2018年プロテストに合格して今年2019年からツアーに参加している渋野日向子選手ですが、サロンパスカップ2019でツアー初優勝を飾り、その後も優勝を重ね、ルーキーイヤーで早くも2勝をあげています。
黄金世代といわれる選手のひとりで、現在二十歳のゴルファーです。
そのキレのあるショットは定評のあるところですが、それを支える渋野日向子選手の14本のクラブセッティング2019最新版は、どんな感じなのでしょうか?
今回は、メジャー優勝を果たした渋野日向子のクラブセッティング2019最新版を見ていきたいと思います。
渋野日向子のクラブセッティング2019最新版
ややハンドダウン気味なアドレスから繰り出されるショットは力感も十分ですが、それもそのはず渋野日向子選手は野球とソフトボールのキャリアがあるそうです。
下半身も強そうですし、クラブセッティングはかなりのハードスペックなのかと予想しましたが、思いのほかやさしいスペックでした。
いつもニコニコした笑顔でラウンドし、サバサバした印象のある渋野日向子選手ですが、クラブセッティング2019最新版も実にシンプルです。
ドライバーからパターまで、すべてピンで統一されています。
クラブ契約がピンなのでしょうが、クラブセッティングがひとつのメーカーで統一されているのは珍しいのではないでしょうか。
では、詳しく見ていきましょう。
渋野日向子のドライバー2019
ピン:「G410 プラス」(10.5度)
シャフト:スピーダーエボリューション6(44.75インチ・フレックスSR)
ドライバーは、ピンの2019年3月発売の低・深重心によって実現した飛距離性能の高さが魅力のモデルを使用しています。
シャフトが長さ44.75インチ、フレックスSRというのは渋野日向子選手の身体能力を考えるとちょっと意外な感じがしました。
他にも鈴木愛選手や比嘉真美子選手などもこのドライバーを愛用しています。
渋野日向子のフェアウェイウッド2019
ピン:「G410 フェアウェイウッド LST」(3番14.5度)
シャフト:スピーダーエボリューション4(フレックスSR)
ピン:「G410 フェアウェイウッド」(5番17.5度)
シャフト:スピーダーエボリューション4(フレックスSR)
フェアウェイウッドは2本で、スプーンとクリークを入れています。
ドライバーからの流れの延長線上にあるという印象を受けますが、ロフト角はやや立ち気味でしょうか。
飛距離にこだわっているのかもしれませんね。
渋野日向子のユーティリティ2019
ピン:「G410 ハイブリッド」(3番19度・4番22度)
シャフト:ダイヤモンドスピーダーHB7(フレックスS)
ユーティリティもフェアウェイウッド同様、2本でやはりロフト角は少な目で少しでも飛距離を出したいという印象を受けます。
ユーティリティは、今やフェアウェイウッドとアイアンをつなぐ重要なクラブになっています。
ユーティリティの4番22度とアイアンの流れが少し気になるところではあります。
渋野日向子のアイアン2019
ピン:「i210 アイアン」(5番~PW)
シャフト:MCI80(フレックスR)
アイアンは5番アイアンからという流れで、シャフトはMCI80のフレックスRということで、やはりかなりやさしいスペックですね。
ロフト角は5番26度、PWで45度ということでユーティリティとウエッジとの飛距離の差が気になります。
渋野日向子のウエッジ2019
ピン:「グライド フォージド」(52度・58度)
シャフト:KBSツアー90(フレックスR)
ウエッジもやはりピンを使用していますが、PWのロフト角が45度で次のウエッジが52度ですから7度の開きがあります。
ここまで見ると渋野日向子選手のクラブセッティングは、全体的にショートゲームよりもロングゲームに重きを置いたクラブセッティングといえるでしょう。
渋野日向子のパター2019
ピン:「シグマ2 アンサー」
渋野日向子選手のアグレッシブなパッティングを支えるパターは、ピンです。
ピンといえば、ピンアンサーといわれたぐらいですから、驚くほどのことではありませんが、クラブセッティング14本すべてがピンというのはなかなかに珍しいのでは…?
渋野日向子の使用ボール2019
タイトリスト「プロ V1 ボール」
ボールのみピンではありません。
考えてみるとピンではボールは製造してませんから当然のことですが…。
タイトリストだと「プロ V1x ボール」がありますが、渋野日向子選手が使用している「プロ V1 ボール」の方が、打感は柔らかいという評判です。
渋野日向子のスイング
最後に渋野日向子選手のスイングを見ていきます。
渋野日向子選手は本来は右利きですが、ソフトボールでは右投げ左打ちでした。
なんでもゴルフは右打ちなので、バランスをとるためにソフトボールでは左打ちにしていたんだとか…。
アドレスを見てもわかるようにストロンググリップで両肘の強力な絞り込み、そしてハンドダウンが特徴です。
そして、アドレスの両脇の締めと前傾をキープしながらバックスイング~インパクト~フォローと緩まず一気に振り抜いていきます。
ダウンスイングでのタメ、大きなフォローと足腰や背筋の強さを感じさせる、思い切りのいい素晴らしいスイングですね。
ソフトボールや野球のキャリアも強く感じさせます。
ちなみに、スイング動画は渋野日向子選手自身が投稿したインスタグラムからのものです。
まとめ
今回は、メジャー優勝を果たした渋野日向子選手のクラブセッティング2019最新版を見てきました。
渋野日向子選手のクラブセッティング2019最新版は、実にシンプルで、ドライバーからパターまで、すべてピンで統一されています。
ショートゲームよりもロングゲームに重きを置いているが特徴で、攻撃的なゴルフを展開する渋野日向子選手らしいクラブセッティングといえるのではないでしょうか。
層の厚い黄金世代の中でも一歩抜きん出ている印象もある渋野日向子選手ですが、今後の活躍がさらに楽しみですね。
この記事が少しでもみなさんのお役に立てば、うれしいです。
※プロゴルファーは状況に応じて使用クラブを変えるため、実際使用するクラブセッティングは異なる場合があります。
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