ゴルフは紳士のスポーツといわれていますが、イメージとしてはマナーに厳しいスポーツだと思われている面もあると思います。
初心者の時にゴルフほどマナーについて勉強しなくてはならないスポーツもそう多くはないでしょう。
では、なぜゴルフは紳士のスポーツといわれているのでしょうか?
今回は、「ゴルフが紳士のスポーツなのはなぜ?マナーに厳しいのは噓?」と題して、ゴルフがなぜ紳士淑女のスポーツといわれるのかを考えてみます。
ゴルフが紳士のスポーツなのはなぜ?
ゴルフが紳士のスポーツといわれるのはなぜでしょうか?
日本ではお金持ちの遊びだからそのように見えるというのもありますが、ゴルフそのものの歴史やルールなどの特異性がゴルフが紳士淑女のスポーツといわれる理由のようです。
紳士淑女のように振る舞うことを要求されるスポーツともいえます。
主な理由をあげてみましょう。
ゴルフが紳士のスポーツの理由①~ゴルフは貴族のスポーツだった歴史
ゴルフは紳士の国イギリスが発祥の貴族のスポーツで、日本においては富裕層の趣味・娯楽とされてきたスポーツという歴史があります。
ゴルフは、スコットランドで紳士の遊びとして国王までも夢中になってしまうほどでした。
紳士のスポーツといえばゴルフの他にはテニス、乗馬などがありますが、いずれもイギリス他、ヨーロッパで貴族のスポーツとして広がった歴史があるため、紳士のスポーツといわれるようになりました。
ゴルフが紳士のスポーツの理由②~ゴルフには審判がいないから
ゴルフにはルールは当然のことながらありますが、審判はいません。
すべてゴルファー自身で判断し処理しなければいけません。
これは、他のスポーツでは考えられないゴルフだけの特異性といっていいでしょう。
判断に迷った時には競技員という審判に近い人に相談はできますが、最終的な判断はゴルファー自身が下します。
ゴルフでは、ゴルファー自身が審判であるともいえます。
公正なスポーツマンシップとマナーが備わっていることこそゴルフの精神であり、ゴルフが紳士のスポーツといわれる大きな理由といえます。
ゴルフが紳士のスポーツの理由③~ネクタイなどの服装・ドレスコードがあるから
ゴルフが紳士のスポーツといわれる理由としては、ネクタイなどの服装・ドレスコードも大きいでしょう。
高級なゴルフコースの中には、クラブハウス内ではジャケット&ネクタイ着用を求めるところもあります。
また、プレイする時には襟付きのシャツ着用が義務付けられていたり、短パンでのプレイが禁止であることもゴルフが紳士のスポーツといわれる理由になっていると思われます。
いずれも他のスポーツでは見られないことです。
ゴルフがマナーに厳しいのは噓?
「ゴルフはアメリカに渡って堕落し、日本に渡って最悪なスポーツになった」
という残念な言葉があります。
ゴルフがマナーに厳しいと思われていたのは昔のことで、ゴルフが紳士のスポーツというのは噓というわけです。
確かに以前は、メンバーの同伴もしくは紹介がないとプレイできないゴルフコースが多かったですし、マナーにうるさい人もいました。
しかし、バブル崩壊後はゴルフコースの経営が悪化し、メンバーの紹介なしでもだれでもプレイできるようになりました。
このこと自体は歓迎するところでもあるのですが、服装も含めてマナーができていないゴルファーが増えたのも事実のように思います。
ゴルフ初心者の頃、マナーを叩き込まれたのが、最近ではマナーにうるさい人が少なくなったのではないでしょうか。
ゴルフがマナーに厳しいのは噓というのもある意味では当たっていて、反面、ゴルフがカジュアルで敷居が低くなったともいえるでしょう。
ゴルフ人口減少を防ぐという目的もありルールの大改正も行われ、ゴルフは過渡期にあると思います。
まとめ
今回は、「ゴルフが紳士のスポーツなのはなぜ?マナーに厳しいのは噓?」と題して、ゴルフがなぜ紳士のスポーツといわれるのか考えてみました。
ゴルフが紳士のスポーツなのはなぜかをまとめると、
・ゴルフは貴族のスポーツだった歴史
・審判がいないから
・ネクタイなどの服装・ドレスコードがあるから
が主な理由としてあげられますが、最近ではゴルフのカジュアル化が進み、ゴルフが紳士のスポーツというのは噓といわれたりもしています。
マナーにうるさい人も少なくなったという印象を受けます。
この記事が少しでもみなさんのお役に立てば、うれしいです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こちらの記事も合わせてどうぞ!
☞ ゴルフに帽子は必要か?忘れたりかぶらないのはルール・マナー違反?
コメント