日本女子プロゴルフ選手権は4つある国内女子プロゴルフツアーのメジャー大会のひとつで、1968年に第1回大会が開催されました。
国内女子プロゴルファー日本一を決める大会として毎年9月に開催され、現在、国内女子メジャー大会の中で最も賞金額の高い大会でもあります。(2024年時点)
そんな日本女子プロゴルフ選手権の歴代優勝者はどんな顔触れで、開催コースはどうなっているのでしょうか?
今回は、日本女子プロゴルフ選手権の歴代優勝者と開催コース、賞金、出場資格などについて見ていきます。
日本女子プロゴルフ選手権の歴代優勝者と開催コース
日本女子プロゴルフ選手権の歴代優勝者で光るのは、樋口久子プロが記録した第1回からの7連覇(1968~1974年)を含む最多の9回(1968~1974・1976・1977年)の優勝です。
以下、大迫たつ子プロの4回(1980・1983・1988・1991年)、岡本綾子プロの3回(1979・1982・1990年)の優勝が続きますが、長い歴史を誇る日本女子プロゴルフ選手権の歴代優勝者の中で3回以上の優勝はこの3選手のみです。歴代優勝者は日本人選手が多いですが、近年では韓国や台湾の選手の台頭も光ります。
開催コースは毎年都道府県とコースが変わる「サーキット方式」となっており、日本全国のコースを回ります。
日本女子プロゴルフ選手権の歴代優勝者と開催コースは、以下の通りです。
日本女子プロゴルフ選手権の歴代優勝者と開催コース
2024年(第57回)竹田麗央(日本)かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)
2023年(第56回)神谷そら(日本)パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(長崎県)
2022年(第55回)川﨑春花(日本)城陽カントリー倶楽部(京都府)
2021年(第54回)稲見萌寧(日本)静ヒルズカントリークラブ(茨城県)
2020年(第53回)永峰咲希(日本)JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)
2019年(第52回)畑岡奈紗(日本)チェリーヒルズゴルフクラブ(兵庫県)
2018年(第51回)申ジエ(韓国)小杉カントリークラブ(富山県)
2017年(第50回)李知姫(韓国)安比高原ゴルフウラブ(岩手県)
2016年(第49回)鈴木愛(日本)登別カントリー倶楽部(北海道)
2015年(第48回)テレサ・ルー(台湾)パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(長崎県)
2014年(第47回)鈴木愛(日本)美奈木ゴルフ倶楽部(兵庫県)
2013年(第46回)イ・ボミ(韓国)恵庭カントリー倶楽部(北海道)
※比嘉真美子とのプレーオフ
2012年(第45回)有村智恵(日本)タラオカントリークラブ西コース(滋賀県)
2011年(第44回)三塚優子(日本)キングフィールズゴルフクラブ(千葉県)
2010年(第43回)藤田幸希(日本)グランデージゴルフ倶楽部(奈良県)
2009年(第42回)諸見里しのぶ(日本)岐阜関カントリー倶楽部(岐阜県)
2008年(第41回)辛炫周(韓国)片山津ゴルフ倶楽部・白山コース(石川県)
2007年(第40回)飯島茜(日本)リージャスクレストゴルフクラブ・グランドコース(広島県)
2006年(第39回)宮里藍(日本)ニドムクラシックコース・ニスパコース(北海道)
2005年(第38回)不動裕理(日本)名神八日市カントリー倶楽部(滋賀県)
2004年(第37回)肥後かおり(日本)太平洋C&A益子コース(栃木県)
2003年(第36回)不動裕理(日本)太平洋C&A江南コース(埼玉県)
2002年(第35回)具玉姫(韓国)太平洋クラブ六甲コース(兵庫県)
2001年(第34回)日吉久美子(日本)ロペ倶楽部(栃木県)
2000年(第33回)高村亜紀(日本)リベラルヒルズゴルフクラブ(福島県)
※米山みどり、小野香子、中野晶、天沼知恵子とのプレーオフ
1999年(第32回)城戸富貴(日本)琵琶湖カントリー俱楽部(滋賀県)
1998年(第31回)服部道子(日本)美浦ゴルフ倶楽部(茨城県)
1997年(第30回)福嶋晃子(日本)富士カントリー塩河コース(岐阜県)
1996年(第29回)塩谷育代(日本)長岡カントリー俱楽部(新潟県)
1995年(第28回)高村亜紀(日本)ザ・クラシックゴルフ倶楽部(福岡県)
1994年(第27回)日吉久美子(日本)穂高カントリークラブ(長野県)
1993年(第26回)原田香里(日本)旭国際浜村温泉ゴルフクラブ(鳥取県)
1992年(第25回)具玉姫(韓国)平川カントリークラブ(千葉県)
1991年(第24回)大迫たつ子(日本)旭国際東條カントリークラブ(兵庫県)
1990年(第23回)岡本綾子(日本)広陵カントリークラブ(栃木県)
1989年(第22回)谷福美(日本)大金ゴルフクラブ(栃木県)
1988年(第21回)大迫たつ子(日本)ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)
1987年(第20回)永田富佐子(日本)あさひヶ丘カントリークラブ(栃木県)
※吉川なよ子とのプレーオフ
1986年(第19回)生駒佳与子(日本)ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)
