パターではグローブを外すゴルファーのほうが多数派だと思っていましたが、最近では特に女子プロゴルファーでグローブを外さないでパターをしているプロが目につきます。
ショットと違いパターの時はクロスハンドグリップなどさまざまな握り方があり、非常に繊細なフィーリングが求められます。
中にはイップスになってしまうゴルファーもいて、ゴルファーはみんなさまざまな工夫をしています。
パターではグローブ外すほうがいいのかどうかも無視できない問題で、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
今回は、パターではグローブ外すほうがいいのか、メリットとデメリットなどを考えてみます。
パターではグローブ外すほうがいい?
現在はグローブを外す派が多数を占めていますが、以前からもグローブを外さずにパターをする超一流プロはいます。
有名なところでは青木功プロやレクシー・トンプソンあたりですが、最近では河本結選手や松田鈴英選手など国内女子ツアーでも見られています。
逆に、パターの時だけでなくショットの時も素手でプレーする選手もいます。
海外ではフレッド・カプルスやロレーナ・オチョア、国内では不動裕理プロなどです。
グローブを外さない派は少数派なのは変わりませんが、グローブを外す派もどちらのタイプもフィーリングというか感覚を重視しているのがポイントです。
パターではグローブ外すほうがいいのかどうかは、結局はゴルファーのフィーリング次第だといえます。
パターでグローブを外す~ルール上はどうか?
では、ゴルフのルールにおいてグローブの使用は、どのように決められているのでしょうか?
確認しておきましょう。
2019年の用具規則では、グローブは、
プレーヤーがクラブを握る援助となる手袋をはめることができる。ただし、手袋は単純でなければならない。
2019年用具規則 機器と他の用具 2. 手袋(規則4.3) より引用
と、規定されています。
ゴルフのルールにおいて、グローブを外す外さないはゴルファーの意思によって自由に決めていいということになります。
パターでグローブ外すメリットとデメリット
パターではグローブ外すほうがいいのかどうかは、ゴルファーのフィーリング次第だというのはわかりました。
では、パターの時にグローブを外すメリットとデメリットを見ていきましょう。
グリーン上のフィーリングに悩んでいるゴルファーの参考になればと思います。
パターでグローブ外すメリット
パターでグローブを外す最大のメリットは、やはり素手なのでフィーリングがダイレクトに伝わりやすいということでしょう。
ショット以上により繊細なタッチを要求されるパットの時は、グローブを外すメリットが大きいと見ています。
その他にもグローブを外すメリットは、以下のようなものがあります。
・汗などで蒸れずにプレーできる
・手首から先の日焼けあとが残りづらい
パターでグローブ外すデメリット
パターでグローブを外すデメリットですが、グローブを外さない派はこれがイヤでグローブを外さないわけです。
少数派とはいえ、そこにはちゃんと理由があります。
・手先のフィーリングが敏感になりすぎる
・グリップの滑りが気になる
・単純にグローブを外すのが面倒くさい
パターでグローブ外す場合の注意点
最後にパターでグローブを外す場合の注意点です。
グローブを外すということは、ひとつグリーン上で作業が増えることになります。
パターの打順が回ってきているのに、グローブを外すのに手間取っている同伴プレイヤーを見たことはありませんか?
グリーン上だけではありません。
次のホールのティーイングエリアで、グローブをつけるのに手間取ることもあります。
たかがグローブを外すだけと思ってしまいますが、もたつくとスロープレーになりかねません。
グローブを外さない派の中には、グローブの着脱の時間を気にして同伴プレイヤーに迷惑をかけないようにという配慮からグローブを外さないゴルファーもいるほどです。
パターのフィーリングがどうのこうのという前に気をつけたいところです。
パターでグローブ外すメリットとデメリット~まとめ
今回は、パターではグローブ外すほうがいいのか、メリットとデメリットなどを考えてみました。
パターではグローブを外すほうがいいのかどうかは、ゴルファーのフィーリング次第で自由です。
グローブを外すメリットは、フィーリングがダイレクトに伝わりやすい、蒸れない、日焼けあとがつきづらいなどがあります。
逆にデメリットとしては、手先のフィーリングが敏感になりすぎる、グリップの滑りが気になる、面倒くさいなどがありますが、グローブの着脱時間によるスロープレーには十分注意したいところです。
たかがグローブ、されどグローブです。
パターのフィーリングに悩んでいるゴルファーは、ぜひいろいろ試していただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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