全米女子アマチュアゴルフ選手権2022を日本人として37年ぶりに制して、一躍時の人となったのが女子ゴルフの馬場咲希選手です。
身長175センチという長身からドライバーの飛距離は270ヤードを飛ばし、17歳にして規格外のスケールの大きさを感じさせます。
今後、どこまで成長していくのか末恐ろしささえ感じさせる大器ですが、クラブセッティングも女子選手とは思えないハードなスペックを軽々と使いこなしています。
今回は、ドライバーからパター・ボールまで馬場咲希選手のクラブセッティングを見ていきます。
馬場咲希のクラブセッティング
馬場咲希選手のクラブセッティングは、ブリヂストンを中心としたものです。
パターのみテーラーメイドで、ボールもブリヂストンです。
クラブ構成はドライバー以下、フェアウェイウッドは3W(スプーン)1本、ユーティリティもUT2の1本、アイアンは4番~PWの7本、ウエッジが3本にパターという14本というクラブセッティングです。
女子ゴルファーにしては珍しくフェアウェイウッドが1本のみ、アイアンを4番から入れていること、ユーティリティのロフトがかなり立っている点が特徴といえるでしょう。
馬場咲希のクラブセッティング(ホンダLPGAタイランド2022)
ドライバー:ブリヂストン「B1-Limited」(ロフト9.5度)
シャフト:フジクラ「VENTUS BLACK」(長さ44.75インチ・フレックス:S)
フェアウェイウッド(3W):ブリヂストン「ツアーB XD-Fプロトタイプ」
シャフト:フジクラ「スピーダー569 EVO4」(フレックス:S)
ユーティリティ(18度):ブリヂストン「B1 HY」
シャフト:グラファイトデザイン「ツアーAD DI-85ハイブリッド」(フレックス:S)
アイアン(4番~PW):ブリヂストン「201CB」
シャフト:日本シャフト「N.Sプロ モーダス3 ツアー105」(フレックス:S)
ウェッジ(50・54・58度):ブリヂストン「BRM」(50・54度)・「BRM2」(58度)
シャフト:日本シャフト「N.Sプロ モーダス3 ツアー105」(フレックス:S)
パター:テーラーメイド「TPコレクション HYDRO BLAST ジュノ TB2」
ボール:ブリヂストン「ツアーB X」
では、馬場咲希選手のクラブセッティングをドライバーからパター・ボールまで詳しく見ていきましょう。
馬場咲希のドライバー2023
ブリヂストン:「B1-Limited」(ロフト9.5度)
シャフト:フジクラ「VENTUS BLACK」(長さ44.75インチ・フレックス:S)
馬場咲希選手が使用するドライバー2023は、ブリヂストンの「B-Limited B1」です。
ブリヂストンのドライバーにはB1・B2・B3とラインナップされていますが、馬場咲希選手が使用するのはシリーズの中で最もハードな「B1」です。
ハードヒッター向きのスペックで、ほどよいつかまり感で強い打球が打てる操作性の高いモデルです。
馬場咲希のフェアウェイウッド2023
3W(スプーン)
ブリヂストン:「ツアーB XD-Fプロトタイプ」(ロフト15度)
シャフト:フジクラ「スピーダー569 EVO4」(フレックス:S)
馬場咲希選手が使用するフェアウェイウッド2022は、ブリヂストンの「ツアーB XD-Fプロトタイプ」です。
フェアウェイウッドは3W(スプーン)の1本のみで、ユーティリティにつながっていきます。
馬場咲希のユーティリティ2023
UT2
ブリヂストン:「B1 HY」(18度)
シャフト:グラファイトデザイン「ツアーAD DI-85ハイブリッド」(フレックス:S)
馬場咲希選手が使用するユーティリティ2023は、ブリヂストンの「B1 HY」です。
小ぶりで操作性の高いモデルですが、ロフト18度でも十分に高いボールを打てるのも馬場咲希選手のポテンシャルの高さを物語っています。
馬場咲希のアイアン2023
4番~PW
ブリヂストン:「201CB」(4番~PW)
シャフト:日本シャフト「N.Sプロ モーダス3 ツアー105」(フレックス:S)
馬場咲希選手が使用するアイアン2023は、ブリヂストンの「201CB」で、女子選手としては珍しく4番からのセッティングです。
ブリヂストンのアイアンには「201CB」の他、「200MB」、「202CBP」という3種類のモデルがあります。
「200MB」はコンパクトで操作性のいいマッスルバック・モデル、「202CBP」は飛距離と許容性が高いキャビティ・モデル、そして馬場咲希選手が使用する「201CB」は操作性とミスへの許容性を両立させたハーフキャビティ・モデルです。
馬場咲希のウエッジ2023
50度・54度・58度
ブリヂストン:「BRM」(50・54度)
ブリヂストン:「BRM2」(58度)
シャフト:日本シャフト「N.Sプロ モーダス3 ツアー105」(フレックス:S)
馬場咲希選手が使用するウエッジ2023はブリヂストンの「BRM」「BRM2」で、3本体制です。
ティアドロップ型の形状でスピン性能が高く、ロフト別にデザインやソールの形状にこだわったモデルです。
馬場咲希のパター2023
テーラーメイド:「TPコレクション HYDRO BLAST ジュノ TB2」
馬場咲希選手が使用するパター2023は、テーラーメイドの「TPコレクション HYDRO BLAST ジュノ TB2」です。
パターのみテーラーメイドを使用しており、国内の女子選手から人気のトラスパターを使用しています。
アドレスからの見た目はピンアンサーのブレード型で、センターシャフトのモデルです。
馬場咲希の使用ボール2023
ブリヂストン:「ツアーB X」
馬場咲希選手が使用するボール2023は、ブリヂストンの「ツアーB X」です。
ブリヂストンには「ツアーB XS」もあり、メーカーによると風に強い飛びの「X」に対し、スピンとソフトフィールの「XS」となっています。
タイガー・ウッズは「ツアーB XS」を使用しています。
その他、主なプロゴルファーのクラブセッティング一覧(男子・女子別)は、こちらからどうぞ↓
馬場咲希のクラブセッティング~まとめ
今回は、ドライバーからパター・ボールまで馬場咲希選手のクラブセッティングを見てきました。
馬場咲希選手のクラブセッティングは、ブリヂストンを中心としたもので、ドライバー・フェアウェイウッド(3W)・ユーティリティが各1本、アイアンは4番~PWの7本、ウエッジが3本にパターという14本です。
フェアウェイウッドが1本のみ、アイアンを4番から入れていること、ユーティリティのロフトがかなり立っている点が特徴といえるでしょう。
馬場咲希選手は男子プロ並みにハードスペックなセッティングですが、まだ発展途上であることを考えると、今後どこまで飛躍するのか目が離せない選手といえます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※ゴルファーは状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
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