ZOZO選手権は日本国内で開催される唯一のアメリカPGAツアーで、世界のトップ選手が日本に集結する大会として注目されています。
歴代優勝者にはタイガー・ウッズ選手と松山英樹選手の名もあり、賞金は高騰を続けるアメリカPGAツアーの大会ということで、国内ツアーとは桁違いの高さとなっています。日米両ツアーの共催ということで出場資格も絞られ、特に日本国内のツアーからは限られたトップ選手のみしか出場できません。
今回は、ZOZO選手権の歴代優勝者と賞金推移、出場資格、開催コースなどについて見ていきます。
ZOZO選手権の歴代優勝者
ZOZO選手権はまだ歴史が浅いこともあり、歴代優勝者は数名のみとなっています。それでも歴代優勝者にはタイガー・ウッズ(アメリカ)をはじめとしたビッグネームが並んでいます。歴代優勝者に複数回優勝者や連覇記録はまだありませんが、今後どんな歴史を刻んでいくのかが注目されます。
2019年の第1回大会はタイガー・ウッズ選手と松山英樹選手が優勝争いを演じて大いに盛り上がりました。結果はタイガー・ウッズ選手がPGAツアー勝利数歴代最多タイ記録となる82勝目をあげましたが、その後、松山英樹選手も2021年の第3回大会でマスターズチャンピオンとして凱旋、母国で優勝を飾っています。
ZOZO選手権の歴代優勝者は、以下の通りです。
2024年(第6回):ニコ・エチェバリア(コロンビア)
2023年(第5回):コリン・モリカワ(アメリカ)
2022年(第4回):キーガン・ブラッドリー(アメリカ)
2021年(第3回):松山英樹(日本)
2020年(第2回):パトリック・キャントレー(アメリカ)
2019年(第1回):タイガー・ウッズ(アメリカ)
ZOZO選手権の賞金推移
続いて、ZOZO選手権の賞金推移を見ていきましょう。
賞金総額850万ドルは日本円で約13億円、優勝賞金153万ドルは約2億3,700万円です(1ドル=155円)。国内で開催されるトーナメントとしては最高額で、これまでの男子国内最高賞金額のISPSハンダマッチプレー選手権の賞金総額2億3,000万円、優勝賞金5,200万円を上回る破格の賞金額となっています。
2019年の第1回大会では日本国内ツアーの選手が優勝した場合、ZOZO選手権の優勝賞金だけで賞金王になってしまう可能性があったため賞金ランキングへの加算は50%に減額されましたが、その後、加算対象から外されました。
下記のZOZO選手権の賞金推移を見ると、過去最高額は2022年の第4回大会の賞金総額1,100万ドル・優勝賞金198万ドルです。
2023・2024年:賞金総額850万ドル・優勝賞金153万ドル
2022年:賞金総額1,100万ドル・優勝賞金198万ドル
2021年:賞金総額995万ドル・優勝賞金180万ドル
2020年:賞金総額800万ドル・優勝賞金144万ドル
2019年:賞金総額975万ドル・優勝賞金175万ドル
ZOZO選手権の出場資格
続いて、ZOZO選手権の出場資格をチェックしておきましょう。
ZOZO選手権の出場選手はアメリカツアー(PGA)60名と国内ツアー(JGTO)18名の計78名です。アメリカツアー(PGA)の出場資格はシンプルにフェデックスカップ・ポイントランキング上位60名で、欠場者が出た場合は繰り上げ出場となります。
国内ツアー(JGTO)の出場資格は開幕戦の東建ホームメイトカップから日本オープンまでの賞金ランキング上位8名と「BMW日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ」優勝者、スポンサー推薦9名の18名です。(2024年時点)
ZOZO選手権の出場資格
- アメリカツアー(PGA)
フェデックスカップ・ポイントランキング上位60名 - 国内ツアー(JGTO)
・賞金ランキング上位8名(東建ホームメイトカップ~日本オープンまでの期間)
・「BMW日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ」優勝者
・スポンサー推薦9名
※2024年時点
ZOZO選手権の開催コース
ZOZO選手権の開催コースは、2020年の第2回大会を除いて千葉県の習志野CCに定着しています。習志野CCは藤田欽哉の設計で、1965年(昭和40年)11月3日に開場しました。
キングコース18ホール、クイーンズコース18ホールの計36ホールの林間コースで、ZOZO選手権ではキングコースとクイーンズコースから選抜してパー70として開催しています。
習志野CCではこれまで1968年の日本プロゴルフ選手権や1977年の日本オープン、2016年の日本シニアオープン、さらに1974年から1997年までは国内男子ツアーの「サントリーオープン」などが開催されています。
なお、2020年の第2回大会は新型コロナウイルス感染拡大防止の目的から開催地の変更を余儀なくされ、アメリカ本土での無観客開催となり、カリフォルニア州のシャーウッドCCが開催コースとなりました。
シャーウッドCCはジャック・ニクラウス設計のコースで、過去にタイガー・ウッズ主催の「ヒーロー・ワールドチャレンジ」や「PGAツアーチャンピオンズ選手権」、グレッグ・ノーマン主催の「シャーク・シュートアウト」など多くの大会・イベントが開催されています。
ZOZO選手権の開催コース
アコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ(千葉県印西市)
※2020年のみシャーウッド・カントリークラブ(アメリカ・カリフォルニア州)
所在地
〒270-1327 千葉県印西市大森7
TEL:0476-46-3111
ZOZO選手権の歴代優勝者・賞金推移・開催コース~まとめ
今回は、ZOZO選手権の歴代優勝者と賞金推移、出場資格、開催コースなどについて見てきました。
ZOZO選手権の歴代優勝者にはタイガー・ウッズ(アメリカ)や松山英樹選手の名が並んでいますが、歴史が浅いこともあって複数回優勝や連覇記録はまだありません。賞金総額850万ドル(約13億円)、優勝賞金153万ドル(約2億3,700万円)は、国内で開催されるトーナメントとしては最高賞金額です(2024年時点)。
出場選手はアメリカツアー(PGA)60名と国内ツアー(JGTO)18名の計78名で、アメリカツアー(PGA)の出場資格はフェデックスカップ・ポイントランキング上位60名、国内ツアー(JGTO)の出場資格は開幕戦から日本オープンまでの賞金ランキング上位8名と「BMW日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ」優勝者、スポンサー推薦9名の18名です(2024年時点)。
開催コースは、2020年の第2回大会を除いて千葉県の習志野CCに定着しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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