※浜田光子、高村博美とのプレーオフ
1985年(第18回)涂阿玉(台湾)烏山城カントリークラブ(栃木県)
1984年(第17回)黄玥珡(台湾)信州伊那国際ゴルフクラブ(長野県)
1983年(第16回)大迫たつ子(日本)蒲生ゴルフ倶楽部(滋賀県)
※涂阿玉とのプレーオフ
1982年(第15回)岡本綾子(日本)高岡カントリー倶楽部(富山県)
1981年(第14回)鈴木美重子(日本)五井カントリークラブ(千葉県)
※涂阿玉、大迫たつ子、小林洋子とのプレーオフ
1980年(第13回)大迫たつ子(日本)蒲生ゴルフ倶楽部(滋賀県)
1979年(第12回)岡本綾子(日本)PLカントリークラブ(大阪府)
1978年(第11回)森口祐子(日本)PLカントリークラブ(大阪府)
1977年(第10回)樋口久子(日本)PLカントリークラブ(大阪府)
1976年(第9回)樋口久子(日本)PLカントリークラブ(大阪府)
1975年(第8回)山崎小夜子(日本)PLカントリークラブ(大阪府)
1974年(第7回)樋口久子(日本)久山カントリークラブ(福岡県)
1973年(第6回)樋口久子(日本)貞宝カントリークラブ(愛知県)
1972年(第5回)樋口久子(日本)貞宝カントリークラブ(愛知県)
1971年(第4回)樋口久子(日本)貞宝カントリークラブ(愛知県)
1970年(第3回)樋口久子(日本)貞宝カントリークラブ(愛知県)
1969年(第2回)樋口久子(日本)貞宝カントリークラブ(愛知県)
1968年(第1回)樋口久子(日本)天城カントリークラブ(静岡県)
日本女子プロゴルフ選手権の賞金
続いて、日本女子プロゴルフ選手権の賞金についてです。
日本女子プロゴルフ選手権は今でこそ(2024年時点)、賞金総額2億円、優勝賞金3,600万円のビッグトーナメントに成長していますが、第1回大会(1968年)は賞金総額45万円、優勝賞金15万円で開催されました。
その後、賞金額は順調に増額を続け、2006年には初めて賞金総額が1億円の大台に達し(優勝賞金は1,800万円)、2017年には賞金総額2億円、優勝賞金3,600万円で、この賞金額は長い間、国内女子ツアー最高賞金額でもありました。
2000年以降の日本女子プロゴルフ選手権の賞金総額と優勝賞金の推移は、以下の通りです。
日本女子プロゴルフ選手権の賞金総額と優勝賞金の推移(2000年以降)
2017~2024年 賞金総額2億円・優勝賞金3,600万円
2009~2016年 賞金総額1億4,000円・優勝賞金2,520万円(2013年は3日間に短縮のため75%)
2006~2008年 賞金総額1億円・優勝賞金1,800万円
2000~2005年 賞金総額7,000万円・優勝賞金1,260万円
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1990年 賞金総額4,500万円・優勝賞金810万円
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1980年 賞金総額1,500万円・優勝賞金250万円
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1968年 賞金総額45万円・優勝賞金15万円
日本女子プロゴルフ選手権の出場資格
日本女子プロゴルフ選手権の出場選手は最大で132名予定され、出場資格は女子プロゴルファーに限られた通常のトーナメントより厳しいものになっています。
日本女子プロゴルフ選手権の主な出場資格は、以下の通りです。
日本女子プロゴルフ選手権の出場資格
- 日本女子プロゴルフ選手権の歴代優勝者
- ワールドレディスチャンピオンシップの過去3年の優勝者
- 日本女子オープンゴルフの過去3年の優勝者
- JLPGAツアーチャンピオンシップの過去3年の優勝者
- JLPGAツアー規定に定めるシード選手
- その年のJLPGAツアー優勝者
- トーナメント特別保障制度を適用し復帰する選手
- リランキングリスト上位者
- 予選会を通過した選手
- JLPGAが特に認めたアジアの地域の女子プロゴルファー
※2024年時点の出場資格です。
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日本女子プロゴルフ選手権の歴代優勝者と開催コース~まとめ
今回は、日本女子プロゴルフ選手権の歴代優勝者と開催コース、賞金、出場資格などについて見てきました。
長い歴史を誇る日本女子プロゴルフ選手権の歴代優勝者の中で、3回以上の優勝は樋口久子プロの7連覇(1968~1974年)を含む最多の9回(1968~1974・1976・1977年)、大迫たつ子プロの4回(1980・1983・1988・1991年)、岡本綾子プロの3回(1979・1982・1990年)のみです。
開催コースは毎年都道府県とコースが変わる「サーキット方式」で、賞金は2024年時点で賞金総額2億円・優勝賞金3,600万円のビッグトーナメントです。日本女子プロゴルフ選手権の出場選手は最大で132名で、出場資格は女子プロゴルファーに限られた厳しいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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