ゴルフクラブのセッティングはゴルファーによってさまざまで個性が出るところですが、ルールではどこまで制限されているのでしょうか?
例えばドライバーで悩んでいるゴルファーの場合、性能の異なるドライバーを2本入れたいということも十分に考えられます。
果たしてドライバー2本はルール違反になるのでしょうか?
また、ゴルフクラブの本数は、上限は何本までなのでしょうか?
今回は、ゴルフクラブの本数でドライバー2本はルール違反なのか、またルール上セッティングの上限は何本までOKなのかも見ていきます。
ゴルフクラブの本数でドライバー2本はルール違反?
ゴルフのルールではキャディバッグに入れるゴルフクラブの本数に関しては規定がありますが、どのクラブを何本までとか構成に関しては無制限です。
なので、ゴルフクラブの本数でドライバー2本はルール違反なのかは何の問題もなく、ルール違反にはなりません。
ドライバーでは必要とされることはそうそうないとは思いますが、2本どころか3本でも4本でもOKなのです。
意識こそしていませんが、ゴルファーはたいてい同じクラブを複数本、キャディバッグに入れています。
例えばウエッジがいい例で、たいていはロフト違いでキャディバッグに何本も入れていると思います。
ロフト角こそ違えど、同じゴルフクラブをキャディバッグに入れているいい例です。
ちなみに、ドライバーやウエッジだけでなく、パターなど他のゴルフクラブ(の番手)も同様に複数の本数をキャディバッグに入れてもルール違反にはなりません。
ゴルフクラブの本数でドライバー2本~プロでの実例
ゴルフクラブの本数でドライバー2本はルール違反ではないことはわかりましたが、実際にプロのトーナメントでの実例はあるのでしょうか?
2006年のマスターズなどで、フィル・ミケルソン選手がドライバー2本をキャディバッグに入れてラウンドしています。
マスターズの開催コースとなるオーガスタ・ナショナルGCはドッグレッグが多く、ホールによってドローかフェードが求められることが多々あります。
そこでフィル・ミケルソン選手はドロー用とフェード用にドライバー2本をキャディバッグに入れて、ホールによって使い分けるという斬新なクラブセッティングを採用しました。
しかも見事に優勝という結果までのこしたのですから、当時は大いに話題になりました。
ゴルフクラブの本数~セッティングの上限は何本までOK?
最後になりましたが、ゴルフクラブの本数はルール上の上限は何本までOKなのでしょうか?
ゴルフクラブの本数の上限は14本までと規定されています。
14本以下であればどんなに少ない本数でもOKですが、もし15本以上でラウンドした場合は、各ホールに対して2打罰のペナルティー、1ラウンドで4打罰までのペナルティが課せられます。
なぜゴルフクラブの上限が14本以内になったのかというと、その経緯がなかなかおもしろいものです。
以前はゴルフクラブの上限に制限がなかったため、次第に増えていきキャディが持ち運ぶのも大変な本数になりました。
そこでR&Aはゴルフクラブの上限を「1ダース+パター1本の13本」としました。
しかし、13は不吉な数字だということで、もう1本増やして14本に落ち着いたということです。
ゴルフクラブの本数で~まとめ
今回は、ゴルフクラブの本数でドライバー2本はルール違反なのか、またルール上セッティングの上限は何本までOKなのかも見てきました。
ゴルフのルールではゴルフクラブの本数は上限が14本までと規定されていますが、構成に関しては無制限なのでドライバー2本はルール違反にはなりません。
またドライバーだけでなく他のゴルフクラブ(の番手)も同様に複数の本数をキャディバッグに入れても問題ありません。
PGAツアーでもフィル・ミケルソン選手が2006年のマスターズで、ドライバー2本を使い分けて見事に優勝を飾っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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