現在、海外で活躍している日本人最強の女子プロゴルファーといえば、畑岡奈紗選手の名をあげる方は多いと思います。
早々とアメリカツアーに専念していますが、時おりスポット参戦で出場する国内のトーナメントでも無類の強さを発揮しています。
残す最大の目標はメジャー優勝というところですが、そんな畑岡奈紗選手の最新のクラブセッティングはどうなっているのでしょうか?
今回は、メジャー優勝を狙う畑岡奈紗選手のクラブセッティング最新版の14本を見ていきたいと思います。
畑岡奈紗のクラブセッティング最新版
畑岡奈紗選手といえば、今を時めく黄金世代のひとりではありますが、その中でもひと際異彩を放っています。
それはデビュー後すぐにアメリカに渡り、しかも日米両ツアーで結果を出している選手だからでしょう。
その実績を見れば、黄金世代の中でも実力は抜きん出ているのは明らかです。
そんな畑岡奈紗選手の最新のクラブセッティングを見ると現在の女子プロゴルファーの中で見ても非常にオーソドックスなセッティングとなっています。
パター以外のドライバーからフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウエッジ、そしてボールまで契約先のダンロップで固めたクラブセッティングになっています。
クラブセッティングの構成は、ドライバー1本、フェアウェイウッドが3W(スプーン)1本、UT(ユーティリティ)2本、アイアンが5番~PWまでの6本、ウエッジが3本とパター1本の14本です。
では、畑岡奈紗選手のクラブセッティング最新版を見ていきましょう。
畑岡奈紗のドライバー2021
ダンロップ:スリクソン「Z785 ドライバー」(9.5度)
シャフト:Miyazaki KIRI-6(長さ45インチ・フレックス:S)
畑岡奈紗選手の使用するドライバー2021は、ダンロップのスリクソンシリーズのモデル「Z785」です。
これは別段驚くことではないのですが、シャフトの「Miyazaki」という名があまり聞きなれない方もいらっしゃるかと思います。
実は「Miyazaki」はダンロップで制作されているシャフトで、ダンロップのスリクソン以外のモデルにも装着されています。
プロゴルファーからアベレージゴルファーまで幅広く対応し、畑岡奈紗選手の使用する「KIRI(霧)」はシャフト先端でタメを作ってボールが上がりやすい高弾道設計です。
また、シャフト全体を手元、手元寄りの中間、先端よりの中間、先端の4つに分割して、各部分の剛性を1~9の数値で表すインターナショナルフレックスコードというユニークな剛性の表示方法を採用していますが、畑岡奈紗選手はその中の「6」になります。
畑岡奈紗のフェアウェイウッド2021
3W(スプーン)
ダンロップ:スリクソン「ZX フェアウェイウッド」(15度)
シャフト:ATTAS G7(フレックス:S)
畑岡奈紗選手のフェアウェイウッド2021は、スリクソン「ZX フェアウェイウッド」です。
フェアウェイウッドは2本体制の女子プロゴルファーも多いですが、畑岡奈紗選手はスプーン1本体制です。
クリークなどもう1本を入れるつもりがないのか、これ以降はユーティリティでカバーしようということなのでしょう。
スプーンには、飛距離と高い弾道を求めるという畑岡奈紗選手ですが、その要求に応えているのがスリクソン「Z F65 フェアウェイウッド」です。
畑岡奈紗のユーティリティ2021
3U・4U
ダンロップ:スリクソン「ZX ハイブリッド」(3番19度・4番22度)
シャフト:Miyazaki MIZU HYBRID(フレックス:S)
畑岡奈紗選手のユーティリティ2021は2本体制で、スリクソン「ZX ハイブリッド」を使用しています。
コースによっては3Uを抜いて、5W(クリーク)のスリクソン「ZX フェアウェイウッド」を入れることもあるようです。
畑岡奈紗のアイアン2021
5番アイアン~PW
ダンロップ:スリクソン「Z785 アイアン」
シャフト:N.S.Pro950(フレックス:S)
畑岡奈紗選手のアイアン2021は、スリクソンシリーズでも小ぶりな顔のキャビティバックモデルの「Z785 アイアン」を採用しています。
軟鉄鍛造モデルで上級者向けですが、その割には高弾道のボールが打てるというモデルです。
アメリカツアーを主戦場にしている畑岡奈紗選手にとっては、高弾道が採用のカギとなったのかもしれません。
畑岡奈紗のウエッジ2021
50度・54度・60度
クリーブランド「588 RTX 2.0 プレシジョン フォージド ウェッジ」
シャフト:N.S.Pro950(フレックス:S)
畑岡奈紗選手のウエッジ2021は3本体制で、クリーブランドの「588 RTX2.0 プレシジョン フォージド ウエッジ」を使用しています。
個人的に畑岡奈紗選手の100ヤード前後の正確性、精度の高さは世界的に見ても群を抜いているように思います。
2019年の日本女子プロゴルフ選手権と日本女子オープンゴルフのメジャー2連勝の時にも驚くほどピンに絡んでいました。
そんな畑岡奈紗選手の100ヤード前後をカバーしているのが、クリーブランドの3本のウエッジです。
ロフト角の流れも自然で、非常にオーソドックスなセッティングになっています。
畑岡奈紗のパター2021
ベティナルディ「SS3 DASS」
畑岡奈紗選手のパター2021は、ベティナルディ「SS3 DASS」に変更しています。
長年、使用していたピンの「スコッツデールTR パター Piper C」からの変更で、センターシャフトのマレット型のパターが畑岡奈紗選手のクラブセッティングの中でもトレードマークで、14本のクラブの中でもパターだけは、この先もそうそう変えることはないと思われていました。
ベティナルディ「SS3 DASS」もピン「スコッツデールTR パター Piper C」と同じくセンターシャフトのマレット型パターです。
その他、主なプロゴルファーのクラブセッティング一覧(男子・女子別)は、こちらからどうぞ↓

畑岡奈紗の使用ボール最新版
ダンロップ:スリクソン「Zスター ボール」
畑岡奈紗選手の使用するボール2021は、スリクソン「Zスター ボール」で、高い打ち出し角と低スピンを実現し、飛距離性能を高めたボールです。
一方でSeRMという素材をコーティングに配合することによって打感とスピン性能を向上させています。
畑岡奈紗選手のクラブセッティング最新版~まとめ
今回は、メジャー優勝を狙う畑岡奈紗選手のクラブセッティング最新版の14本を見てきました。
メジャー優勝を狙う畑岡奈紗選手のクラブセッティングは、パターを除いてボールまで契約先のダンロップで統一されていて、非常にオーソドックスなセッティングです。
構成はドライバー1本、フェアウェイウッドが3W(スプーン)1本、UT(ユーティリティ)2本、アイアンが5番~PWまでの6本、ウエッジが3本とパター1本の14本です。
ダンロップの製品である「Miyazaki」のシャフトがお気に入りのようで、いずれフェアウェイウッドでも採用されるかもしれません。
パターだけは長年使用しているセンターシャフトのパターで、畑岡奈紗選手のクラブセッティングの中ではトレードマークといえそうです。
メジャー優勝は渋野日向子選手に先を越されてしまいましたが、畑岡奈紗選手が優勝する日もさほど遠い日ではないような気がします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※プロゴルファーは状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
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