アメリカ女子プロゴルフツアーのメジャー第2戦となる全米女子オープンゴルフ2022が、6月2日(木)からアメリカ・ノースカロライナ州のパインニードルズ・ロッジ&GCで開催されます。
前年2021年大会は笹生優花選手と畑岡奈紗選手がプレーオフを戦うという私たち日本人にとっては夢のような展開となり、激闘の末、笹生優花選手が海外メジャー初優勝を飾りました。
優勝予想をしてみても有力選手が多数揃うLPGAの中にあっても日本人選手の存在感は年々大きくなっています。
今回は、全米女子オープンゴルフ2022の優勝予想と日本人出場選手などについて見ていきます。
全米女子オープンゴルフ2022の優勝予想
直近の調子や世界ランキングなどから全米女子オープンゴルフ2022の優勝予想をしていきます。
まず2022年シーズンのここまでの優勝者をみると複数回優勝者はなく、さまざまな国の選手が優勝を分け合う形になっています。
韓国勢が席巻していた以前のLPGAツアーとはまったく景色が変わり、LPGAツアーは戦国時代に突入したといっていいでしょう。
そんな中で優勝候補の本命としてあげたいのが、ミンジー・リー選手(オーストラリア)と日本の畑岡奈紗選手です。
ミンジー・リー選手はエビアン選手権2021でメジャー初優勝し自信を深め、直近のコグニザント・ファウンダーズカップでも優勝しています。
また、畑岡奈紗選手はメジャーでは2回のプレーオフ進出の実績があり、今シーズンもDIOインプラントLAオープンで優勝し、初メジャー獲得に視界は良好です。
対抗する有力選手としてはコ・ジンヨン選手(韓国)とリディア・コ選手(ニュージーランド)、渋野日向子(日本)らメジャーチャンピオンがあげられます。
世界ランキング1位のコ・ジンヨン選手(韓国)と世界ランキング3位のリディア・コ選手(ニュージーランド)は言わずもがな実績のある実力者で今シーズンもそれぞれ1勝をあげ安定して上位で活躍しています。
さらに今シーズン優勝こそないものの安定して上位フィニッシュしている世界ランキング7位のレキシー・トンプソン選手(アメリカ)、今シーズン1勝で勢いのある世界ランキング5位のアタヤ・ティティクル選手(タイ)あたりもマークしておきたい選手です。
近年は韓国勢の勢いが以前ほどではないため、より多くの選手に優勝のチャンスがあるともいえる今回の全米女子オープンゴルフ2022ですが、うまく調子のピークを合わせてきた選手が勝つように思います。
優勝候補として名前をあげなかった日本人選手にも十分にチャンスがあるともいえます。
※世界ランキングなどは2022年6月1日時点のものです。
全米女子オープンゴルフ2022の優勝候補
本命:ミンジー・リー(オーストラリア)、畑岡奈紗(日本)
対抗A:コ・ジンヨン(韓国)、リディア・コ(ニュージーランド)
対抗B:レキシー・トンプソン(アメリカ)、アタヤ・ティティクル(タイ)、渋野日向子(日本)
LPGAツアー2022シーズンの優勝者
バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー(5/25〜29日):チ・ウンヒ(韓国)
コグニザント・ファウンダーズカップ(5/12〜15):ミンジー・リー(オーストラリア)
パロス・ベルデス選手権(4/28〜5/1):マリナ・アレックス(アメリカ)
DIOインプラントLAオープン(4/21〜24):畑岡奈紗(日本)
ロッテ選手権(4/13〜16):キム・ヒョージュ(韓国)
シェブロン選手権(3/31~4/3):ジェニファー・カプチョ(アメリカ)
JTBCクラシック(3/24~27):アタヤ・ティティクル(タイ)
ホンダLPGAタイランド(3/10~13):ナンナ・コルツ・マドセン(デンマーク)
HSBC女子世界選手権(3/3~6):コ・ジンヨン(韓国)
LPGAドライブオン選手権(2/3~5):レオナ・マグワイア(アイルランド)
ゲインブリッジLPGA(1/27~30):リディア・コ(ニュージーランド)
ダイヤモンドリゾートトーナメントオブチャンピオンズ(1/20~23):ダニエル・カン(アメリカ)
全米女子オープンゴルフ2022の日本人出場選手
全米女子オープンゴルフ2022には、15名の日本人選手が出場を予定しています。
日本人出場選手では連覇を狙う笹生優花選手をはじめ、前年2021年大会で笹生優花選手とプレーオフを戦った畑岡奈紗選手、4月のメジャー初戦・シェブロン選手権で一時トップに立った渋野日向子選手など有力選手が多数出場します。
以前と比較してかなり層が厚くなった印象があるのは間違いないところで、日本人選手の中から優勝者が出てもまったく驚かない時代になったといえるでしょう。
全米女子オープンゴルフ2022日本人出場選手は、以下の通りです。
全米女子オープンゴルフ2022の出場資格を有する日本人選手
笹生優花、畑岡奈紗、渋野日向子、古江彩佳、西郷真央、西村優菜、小祝さくら、上田桃子、鈴木愛、濱田茉優、識西諭里、高木優奈、早川夏未、@伊藤二花、@馬場咲希
※出場選手は変更になる場合があります。(@:アマチュア選手)
畑岡奈紗・渋野日向子の全米女子オープンゴルフの過去の成績
日本人出場選手の中でも今シーズンの調子からみて、優勝候補として特にあげたいのが畑岡奈紗選手と渋野日向子選手です。
両選手の過去の全米女子オープンゴルフの成績をみると、畑岡奈紗選手は前年2021年大会でプレーオフまで残り惜敗、今シーズンも1勝をあげ好調を維持しています。
一方の渋野日向子選手も前年2021年大会こそ予選落ちを喫しているものの、2020年には3日目を終えてトップで最終日を最終組でラウンドして4位に入っています。
大舞台に強く調子を上げているだけに波に乗れれば一気に駆け抜ける可能性を秘めています。
畑岡奈紗選手と渋野日向子選手の全米女子オープンゴルフの過去の成績は、以下の通りです。
畑岡奈紗の過去の全米女子オープンゴルフ成績
2021年 2位(プレーオフ)
2020年 23位
2019年 予選落ち
2018年 10位
渋野日向子の過去の全米女子オープンゴルフ成績
2021年 予選落ち
2020年 4位
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全米女子オープンゴルフ2022の優勝予想と日本人出場選手~まとめ
今回は、全米女子オープンゴルフ2022の優勝予想と日本人出場選手などについて見てきました。
全米女子オープンゴルフ2022の優勝予想は、本命がミンジー・リー選手(オーストラリア)と畑岡奈紗選手(日本)、対抗がコ・ジンヨン選手(韓国)とリディア・コ選手(ニュージーランド)の両実力者、さらに安定して上位フィニッシュしているレキシー・トンプソン選手(アメリカ)とアタヤ・ティティクル選手(タイ)、メジャーに強い渋野日向子選手らが優勝争いに絡むと予想します。
全米女子オープンゴルフ2022の日本人出場選手は未確定ですが、15名の日本人選手が出場を予定しています。
戦国時代に突入したLPGAツアーで、より多くの選手に優勝のチャンスがあるといえます。
うまく調子のピークを合わせることに成功すれば、再び日本人選手の優勝が見られる可能性も大いに期待できるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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