横峯さくら選手は、ゴルフ好きの父・良郎氏の影響で8歳からゴルフを始めると、ジュニア時代から宮里藍プロと競い合いながら腕を磨き、2004年にプロテストに合格しました。
プロデビューから続けざまにトップ10フィニッシュするなどルーキーイヤーから活躍し、2005年4月のライフカードレディスで国内女子ツアー初優勝を飾りました。
その後は毎年優勝を重ね、2009年にはメジャー1勝を含む年間6勝をあげ賞金女王に輝きました。
2014年にメンタルトレーナーの森川陽太郎と結婚すると、その後2015年シーズンからはアメリカLPGAツアーを主戦場とした時期もありました。
横峯さくら選手のプロフィールは、以下の通りです。
横峯さくらのプロフィール
名前
横峯さくら
生年月日
1985年12月13日
身長・体重
155cm・51kg
血液型
AB型
出身地
鹿児島県鹿屋市
出身校
明徳義塾高校(高知県)
プロ転向
2004年
ツアー優勝
国内通算23勝(国内メジャー2勝・2009年賞金女王)
得意クラブ
7番アイアン
趣味
映画鑑賞
所属
エプソン
ツアー成績などは2023年8月25日現在のものです。
その他、主なプロゴルファーのクラブセッティング一覧(男子・女子別)は、こちらからどうぞ↓
横峯さくらのクラブセッティング~まとめ
今回は、キャロウェイと新規契約した横峯さくら選手のクラブセッティングやプロフィールなどを見てきました。
横峯さくら選手のクラブセッティングは、ドライバー以下、フェアウェイウッドは3W(スプーン)と5W(クリーク)の2本、ユーティリティもUT5とUT6の2本、アイアンは6番~PWの5本、ウエッジが3本にパターという14本で、加えてボールまでキャロウェイで統一されています。
14本のクラブの構成はオーソドックスですが、シャフトの重さやモデルなど細かいところに感覚派らしさが垣間見えるクラブセッティングです。
小柄な体格からはハードスペックなのではないかというクラブセッティングを打ちこなしているのは、ジュニアの頃からのトレーニングの成果といえるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※プロゴルファーは状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
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