リオデジャネイロオリンピックに続いて、東京オリンピックでもゴルフが正式種目として開催されることが決まり日本に世界のトッププロが集結することになりました。
オリンピックの代表選手に選ばれることはゴルフに限らず、あらゆるアスリートにとって名誉なことですが特に自国開催となれば代表選手になりたいという思いはより強いでしょう。
しかし、出場資格には各国に人数制限が設けられたり通常のトーナメントとは違った条件となります。
東京オリンピック男子ゴルフの日本代表と出場資格、注目選手はどうなっているのでしょうか?
今回は、東京オリンピック男子ゴルフの日本代表と出場資格、注目選手などについて見ていきます。
東京オリンピック男子ゴルフの日本代表
注目の東京オリンピック男子ゴルフの日本代表選手は、松山英樹選手と星野陸也選手の2名に決定しました。
松山英樹選手はオリンピックランキング上位60名、星野陸也選手は開催国最上位1名の枠での出場となります。
ちなみに、前回のリオデジャネイロオリンピックでは池田勇太選手と片山晋呉選手が出場しています。
東京オリンピック男子ゴルフの日本代表選手など概要は、以下の通りです。
東京オリンピック男子ゴルフの日本代表選手など概要
開催日程
2021年7月29日(木)~8月1日(日)
会場(開催コース)
霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)
男子ゴルフの日本代表選手
松山英樹、星野陸也
東京オリンピック男子ゴルフの出場資格
東京オリンピック男子ゴルフの出場資格は、国際ゴルフ連盟(IGF)が定めたオリンピックランキングをもとに決定されます。
このオリンピックランキングは、男子はオフィシャル世界ゴルフランキングをもとに算出され、男子ゴルフの出場資格は2021年6月21日時点でのオリンピックランキングの上位60名の選手に与えられます。
この出場資格に加えて、下記の条件があります。
東京オリンピック男子ゴルフの出場資格
・世界ランキング1位〜15位以内の選手は1カ国4名まで
・世界ランキング15位以下は1カ国2名まで
・上記以外に、開催国は1名の枠(最上位者)
・5大陸(アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)ごとに各1名の出場枠(最上位者)
東京オリンピック男子ゴルフのオリンピックランキングのポイント対象期間
男子:2018年7月1日~2021年6月21日
アメリカ代表のみ「世界ランキング1位〜15位以内の選手は1カ国4名まで」の出場資格で、最多の4名の代表選手が出場することになりました。
東京オリンピック男子ゴルフの注目選手
続いて、東京オリンピック男子ゴルフの注目選手を見ていきましょう。
注目選手としてあげたいのが、コリン・モリカワ選手(アメリカ)とジョン・ラーム選手(スペイン)、そして日本代表の松山英樹選手の3名です。
追記
ジョン・ラーム選手は新型コロナウイルス陽性のため欠場となりました。
3選手とも2021年のメジャー大会優勝者ですが、特にコリン・モリカワ選手とジョン・ラーム選手は好調を維持して東京オリンピックに乗り込んできます。
まずコリン・モリカワ選手は2019年にプロ転向すると翌年2020年の全米プロゴルフ選手権でメジャー初優勝、先月6月の全米オープンで4位、そしてこの7月に開催された全英オープンで優勝し早くもメジャー2勝目をあげ、いま最も勢いのある若手選手といっていいでしょう。
世界ランキングもアメリカ代表選手中、最高位の3位に位置しています。
ジョン・ラーム選手の世界ランキングはさらに上位の1位で、平均ストロークも1位、先月6月の全米オープンでメジャー初優勝を飾るとこの7月の全英オープンで3位と現在最強のゴルファーといっても過言ではありません。
そして最後に日本期待のエース・松山英樹選手です。
4月のマスターズで日本男子ゴルフ悲願のメジャー初優勝を果たしましたが、新型コロナウイルスに感染し全英オープンなど数試合を欠場し東京オリンピックはぶっつけ本番となります。
しかし、自国開催にかける思いは強く、日の丸の期待を背負って必ずや金メダル争いを演じてくれることでしょう。
また、高温多湿の夏の東京での開催ということで、この時期のアジアでのプレーの少ない欧米選手に比べて地の利もあることも案外、松山選手に有利に働く可能性もあります。
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東京オリンピック男子ゴルフの出場選手
日本:松山英樹、星野陸也
アメリカ:コリン・モリカワ、ジャスティン・トーマス、ザンダー・シャウフェレ、ブライソン・デシャンボー、パトリック・リード
スペイン:ジョン・ラーム、アドリ・アーナス
アイルランド:ローリー・マキロイ、シェーン・ローリー
ノルウェー:ビクトル・ホブラン、クリスティアン.K.ヨハネッセン
イギリス:ポール・ケーシー、トミー・フリートウッド
メキシコ:アブラム・アンセル、カルロス・オルティス
韓国:イム・ソンジェ、キム・シウー
オーストラリア:キャメロン・スミス、マーク・リーシュマン
チリ:ホアキン・ニーマン、ミト・ペレイラ
カナダ:コーリー・コナーズ、マッケンジー・ヒューズ
フランス:アントワン・ロズナー、ロマン・ランガスク
南アフリカ:ガリック・ヒーゴ、クリスティアン・ベゾイデンハウト
イタリア:グイド・ミグリオッティ、フランチェスコ・モリナリ
ベルギー:トーマス・デトリー、トーマス・ピータース
スウェーデン:アレックス・ノレン、ヘンリック・ノルランデル
フィンランド:カル・サモーア、サミ・バリマキ
オーストリア:マティアス・シュワブ、セップ・ストラカ
デンマーク:ラスムス・ホイゴー、ヨアキム・ハンセン
タイ:ジャズ・ジェーンワタナノンド、ガン・チャルングン
ドイツ:マキシミリアン・キーファー、ハーリー・ロング
中国:カール・ヤン、呉阿順
コロンビア:セバスチャン・ムニョス
ベネズエラ:ジョナサン・ベガス
スロバキア:ローリー・サバティーニ
ニュージーランド:ライアン・フォックス
台湾:C.T.パン
ポーランド:アドリアン・メロンク
フィリピン:ジュビック・パグンサン
チェコ:オンドジェイ・リーザー
ジンバブエ:スコット・ビンセント
パラグアイ:ファブリシオ・サノッティ
プエルトリコ:ラファエル・カンポス
マレーシア:ガビン・グリーン
インド:アニルバン・ラヒリ、ウダヤン・マネ
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東京オリンピック男子ゴルフの日本代表~まとめ
今回は、東京オリンピック男子ゴルフの日本代表と出場資格、注目選手などについて見てきました。
東京オリンピック男子ゴルフの出場資格はオリンピックランキングの上位60名で1か国2名までが基本ですが、その他にも開催国1名の枠や世界ランキング1位〜15位以内の選手は1カ国4名まで出場できる、などの特例があります。
日本代表選手は松山英樹選手と星野陸也選手の2名で、メダルの最有力候補ともいえる注目選手にはコリン・モリカワ選手(アメリカ)、ジョン・ラーム選手(スペイン)、松山英樹選手(日本)の3名をあげたいと思います。
追記
ジョン・ラーム選手は新型コロナウイルス陽性のため欠場となりました。
松山英樹選手と星野陸也選手には是非とも金メダルなど、メダル獲得に向けて頑張ってもらいたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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