現在、海外で活躍している日本人最強の女子プロゴルファーといえば、畑岡奈紗選手の名を真っ先にあげる方は多いと思います。
早々とアメリカツアーに専念していますが、時おりスポット参戦で出場する国内のトーナメントでも無類の強さを発揮しています。
残す最大の目標はメジャー優勝というところですが、そんな畑岡奈紗選手の最新のクラブセッティングはどうなっているのでしょうか?
今回は、メジャー優勝を狙う畑岡奈紗選手のクラブセッティング最新版の14本を見ていきたいと思います。
畑岡奈紗のクラブセッティング最新版
畑岡奈紗選手といえば、今を時めく黄金世代のひとりではありますが、その中でもひと際異彩を放っています。
それはデビュー後すぐにアメリカに渡り、しかも日米両ツアーで結果を出している数少ない選手だからでしょう。
その実績を見れば、黄金世代の中でも実力は抜きん出ているのは明らかです。
そんな畑岡奈紗選手の最新のクラブセッティングを見ると現在の女子プロゴルファーの中で見ても非常にオーソドックスなセッティングとなっています。
パター以外のドライバーからフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウエッジ、そしてボールまで契約先のダンロップで固めたクラブセッティングになっています。
クラブセッティングの構成は、ドライバー1本、フェアウェイウッドが3W(スプーン)1本、UT(ユーティリティ)2本、アイアンが5番~PWまでの6本、ウエッジが3本とパター1本の14本です。
では、畑岡奈紗選手のクラブセッティング最新版を見ていきましょう。
畑岡奈紗のドライバー2023
ダンロップ:スリクソン「ZX7 MkⅡ」(9.5度)
シャフト:フジクラ「ベンタス ブルー」(長さ45インチ・フレックス:S)
畑岡奈紗選手の使用するドライバー2023は、ダンロップのスリクソン「ZX7 MkⅡ」です。
2021・2022年と毎年、ドライバーをシャフトとともに替えている畑岡奈紗選手ですが、やはりドライバーは少しでも飛距離が欲しいのでしょう。
試行錯誤を繰り返しています。
畑岡奈紗のドライバー2022
ダンロップ:「ゼクシオ エックス ドライバー」(9.5度)
シャフト:フジクラ「ベンタス レッド」(長さ45インチ・フレックス:S)
畑岡奈紗のドライバー2021
ダンロップ:スリクソン「Z785 ドライバー」(9.5度)
シャフト:Miyazaki KIRI-6(長さ45インチ・フレックス:S)
「Miyazaki」はダンロップで制作されているシャフトです。
畑岡奈紗のフェアウェイウッド2023
3W(スプーン)
ダンロップ:スリクソン「ZX MkⅡ」(15度)
シャフト:フジクラ「ベンタス ブルー」(フレックス:S)
畑岡奈紗選手のフェアウェイウッド2023は、スリクソン「ZX MkⅡ」です。
ドライバーと同じく「ZX7 MkⅡ」シリーズに変更していますが、フェアウェイウッド2本体制の女子プロゴルファーも多い中、スプーン1本体制は変わりありません。
クリークなどもう1本を入れるつもりがないのか、これ以降はユーティリティでカバーしようということなのでしょう。
スプーンには飛距離と高い弾道を求めるという畑岡奈紗選手ですが、その要求に応えているのがスリクソン「ZX MkⅡ」です。
畑岡奈紗のフェアウェイウッド2022・2021
3W(スプーン)
ダンロップ:スリクソン「ZX フェアウェイウッド」(15度)
シャフト:ATTAS G7(フレックス:S)
畑岡奈紗のユーティリティ2023
3U・4U
ダンロップ:スリクソン「ZX MkⅡ」(3番19度・4番22度)
シャフト:フジクラ「ベンタス HB ブルー」(フレックス:S)
畑岡奈紗選手のユーティリティ2023は2本体制で、スリクソン「ZX MkⅡ」に変更しています。
フェアウェイウッド1本のため、ユーティリティのロフトは少なくなっています。
コースによっては3Uを抜いて、5W(クリーク)を入れることもあるようです。
畑岡奈紗のユーティリティ2022・2021
3U・4U
ダンロップ:スリクソン「ZX ハイブリッド」(3番19度・4番22度)
シャフト:Miyazaki MIZU HYBRID(フレックス:S)
