不思議なものでゴルフはパットの調子がいい時はホールカップは大きく見え、悪い時には小さく見えます。
しかし、言うまでもなくホールカップの大きさは世界中どこのゴルフコースでも共通で、同じ大きさです。
気になっているゴルファーは少ないかもしれませんが、ゴルフのホールカップは直径どれくらいの大きさなのでしょうか?
また、いつどうやってホールカップの大きさが決まったのでしょうか?
今回は、ゴルフのホールカップの大きさは直径どれくらいでボール何個分なのか、なぜそうなったのか、見ていきたいと思います。
ゴルフのホールカップの大きさは直径どれくらい?
実際にゴルフをプレーしていて、ホールカップが大きいと感じながらプレーしているゴルファーは少ないのではないでしょうか?
もしそう感じていたならば、その日は相当パットの調子がいい日だと思います。
気になるゴルフのホールカップの大きさは、直径108ミリメートル(4.25インチ)と決められています。
約10センチといったほうがわかりやすいと思います。
ホールカップの深さも101.6ミリメートル(4インチ)以上と決められていています。
このようにゴルフのホールカップは直径に関しては厳密に定められていますが、深さに関しては101.6ミリメートル(4インチ)以上であればいくらでもよいということになっています。
ちなみに、ホールカップは俗称で、正式名称は”ホール”といいます。
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ゴルフのホールカップの大きさはボール何個分?
もっとわかりやすいのがボール何個分の大きさになるかということです。
ゴルフボールの大きさは直径42.67ミリメートル以上と決められています。
ということは、ホールカップの大きさはボール約2.5個分に相当することになります。
結構大きいなと感じられた方が多いのではないでしょうか?
ボール約2.5個分の大きさがあれば、もっとパットが入ってもいいように感じますが実際にはそうもいきません。
現在のホールカップの大きさがいかに程よい大きさに設定されているかがわかるというものです。
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ゴルフのホールカップの大きさはなぜそうなった?
ゴルフが始まった当初はホールカップの大きさに規定もなく、適当に掘った穴でした。
この穴の大きさもホールごとに違っていて、しかもゴルファーが穴の中の土をつまみ上げて次のホールのティーにしているうちに穴がどんどん大きくなっていきました。
これを改善したのがセントアンドリュースの名ゴルファー、トム・モリスで、水道工事で使う土管を入れるというアイディアを思いついたのです。
この時(19世紀後半)の土管の直径が108ミリメートル(4.25インチ)だったことが、そのままホールカップの大きさになったというわけです。
そして1891年、ゴルフの総本山であるR&Aは、ホールの直径を108ミリメートル(4.25インチ)と正式に定めることになりました。
もし、土管の大きさがもっと大きいものであったなら、ゴルフはもっとやさしい競技になったかもしれませんが、今ほどエキサイティングなものにはならなかったのではないでしょうか?
本当にうまくできていると思わせる逸話だと思います。
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ゴルフのホールカップの大きさ~まとめ
今回は、ゴルフのホールカップの大きさは直径どれくらいでボール何個分なのか、なぜそうなったのか、見てきました。
ゴルフのホールカップの大きさは直径108ミリメートル(4.25インチ)で、これはボール約2.5個分になります。
ホールカップの大きさがなぜそうなったのかは、19世紀後半のイギリスで使用されていた水道工事で使う土管がホールカップとして使用されたことが由来になっています。
当時穴を掘るだけだったホールカップがだんだん大きくなっていくのを防ぐために土管が使用されたのが、そのままホールカップの大きさになりました。
それから100年以上が経過しましたが、ホールカップの大きさはまったく変更されていないのですから、この大きさがいかにピッタリだったのかがわかります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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