ご存知の通り、ほとんどのゴルフコースは、18ホールで構成されています。
18ホールあれば、当然のことながら難易度の高いホールと低いホールがあります。
このゴルフコースのホールの難易度は何でわかるのでしょうか?
また、ハンディキャップはどのように使われるのでしょうか?
今回は、「ゴルフコースのホールの難易度は何でわかる?ハンディキャップが目安」と題して、ゴルフコースのホールの難易度について見ていきます。
ゴルフコースのホールの難易度
ゴルフコースの難易度はコースレートで表されますが、ホールの難易度はハンディキャップで表されます。
このハンディキャップの数字が小さいほど難易度が高いホールということになります。
ハンディキャップはどこでわかるのかというとスコアカードのホール番号の近くに記載されていて、HD、HDCDなどと記載されたりします。
ほとんどのコースでは、アウト、インで難易度が偏らないようにバランスがとられており、合計すれば同じくらいのハンディキャップになるはずです。
ハンディキャップの決め方
では、このハンディキャップ、どのようにして決めるのでしょうか?
これは各ホールのスコアのデータを集計し、統計分析して決めます。
具体的には、18ホールを6つのグループに分けて、それぞれのグループの中で難易度を決めていきます。
こうしてハンディキャップを決めていきますが、問題は難易度の高いホールが偏る、つまり集中してしまう場合です。
ゴルフコースはこれを防ぐためにある程度、ハンディキャップの数字を分散させてバランスをとるように設定しています。
つまり、必ずしもハンディキャップ=難易度と言い切ることはできません。
なので、ハンディキャップは難易度のおおよその目安と捉えておくのがよいと思われます。
ゴルフコースのホールのハンディキャップの使い方
ハンディキャップは難易度のおおよその目安ということはわかりましたが、では実際にこのゴルフコースのホールのハンディキャップはどのように使われるのでしょうか?
ハンディキャップは、ストロークプレーではなくマッチプレーで使われます。
オフィシャルハンディキャップの異なるゴルファーがマッチプレーで競技をする際に、ハンディをつけるホールをこのハンディキャップで決めるのです。
例えばオフィシャルハンディ1のAさんと5のBさんがマッチプレーをするとしましょう。
Aさん(ハンディ1)とBさん(ハンディ5)のハンディ差は、5-1=4です。
このハンディ差である4ホールでハンディをつけるわけです。
この結果、ハンディキャップ1~4のホールでBさんに各1打のハンディを与えて、というように使われます。
同様に、ハンディ差が8の場合は、ハンディキャップ1~8のホールでハンディを与えてマッチプレーを行います。
このようにハンディに差があってもマッチプレーを楽しめるようにとハンディキャップがスコアカードに記載されているというわけです。
ストロークプレーのハンディキャップは?
ここまでの話は、マッチプレーの場合やオフィシャルハンディを持っているゴルファーを対象にしたものでした。
しかし、現在のゴルフはご存知の通りストロークプレーが主流です。
プロの競技はスクラッチプレーなのでハンディなどありませんが、アマチュアのゴルフコンペとなると新ぺリア方式やぺリア方式などがよく使われています。
これらはオフィシャルハンディキャップを持っていないアマチュア・ゴルファーや実力のわからないゴルファーが集まった場合でも公平にハンディを決められるように考えられたハンディキャップです。
ストロークプレーのハンディキャップ~新ぺリア方式
18ホール中12ホールを隠しホールとして、隠しホールのスコアの合計を1.5倍してコースのパー(例えば72)を引き、その算出された数値を80%にした数字がを各ゴルファーのハンディとなる方式が、新ぺリア方式です。
ゴルファーは隠しホールがどこかは競技終了までわからないようにし、隠しホールで叩くとハンディがたくさんもらえるという方式です。
ストロークプレーのハンディキャップ~ぺリア方式
隠しホールが新ぺリア方式の半分の6ホールでハンディキャップを決める方式が、ぺリア方式です。
隠しホールが6ホールと少なく運の要素が強すぎるということで、今では新ぺリア方式を採用するケースが多くなっています。
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ゴルフコースのホールの難易度~まとめ
今回は、「ゴルフコースのホールの難易度は何でわかる?ハンディキャップが目安」と題して、ゴルフコースのホールの難易度について見てきました。
ゴルフコースのホールの難易度は、スコアカードに記載されているハンディキャップが目安になります。
ハンディキャップは、マッチプレーで使われ、ハンディをつけるホールをこのハンディキャップで決めます。
また、ストロークプレーのハンディキャップは現在は新ぺリア方式が主流になっています。
ハンディキャップ=難易度と言い切ることはできないため、あくまで難易度の目安と考えたほうがよさそうです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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