アメリカ男子プロゴルフツアーの世界ゴルフ選手権(WGC)2021年の初戦となるWGCメキシコ選手権が、新型コロナウイルスの感染拡大による移動困難の影響によりアメリカ・フロリダ州のザ・コンセッションGCに舞台を移して開催されることになりました。
2021年大会は開催コース変更に伴い、大会名も「WGCアット・ザ・コンセッション」に変更されることになりましたが、2020年は再びメキシコ開催となる予定です。
大会名が「WGCアット・ザ・コンセッション」に変わっても世界ゴルフ選手権(WGC)であることの変わりなく、例年通り賞金もフェデックスカップ・ポイントも高い大会になっています。
今回は、WGCアット・ザ・コンセッション2021の賞金とテレビ放送予定、開催コースなどについて見ていきたいと思います。
WGCアット・ザ・コンセッション2021の賞金
WGCアット・ザ・コンセッションと大会名は変更となりましたが、賞金は例年のWGCメキシコ選手権を受け継いでの開催となります。
WGCアット・ザ・コンセッション2021の賞金総額1,050ドル(約11億円)、優勝賞金182万ドル(約1億9,000万円)は、WGCメキシコ選手権2020と同じ賞金額です。
出場選手は厳しい出場資格をクリアした72名で、日本からは松山英樹選手と稲森佑貴選手が出場します。
WGCアット・ザ・コンセッション2021の賞金とコースなど概要は、以下の通りです。
WGCアット・ザ・コンセッション2021の賞金とコースなど概要
開催日程
2021年2月25日(木)~2月28日(日)
開催コース
ザ・コンセッション・ゴルフ・クラブ(アメリカ・フロリダ州)
フェデックスカップ・ポイント
550ポイント
賞金総額
1,050ドル
優勝賞金
182万ドル
前年優勝者
パトリック・リード(アメリカ)
WGCアット・ザ・コンセッション2021のテレビ放送予定
WGCアット・ザ・コンセッション2021のテレビ放送は、BSはNHKで、CSはゴルフネットワークで生中継が予定されています。
詳しい放送スケジュールは、以下の通りです。
BS:NHK-BS1
3日目 2021年2月28日(日)
午前6:00〜午前8:00(生中継)
最終日 2021年3月1日(月)
午前6:00〜午前8:00(生中継)
CS:ゴルフネットワーク
1日目 2021年2月26日(金)
午前3:00〜午前8:00(生中継)、午後7:00~午後10:00(録画)
2日目 2021年2月27日(土)
午前3:00〜午前8:00(生中継)、午後1:00~午後4:00(録画)
3日目 2021年2月28日(日)
午前2:00〜午前8:15(生中継)、午後1:00~午後4:00(録画)
最終日 2021年3月1日(月)
午前2:00〜午前8:15(生中継)、午後1:30~午後4:30(録画)、午後8:30~午後11:30(録画)
※放送時間は変更になる場合があります。
WGCアット・ザ・コンセッションの開催コースと歴代優勝者
WGCメキシコ選手権の開催コースは、メキシコのクラブデゴルフ・チャペルテペックで4年連続で開催されてきましたが、上述のように新型コロナウイルスの感染拡大による移動困難の影響から2021年はアメリカ・フロリダ州のザ・コンセッションGCに変更となりました。
ザ・コンセッションGCは、ジャック・ニクラス(アメリカ)とトニー・ジャクリン(イングランド)による設計で、2006年に開場しました。
これまでツアー開催の実績はありませんが、全米大学選手権が開催されています。
全米大学選手権でラウンドした選手にとってはアドバンテージになるかもしれませんが、多くの選手にとっては初めて経験するコースになります。
歴代優勝者に目を向けるとアメリカ勢が強さが目立ちますが、中でもタイガー・ウッズの7勝、近年ではダスティン・ジョンソンの3勝が光ります。
WGCアット・ザ・コンセッションの開催コースと歴代優勝者は、以下の通りです。
WGCアット・ザ・コンセッションの開催コースと歴代優勝者
2021年 ? ザ・コンセッション・ゴルフ・クラブ(アメリカ)
2020年 パトリック・リード(アメリカ)クラブデゴルフ・チャペルテペック(メキシコ)
2019年 ダスティン・ジョンソン(アメリカ)クラブデゴルフ・チャペルテペック(メキシコ)