畑岡奈紗のアイアン2023
5番アイアン~PW
ダンロップ:スリクソン「ZX7 MkⅡ」
シャフト:エアロテック「スチールファイバー i95」
畑岡奈紗選手のアイアン2023は、小ぶりな顔のキャビティバックモデル「ZX7 MkⅡ」を採用しています。
軟鉄鍛造モデルで上級者向けで、高い操作性とスピンコントロール、吸い付くような柔らかい打感が魅力のモデルです。
畑岡奈紗のアイアン2022・2021
5番アイアン~PW
ダンロップ:スリクソン「Z785 アイアン」
シャフト:N.S.Pro950(フレックス:S)
畑岡奈紗のウエッジ2023
50度・54度
クリーブランド「588 RTX2.0 プレシジョン フォージド ウェッジ」
シャフト:エアロテック「スチールファイバー i110CW」
58度
クリーブランド「RTX4 MID」
シャフト:エアロテック「スチールファイバー i110CW」
畑岡奈紗選手のウエッジ2023は3本体制で、50度と54度はこれまでと同じですが、58度のみクリーブランドの「RTX4 MID」に変更しています。
個人的には畑岡奈紗選手の100ヤード前後の正確性、精度の高さは世界的に見ても群を抜いているように思います。
勝つ時には驚くほどピンに絡んでいきます。
そんな畑岡奈紗選手の100ヤード前後をカバーしているのが、クリーブランドの3本のウエッジです。
ロフト角の流れも自然で、非常にオーソドックスなセッティングになっています。
畑岡奈紗のウエッジ2022・2021
50度・54度・58度
クリーブランド「588 RTX2.0 プレシジョン フォージド ウェッジ」
シャフト:N.S.Pro950(フレックス:S)
畑岡奈紗のパター2023・2022・2021
ベティナルディ「SS3 DASS」
畑岡奈紗選手のパター2023は、ベティナルディ「SS3 DASS」です。
長年、使用していたピンの「スコッツデールTR パター Piper C」からの変更で、センターシャフトのマレット型のパターが畑岡奈紗選手のクラブセッティングの中でもトレードマークで、14本のクラブの中でもパターだけは、この先もそうそう変えることはないと思われていました。
ベティナルディ「SS3 DASS」もピン「スコッツデールTR パター Piper C」と同じくセンターシャフトのマレット型パターです。
その他、主なプロゴルファーのクラブセッティング一覧(男子・女子別)は、こちらからどうぞ↓

畑岡奈紗の使用ボール最新版
ダンロップ:スリクソン「Zスター ボール」
畑岡奈紗選手の使用するボール2023は、スリクソン「Zスター ボール」で、高い打ち出し角と低スピンを実現し、飛距離性能を高めたボールです。
一方でSeRMという素材をコーティングに配合することによって打感とスピン性能を向上させています。
畑岡奈紗選手のクラブセッティング最新版~まとめ
今回は、メジャー優勝を狙う畑岡奈紗選手のクラブセッティング最新版の14本を見てきました。
メジャー優勝を狙う畑岡奈紗選手のクラブセッティングは、パターを除いてボールまで契約先のダンロップで統一されていて、非常にオーソドックスなセッティングです。
構成はドライバー1本、フェアウェイウッドが3W(スプーン)1本、UT(ユーティリティ)2本、アイアンが5番~PWまでの6本、ウエッジが3本とパター1本の14本です。
畑岡奈紗選手はあまりクラブを頻繫に変えるタイプではないようですが、2023年は開幕戦から大きくチェンジしてきました。
パターだけは長年使用しているセンターシャフトのパターで、畑岡奈紗選手のクラブセッティングの中ではトレードマークといえそうです。
メジャー優勝は渋野日向子選手に先を越されてしまいましたが、畑岡奈紗選手が優勝する日もさほど遠い日ではないような気がします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※プロゴルファーは状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
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