アメリカ男子プロゴルフツアーのメジャー第2戦となる全米プロゴルフ選手権2022が、5月19日(木)からアメリカ・オクラホマ州のサザンヒルズCCで開催されます。
実力者がひしめき合うPGAツアーだけに優勝予想も難しいですが、松山英樹選手は過去に何度か優勝争いに加わり優勝まであと一歩まで迫っているだけに大きな期待がかかります。
松山英樹選手以外の日本人選手も日本ツアーから上位進出をめざしてエントリーしています。
はたしてどんな優勝争いが展開されるでしょうか?
今回は、全米プロゴルフ選手権2022の優勝予想や日本人出場選手、松山英樹選手の過去の成績などを見ていきます。
全米プロゴルフ選手権2022の優勝予想
最近のPGAツアーの優勝者などから全米プロゴルフ選手権2022の優勝予想をしてみたいと思います。
2022年年明けからマスターズまでは世界ランキング上位のビッグネームの優勝が少ない傾向がありましたが、マスターズ以降は打って変わって実力者の優勝が相次いでいます。
なので、全米プロゴルフ選手権2022の優勝争いはかなりの混戦になることが予想されます。
そんな中で優勝候補本命は、スコッティ・シェフラー(アメリカ)とジョン・ラーム(スペイン)の2選手があげられます。
世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーはマスターズを含んで今シーズン4勝と絶好調、世界ランキング2位で昨年の全米オープンを制したジョン・ラームもメキシコオープンで優勝し調子を上げています。
対抗する有力選手としては、まずパトリック・カントレー(アメリカ)とジョーダン・スピース(アメリカ)をあげたいと思います。
世界ランキング5位で2020-2021年間王者のパトリック・カントレーはダブルス戦ながらチューリッヒクラシックで優勝、メジャー3勝のジョーダン・スピースもRBCヘリテージで優勝と実力を発揮し始めています。
さらに世界ランキング4位で今シーズン2勝のキャメロン・スミス(オーストラリア)、優勝こそないものの世界ランキング3位のコリン・モリカワ(アメリカ)と世界ランキング7位のローリー・マキロイ(北アイルランド)らが追います。
日本の松山英樹選手も本来ならば優勝候補としてあげられるところですが、肩首痛の回復が条件となるでしょう。
フィル・ミケルソン(アメリカ)とタイガー・ウッズ(アメリカ)のビッグ2もエントリーしていますが、フィル・ミケルソンは4か月もの長期間ツアーから遠ざかっていますし、タイガー・ウッズも事故の影響が気になります。(※その後フィル・ミケルソンは欠場となりました)
いずれにしても優勝候補本命も対抗も実力者ばかりなので、全米プロゴルフ選手権2022の優勝争いは混戦になることが予想されます。
※世界ランキングなどは2022年5月16日時点のものです。
全米プロゴルフ選手権2022の優勝候補
本命:スコッティ・シェフラー(アメリカ)、ジョン・ラーム(スペイン)
対抗A:パトリック・カントレー(アメリカ)、ジョーダン・スピース(アメリカ)
対抗B:キャメロン・スミス(オーストラリア)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、コリン・モリカワ(アメリカ)
PGAツアー3月以降の優勝者
AT&Tバイロン・ネルソン(5/12~15):イ・キョンフン(韓国)
ウェルズファーゴ選手権(5/5~8):マックス・ホーマ(アメリカ)
メキシコオープン(4/28~5/1):ジョン・ラーム(スペイン)
チューリッヒクラシック(4/21~24):ザンダー・シャウフェレ&パトリック・カントレー(アメリカ)
※ダブルス戦(フォアサム)
RBCヘリテージ(4/14~17):ジョーダン・スピース(アメリカ)
マスターズ(4/7~10):スコッティ・シェフラー(アメリカ)
バレロテキサスオープン(3/31~4/23):J.J.スポーン(アメリカ)
WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー(3/23~27):スコッティ・シェフラー(アメリカ)
バルスパー選手権(3/17~20):サム・バーンズ(アメリカ)
ザ・プレーヤーズ選手権(3/10~13):キャメロン・スミス(オーストラリア)
アーノルド・パーマー招待(3/3~6):スコッティ・シェフラー(アメリカ)
全米プロゴルフ選手権2022の日本人出場選手
全米プロゴルフ選手権2022の日本人出場選手は、松山英樹選手、金谷拓実選手、星野陸也選手、木下稜介選手、稲森佑貴選手、香妻陣一朗選手の6名です。
日本人出場選手の中では、過去の実績から松山英樹選手が優勝候補最右翼なのは間違いないところです。
しかし、首・肩痛がどこまで回復しているのかが気になります。
3月上旬のプレーヤーズ選手権で棄権し、4月のマスターズには出場したもののマスターズ以来ツアーへの出場はなくツアーへの復帰は全米プロゴルフ選手権2022直前の「AT&Tバイロン・ネルソン」の予定です。
全米プロゴルフ選手権2022には間に合わせてくるとは思いますが、コンディションとともに実戦不足は気になるところです。
全米プロゴルフ選手権2022の日本人出場選手は、以下の通りです。
全米プロゴルフ選手権2022の日本人出場選手
松山英樹
金谷拓実
星野陸也
木下稜介
稲森佑貴
香妻陣一朗
松山英樹の全米プロゴルフ選手権の過去の成績
松山英樹選手はこれまで全米プロゴルフ選手権に9回出場し、予選落ちはなく最高成績は2016年の4位です。
過去の全米プロゴルフ選手権では度々優勝争いを演じ、2017年には最終日に一時は単独トップに立ち、あわや優勝かという場面もありました。
このように全米プロゴルフ選手権は松山英樹選手にとってはメジャー大会の中でも相性のいい大会で、コンディション次第では十分に優勝のチャンスがあります。
松山英樹選手の全米プロゴルフ選手権の過去の成績は、以下の通りです。
松山英樹の全米プロゴルフ選手権の過去の成績
2021年:23位タイ(キアワアイランドゴルフリゾート・オーシャンコース)
2020年:22位タイ(TPCハーディングパーク)
2019年:16位タイ(ベスページ・ブラックコース)
2018年:35位タイ(ベルリーブ・カントリークラブ)
2017年:5位タイ(クエイル・ホロー・クラブ)
2016年:4位タイ(バルタスロール・ゴルフクラブ)
2015年:37位タイ(ウィスリング・ストレイツ)
2014年:35位タイ(バルハラ・ゴルフクラブ)
2013年:19位タイ(オークヒル・カントリークラブ)
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全米プロゴルフ選手権2022の優勝予想~まとめ
今回は、全米プロゴルフ選手権2022の優勝予想や日本人出場選手、松山英樹選手の過去の成績などを見てきました。
全米プロゴルフ選手権2022の優勝予想では、本命がスコッティ・シェフラー(アメリカ)とジョン・ラーム(スペイン)、対抗する有力選手はパトリック・カントレー(アメリカ)とジョーダン・スピース(アメリカ)、さらにキャメロン・スミス(オーストラリア)、コリン・モリカワ(アメリカ)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)らが追う混戦になるとみます。
日本人出場選手は松山英樹選手、金谷拓実選手、星野陸也選手、木下稜介選手、稲森佑貴選手、香妻陣一朗選手の6名の予定です。
松山英樹選手にとって全米プロゴルフ選手権は最高成績4位(2016年)で予選落ちの経験がない相性のいい大会なので、コンディション次第で優勝の期待がかかります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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