2018年 フィル・ミケルソン(アメリカ)クラブデゴルフ・チャペルテペック(メキシコ)
2017年 ダスティン・ジョンソン(アメリカ)クラブデゴルフ・チャペルテペック(メキシコ)
2016年 アダム・スコット(オーストラリア)トランプ・ナショナル・ドラル(アメリカ)
2015年 ダスティン・ジョンソン(アメリカ)トランプ・ナショナル・ドラル(アメリカ)
2014年 パトリック・リード(アメリカ)トランプ・ナショナル・ドラル(アメリカ)
2013年 タイガー・ウッズ(アメリカ)トランプ・ナショナル・ドラル(アメリカ)
2012年 ジャスティン・ローズ(イングランド)トランプ・ナショナル・ドラル(アメリカ)
2011年 ニック・ワトニー(アメリカ)トランプ・ナショナル・ドラル(アメリカ)
2010年 アーニー・エルス(南アフリカ)トランプ・ナショナル・ドラル(アメリカ)
2009年 フィル・ミケルソン(アメリカ)トランプ・ナショナル・ドラル(アメリカ)
2008年 ジェフ・オギルビー(オーストラリア)トランプ・ナショナル・ドラル(アメリカ)
2007年 タイガー・ウッズ(アメリカ)トランプ・ナショナル・ドラル(アメリカ)
2006年 タイガー・ウッズ(アメリカ)ザ・グローブ(イギリス)
2005年 タイガー・ウッズ(アメリカ)ハーディングパークGC(アメリカ)
2004年 アーニー・エルス(南アフリカ)マウント・ジュリエットGC(アイルランド)
2003年 タイガー・ウッズ(アメリカ)キャピタル・シティクラブ(アメリカ)
2002年 タイガー・ウッズ(アメリカ)マウント・ジュリエットGC(アイルランド)
2001年 中止(同時多発テロのため)
2000年 マイク・ウィア(カナダ)バルデラマGC(スペイン)
1999年 タイガー・ウッズ(アメリカ)バルデラマGC(スペイン)
WGCアット・ザ・コンセッション2021~最終結果
WGCアット・ザ・コンセッション2021の最終結果は、コリン・モリカワ選手(アメリカ)が通算18アンダーで優勝し、ツアー通算4勝目を飾りました。
3打差2位にビクトル・ホブラン(ノルウェー)、ビリー・ホーシェル(アメリカ)、ブルックス・ケプカ(アメリカ)の3選手が入っています。
日本人選手としては松山英樹選手が通算8アンダーで15位タイ、稲森佑貴選手が通算3オーバーで48位タイという結果に終わりました。
WGCアット・ザ・コンセッション2021最終結果
優勝 -18 コリン・モリカワ
2位 -15 ビクトル・ホブラン、ビリー・ホーシェル、ブルックス・ケプカ
5位 -14 スコッティー・シェフラー
6位T -12 ウェブ・シンプソン、ルイ・ウェストヘーゼン、ローリー・マキロイ
9位T -11 ジェイソン・コクラック、パトリック・リード
11位T -10 キャメロン・スミス、ケビン・ナ、マシュー・フィッツパトリック
14位T -9 トニー・フィナウ
15位T -8 松山英樹、ジャスティン・トーマス、カルロス・オルティス
:
48位T +3 稲森佑貴
WGCアット・ザ・コンセッション2021~まとめ
今回は、WGCアット・ザ・コンセッション2021の賞金とテレビ放送予定、開催コースなどについて見てきました。
WGCアット・ザ・コンセッション2021の賞金総額1,050ドル、優勝賞金182万ドルは、WGCメキシコ選手権2020を受け継いだ同じ賞金額です。
テレビ放送は、BSはNHKで、CSはゴルフネットワークで生中継が予定されています。
開催コースのザ・コンセッションGCは、ツアー開催の実績はなく全米大学選手権が開催されているぐらいで、多くの選手にとっては初めて経験するコースになります。
フロリダの名門コースでどんな戦いが展開されるのか、2021年WGC初戦に注目が集まりましたが、WGCアット・ザ・コンセッション2021の最終結果は、コリン・モリカワ選手(アメリカ)が通算18アンダーで優勝、日本人選手としては松山英樹選手が通算8アンダーで15位タイ、稲森佑貴選手が通算3オーバーで48位タイに終わりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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